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マンションデベロッパー、不動産仲介、リフォーム業界などを経て、現在は自宅やオフィスの整理収納コンサルティングを行う。実務作業が主な活動で、引越し・模様替え・衣替え・事務所移転などでお困りの方のお宅にて片付け作業を実施。新築マンションやリノベーションなどの住宅関連企業様とのセミナー開催やコラムの執筆等も行っている。
一人暮らしはいつから準備を始めるべき? 引越しまでの流れ
【引越し2~4ヶ月前】一人暮らしの情報収集
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不動産屋さんに直接行く
インターネットで物件を探せますが、不動産屋さんに直接行くとインターネット上には掲載されていない物件や、非公開の物件を教えてもらえるケースがあります。また、不動産屋さんはその地域の特性をよく知っていて、周辺環境の情報を一緒に教えてもらえるので、初めての一人暮らしには安心です。
メリット
・自分の希望に沿って部屋を探してもらえる
・その場で物件に関する質問をできる
・地域の情報を知ることができる
・インターネット上には掲載されていない物件を紹介してもらえることもある
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インターネットで探す
全国の物件情報を手軽にアクセスできるのが、インターネットの最大のメリットです。大手物件検索サイトは掲載数も多く、リアルタイムで情報が更新されていきます。仕事の合間にサクッと検索できるのも便利なポイント。なかなか外出できない状況下でも、物件探しを続行できます。
メリット
・全国の物件情報を検索できる
・スキマ時間に物件探しができる
・リアルタイムで物件情報が更新される
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アプリで探す
部屋探しアプリには、プッシュ通知やチャット機能など、便利な機能が充実しています。特に、不動産屋さんと直接チャットでやりとりできる機能は画期的です。近年はWebカメラで内見できるサービスも登場! 気になる物件情報サイトがあれば、ぜひアプリをダウンロードしてみましょう。
メリット
・部屋探しをアプリで完結できる
・その場で物件に関する質問をできる
・直接不動産屋さんに行かなくてもチャットで相談できる
・内見もオンラインでできるので遠方からでも何件も見れる
「そもそも自分が住みたいのはどんな部屋だろう?」と思う人は、SNSで部屋やインテリアのイメージを見ておくのもおすすめ。人の暮らしをリアルに感じることで、自分が生活している様子もイメージしやすくなりますよ!
【引越し1~3ヶ月前】一人暮らしの部屋決定!
部屋選びの期間があまりとれなそうな場合は、住む地域が決定したらすぐ動けるようにどんな部屋に暮らしたいか事前に考えておき、物件検索をしておくのがおすすめです。
【引越し1ヶ月前】引越し業者決定
【引越し1週間前】引越し準備
ダンボールに詰める作業は最後、それまでに持っていくものと手放すものとをきちんと判別しておく作業は1ヶ月ぐらい前から始めてください。
時間がなくなってしまうと、ゴミを出そうと思ったら収集が終わっていた、ということもあります。1ヶ月前にはゴミ出しの日をチェックして、それに合わせて物の整理を行っていくことがおすすめです。
荷物の搬出が終わったら、自分も新居に向かいます。場合によっては荷物の到着が搬出と同じ日ではないことも。引越し業者はトラックで移動しますが、そのトラックに乗せてもらうことは法律上NGなので、移動手段を考えておきましょう。
【引越し当日】引越し対応・手続き
一方新居では、家具の配置を決め、梱包したダンボールや収納ケースなどに置く場所を記載したシールを貼っておくと引越業者も作業がスムーズにできます。さらに、搬入時に業者が物件に傷をつけないよう確認するのも大切です。
引越しに必要な身分証明書と書類
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必要な身分証明書
- 身分証明書(運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カードなど)
- 印鑑
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必要書類
- 住民票の写し(3ヶ月以内の発行)
- 連帯保証人に関する情報や書類
- 収入を証明できる書類
部屋を借りるときは、借主本人の収入状況や職業を大家に共有します。収入を証明するための書類として、源泉徴収票や課税証明書を準備しておきましょう。
引越しに必要な手続き
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転出届
「転出届」を出す場合は市役所や区役所、町役場で用紙をもらって提出しましょう。転出届はだいたい「転出(引越し)の14日前から受付」とされているので、引越しの2週間前が目安です。提出には身分証明書が必要なので、免許証や健康保険証を用意していきましょう。
転入届は引越しの仕上げともいえる手続きです。引越し後は荷ほどきや新生活の準備で大忙しですが、転入届の提出はお忘れなく! こちらも引越しの日から2週間以内に提出するようにしましょう。
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ライフラインの手続き
引越しの荷づくりや片付けで忙しい時期ですが、忘れず並行して進めるようにしましょう。
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各種書類の住所変更
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通信関係
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郵便局
初期費用は全部でいくらかかる?
引越し時に必要なもの・あると便利なもの
家具・家電・日用品は何をそろえたらいいの?
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家具
・ベッド(ふとん)
・テーブル
・収納家具
・カーテン
・ゴミ箱 -
家電
・冷蔵庫
・電子レンジ
・炊飯器
・洗濯機
・掃除機
・テレビ
・ドライヤー
・冷暖房器具 -
日用品
・タオル、バスタオル
・キッチン小物(スポンジ、洗剤、ふきんなど)
・調理道具(鍋、フライパン、包丁、まな板、お玉、しゃもじなど)
・食器(コップ、茶碗、皿など)
・バス用品(バスマット、石鹸、シャンプー、掃除用具など)
・洗面用品(歯ブラシ、歯磨き粉など)
・トイレ用品(トイレットペーパー、掃除用具など)
・洗濯用品(洗剤、洗濯物干し、ハンガーなど)
・爪切り
・ティッシュ
家具や家電、日用品は必要最低限のものさえ用意しておけば、あとは生活をスタートさせてからでもそろえてていくことができます。また、実際に住み始めてからのほうが部屋や自分の生活にピッタリなものを買うことができるのではないでしょうか。はじめから欲張ってあれもこれもそろえても結局使わない、あるいは使えないということもありますから、必要なものを必要なときにそろえていきましょう。
そろえておくと便利なもの
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そろえておくと便利なもの
・電気ケトル
・加湿器
・ワークデスク&椅子
・室内干し
・炊飯器 など
・コーヒーやお茶を日常的に飲む方なら電気ケトル
・部屋の乾燥が気になる人は加湿器
・リモートワークをしている方ならワークデスク&椅子 など
快適に過ごすためのアイテムは早めに準備しておきたいものですね。
また、室内物干しは洗濯物はもちろん、お風呂上がりにバスマットやタオルなどをかけられるのであると便利です。生活感が出てしまうアイテムなので慌てて購入しないのがポイント。ステンレスや木製など、部屋のインテリアに合う材質でそろえるのがおすすめです◎