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今回は一人暮らしの平均的な電気使用量や電気代が決まるしくみ、電気代を節約する方法をフィナンシャルプランナーの氏家さんに聞きました! 電気使用量を抑えたいと考えている人は、ぜひ一人暮らしの生活にいかしてみてください。
FP事務所ハートマネー代表。家計アドバイス歴16年。お金と仕事、生活時間のバランがとれた幸福度の高い家計づくりをサポート。家庭科教科書や金融機関のコンテンツ制作セミナー等を通じて金融教育を普及している。
https://www.heart-money.net/一人暮らしの電気代のアレコレを知ろう!
まずは電気代が決まる仕組みや一人暮らしの平均的な電気代などを知っておきましょう。
1ヶ月の平均電気代と電気使用量(kWh)
ちなみに、電気代には電気使用量(kWh)が深く関係しています。
kWh(キロワットアワー)とは、1kW(1,000w)の電力を1時間(h)使用したときの電気量です。一般的に、家庭の電気料金は「1kWhにつき○○円」という計算式で算出されます。
電気代が決まる仕組みは?
正確な電気代は、「電気料金=1)基本料金+2)電力量料金+3)再生可能エネルギー発電促進賦課金-4)口座振替割引」で計算できます。
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1)基本料金
基本料金はその月の電気の使用量に関わらず、毎月定額でかかる金額です。契約アンペアが大きいほどこの金額が高くなります。 契約アンペアとは、一度に流せる電流の量のことを指します。つまり、大きい契約アンペアなら、その分一度にたくさんの家電製品を使えるのです。一度にたくさんの家電製品を使うとブレーカーが落ちてしまうのは、契約しているアンペア数が小さいことが原因です。
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2)電力量料金
電力量料金は、その月の実際の電気の使用量に応じて決まります。 東京電力の一般的な家庭向け料金(従量電灯B)では、電力量料金は以下の3段階に設定されています。
- 120kWまでは1kWあたり19円88銭
- 120kW超~300kWまでは1kWあたり26円48銭
- 300kW超は1kwあたり30円57銭
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3)再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及によって電力を買取る制度ができました。その電力を買取る際に費用を国民の電気料金に上乗せしている料金です。料金は、単価×使用量で決まります。月々の電気使用量によって、再生可能エネルギ―発電促進賦課金は比例します。
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4)口座振替割引
電気代の支払いは、コンビニ払いやクレジットカード払いなど、支払い方法は多岐にわたります。少しでも電気代を抑えたいなら口座振替がおすすめ。口座振替にすると月額あたり55円が割引になります。
夏と冬の電気使用量の違いは?
大都市に住む単身世帯の季節ごとの、1ヶ月当たりの電気代の推移を見てみましょう。
2018年 | 2019年 | 2020年 | |
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1~3月 | 5,219円 | 5,492円 | 5,616円 |
4~6月 | 4,227円 | 4,223円 | 5,284円 |
7~9月 | 4,568円 | 3,741円 | 4,624円 |
10~12月 | 3,668円 | 4,140円 | 4,387円 |
表を見てわかるように、1月から3月の電気代は例年高めです。
電気料金は1ヶ月遅れで請求が来るため、家計に反映されるのは翌月から。1~3月の生活費=12~2月の電気料金と考えると、一番寒くエアコン利用が増える時期で、さらに年末年始で家にいる時間も長いためと考えられます。
出典:「家計調査結果」(総務省統計局)
主に電気使用量(kWh)をしめている家電はコレ!
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電気を消費する家電ベスト4
1位:冷蔵庫
2位:照明器具
3位:テレビ
4位:エアコン
電気代を節約する方法6選!
節約法1:契約アンペア数は低めに
節約法2:省エネ家電を使う
初期費用は高くても、長い目で見て省エネができる家電を選ぶことも重要です。
節約法3:エアコンの効率をあげる
冬場は床までのカーテンを掛けて外の冷気が入ってこないように、夏場はすだれなどを使って直射日光が部屋に差し込まないようにすると室温の上下を和らげてくれますよ。
また、扇風機やサーキュレーターと併用して空気をうまく循環させたり、エアコンの室外機を日陰に設置したり、エアコンのフィルターをこまめに掃除したりする方法も効果的です。
節約法4:部屋着の工夫
節約法5:ライフスタイルにあった料金プランを選ぶ
節約法6:電力会社を比較しよう
2016年に電力が小売全面自由化されたことにより、自由に電力会社を選べるようになりました。多くの電力会社があるので、複数の会社を比較することをおすすめします。
よりお得になる電力会社を見つけることも、一人暮らしの電気代を節約するポイントですよ◎
電気使用量に関するQ&A
オール電化にしたら電気代は安くなる?
ただし、在宅ワークが増えて昼間の在宅時間が増えれば、昼間に電気を多く使うのでそこまでお得ではない可能性も。また停電になったときには、調理も冷暖房もすべてストップしてしまうリスクもあります。
こうした点を踏まえると、電気とガスをセット契約してお得な料金で契約するほうがおすすめです。
契約する電力会社によって電気代って異なるの?
電気料金の比較サイトなどで、「一人暮らし」「住まいのエリア」「自分がよく電気を使う時間帯」などを入力して比較してみると、自分に合った会社、料金プランを選べるのでぜひ検索してみてください。