目次
一人暮らしの準備というと部屋探しのイメージがありますが、もちろん重要なことではあるものの、それはファーストステップ。一人暮らしの準備は、部屋を決めること以外にもやることがたくさんあるんです。一人暮らしを始めるまでに用意しておくことや引越し当日の流れを知って、しっかり準備を整えましょう。
初めての一人暮らし、いつから準備を始めるべき?
初めて一人暮らしをすることに決まったら、楽しみな反面、不安もありますよね。大学進学が決まって即部屋探しをスタート、引越しの準備……と慌ただしくなる時期でもあります。引越しするまでにやることを知り、しっかり準備しましょう。
【引越し1~3ヶ月前】一人暮らしの部屋決定!
まずは部屋探しです。部屋探しから引越しまでは、短い人でも1カ月、長ければ3カ月かかるといわれています。ただし、大学合格や配属先が決まってからの引越しとなると1カ月程度で決めなければいけなかったり、引越シーズンのため、人気な部屋は争奪戦になったりすることも。部屋選びの期間があまりとれなそうな場合は、住む地域が決定したらすぐ動けるようにどんな部屋に暮らしたいか事前に考えておき、物件検索をしておくのがおすすめです。
また、内見してから本契約までには書類をそろえたり入居審査を受けたりする必要があります。早い人は1週間程度で内見から契約まで進む人もいるようですが、だいたい2~3週間程度かかるのが一般的なようです。部屋が気に入ったからといってすぐに契約できるわけではないことは覚えておいてください。
また、内見してから本契約までには書類をそろえたり入居審査を受けたりする必要があります。早い人は1週間程度で内見から契約まで進む人もいるようですが、だいたい2~3週間程度かかるのが一般的なようです。部屋が気に入ったからといってすぐに契約できるわけではないことは覚えておいてください。
【引越し1ヶ月前】引越し業者決定
引越し業者は1カ月前までに決めておくのが理想です。引越しシーズンの3月や4月は混み合うので、物件探しと並行して決めるようにしましょう。「部屋が決まっていない状態で大丈夫?」と思うかもしれませんが、だいたいの引越しする先の地域や家具の数が決まっていれば、見積りを取ってもらえます。 エレベーターの有無で値段が変わってしまう場合もあるので、おおよそで考えておきましょう。
【引越し1週間前】引越し準備
持っていくものをダンボール箱につめて、ついでに不用品は処分しましょう。ダンボール箱は引越し業者のサービスでもらえることが多いです。目安としては引越しの1週間前から荷づくりをスタートしたいですね。
引越し当日、引越し業者が来るまでに荷造りをすべて終えて、自分もすぐ外出できるように身じたくもしておきます。荷物の搬出を手伝う必要はありませんが、引越し業者に荷物について質問されることもあるので、邪魔にならないように立ち会いましょう。
荷物の搬出が終わったら、自分も新居に向かいます。場合によっては荷物の到着が搬出と同じ日ではないことも。引越し業者はトラックで移動しますが、そのトラックに乗せてもらうことは法律上NGなので、移動手段も考えておいてください。
引越し当日、引越し業者が来るまでに荷造りをすべて終えて、自分もすぐ外出できるように身じたくもしておきます。荷物の搬出を手伝う必要はありませんが、引越し業者に荷物について質問されることもあるので、邪魔にならないように立ち会いましょう。
荷物の搬出が終わったら、自分も新居に向かいます。場合によっては荷物の到着が搬出と同じ日ではないことも。引越し業者はトラックで移動しますが、そのトラックに乗せてもらうことは法律上NGなので、移動手段も考えておいてください。
【引越し当日】引越し対応・手続き
当日は旧居からの荷物の搬出、新居への搬入・荷ほどき、ライフライン開通などの作業が続きます。まずは最低限、荷造りを終らせておくことはマスト。荷造りが終っていないと最悪の場合、引越し自体が後日になってしまうことも。また、業者と運び出す荷物のチェックと段取りを確認することも必須です。
一方新居では、家具の配置を決め、梱包したダンボールや収納ケースなどはあらかじめ移動先の部屋などを記載したシールを貼っておくと引越業者の方も作業がスムーズに行えます。さらに、搬入時に業者が物件に傷をつけないよう確認するのも大切です。
一方新居では、家具の配置を決め、梱包したダンボールや収納ケースなどはあらかじめ移動先の部屋などを記載したシールを貼っておくと引越業者の方も作業がスムーズに行えます。さらに、搬入時に業者が物件に傷をつけないよう確認するのも大切です。
実家を出るときに必要な身分証明書は?
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバー通知カード、もしくはマイナンバーカード
- 国民年金・国民健康保険
実家を出て一人暮らしをする場合、転出・転入手続き等の公的機関への手続きや、銀行口座やカード等の住所変更手続きなどで身分証明書が必要となる場面が多々あります。ですので、運転免許証やパスポート、マイナンバー通知カードなどの身分証明書類は転居先に持って行きましょう。なお、それら身分証明書の住所変更手続きも忘れずに!
必要な手続きは?
転出届・転入届の提出
市外や県外へ引越すときは、市役所で「転出届」を提出して住民票を移す必要があります。学生の場合は義務ではありませんが、移していないと運転免許の更新時に地元に戻る必要があったり、図書館などの公共機関が使えなかったりなどデメリットもあります。
「転出届」を出す場合は市役所や区役所、町役場で用紙をもらって提出しましょう。転出届はだいたい「転出(引越し)の14日前から受付」とされているので、引越しの2週間前が目安です。提出には身分証明書が必要なので、免許証や健康保険証を用意していきましょう。
転入届は引越しの仕上げともいえる手続きです。引越し後は荷ほどきや新生活の準備で大忙しですが、転入届の提出はお忘れなく! こちらも引越しの日から2週間以内に提出するようにしましょう。
「転出届」を出す場合は市役所や区役所、町役場で用紙をもらって提出しましょう。転出届はだいたい「転出(引越し)の14日前から受付」とされているので、引越しの2週間前が目安です。提出には身分証明書が必要なので、免許証や健康保険証を用意していきましょう。
転入届は引越しの仕上げともいえる手続きです。引越し後は荷ほどきや新生活の準備で大忙しですが、転入届の提出はお忘れなく! こちらも引越しの日から2週間以内に提出するようにしましょう。
ライフラインの手続き
電気・水道・ガスといったライフラインの準備もしなくてはなりません。電気や水道は連絡しただけで使えるようになることが多いですが、ガスの場合は開栓の立ち合いが必要なことも。引越しシーズンはガス会社との予定調整が難しい場合もあるので、部屋が決まったら早めに連絡すると安心です。
引越しの荷づくりや片付けで忙しい時期ですが、忘れず並行して進めるようにしましょう。
引越しの荷づくりや片付けで忙しい時期ですが、忘れず並行して進めるようにしましょう。
「初期費用」はどれくらい?
一人暮らしを始めるには、敷金礼金や前家賃、保険料などさまざまな費用(初期費用)が発生し、相場としては、家賃の6カ月分といわれています。さらに、家具や家電代、引越し代などたくさんの費用がかかります。時間があれば、自分の一人暮らしにとってなにが必要なのか、どのくらいのお金がかかるものなのか、お店に足を運んだり、インターネットで調べたりして計算しておくと良いでしょう。
家具・家電・日用品は何をそろえたらいいの?
家具・家電付きの物件でない限り、一人暮らしの家具・家電をそろえると、だいたい15万円程度かかるといわれています。最低限必要なものは以下です。
【家具】
- ベッド(ふとん)
- テーブル
- 収納家具
- カーテン
- ゴミ箱
【家電】
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 炊飯器
- 洗濯機
- 掃除機
- テレビ
- アイロン
- ドライヤー
- 冷暖房器具
【日用品】
- タオル・バスタオル
- キッチン小物(スポンジ、洗剤、ふきんなど)
- 調理道具(鍋、フライパン、包丁、まな板、お玉、しゃもじなど)
- 食器(コップ、茶碗、皿など)
- バス用品(バスマット、石鹸、シャンプー、掃除用具など)
- 洗面用品(歯ブラシ、歯磨き粉など)
- トイレ用品(トイレットペーパー、掃除用具など)
- 洗濯用品(洗剤、洗濯物干し、ハンガーなど)
- 爪切り
- ティッシュ
あくまで目安であり、これより少ない人も多い人もいるでしょう。
家具や家電、日用品は必要最低限のものさえ用意しておけば、あとは生活をスタートさせてからでもそろえていくことができますし、実際に住み始めてからの方が部屋や自分の生活にピッタリなものを買うことができるのではないでしょうか。はじめから欲張ってあれもこれもそろえても結局使わない、あるいは使えないということもありますから、必要なものを必要な時にそろえていけばよいでしょう。
家具や家電、日用品は必要最低限のものさえ用意しておけば、あとは生活をスタートさせてからでもそろえていくことができますし、実際に住み始めてからの方が部屋や自分の生活にピッタリなものを買うことができるのではないでしょうか。はじめから欲張ってあれもこれもそろえても結局使わない、あるいは使えないということもありますから、必要なものを必要な時にそろえていけばよいでしょう。
まとめ
初めての一人暮らしは、段取りや手続きなどわからないことがたくさんで不安ですよね。流れややることをきちんと知って、余裕をもって着実に準備しましょう!
監修:小林朗子
整理収納コンサルタント・一人暮らしアドバイザー
マンションデベロッパー、不動産仲介、リフォーム業界などを経て、現在は自宅やオフィスの整理収納コンサルティングを行う。実務作業が主な活動で、引越し・模様替え・衣替え・事務所移転などでお困りの方のお宅にて片付け作業を実施。新築マンションやリノベーションなどの住宅関連企業様とのセミナー開催やコラムの執筆等も行っている。