2021年08月17日 更新

一人暮らしに必要な準備や初期費用は? 引越しの流れからそろえるべきものまで解説!

初めての一人暮らしでワクワク……しかし、気を抜けないのが引越しまでの準備。お部屋探しや引越しに関する知識をしっかり身につけておきましょう。一人暮らしをするための情報収集の方法や引越しに必要な書類&手続き、初期費用の平均、準備しておきたい家具・家電・必需品など、新生活で困らないための情報をまとめてご紹介します。

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初めての一人暮らしでは、お部屋探しやインテリア、友達と過ごす日々を考えるとワクワクしますよね。しかし、そんな一人暮らしの意外な落とし穴が、引越し準備です。新生活で困らないよう、準備しておきたいことや必需品、おおよその初期費用をチェックしましょう!
監修:小林朗子 整理収納コンサルタント・一人暮らしアドバイザー

マンションデベロッパー、不動産仲介、リフォーム業界などを経て、現在は自宅やオフィスの整理収納コンサルティングを行う。実務作業が主な活動で、引越し・模様替え・衣替え・事務所移転などでお困りの方のお宅にて片付け作業を実施。新築マンションやリノベーションなどの住宅関連企業様とのセミナー開催やコラムの執筆等も行っている。

一人暮らしはいつから準備を始めるべき? 引越しまでの流れ

一人暮らしをすることが決まったら、楽しみな反面、不安もありますよね。大学進学が決まって即部屋探しをスタート、引越しの準備……と慌ただしくなる時期でもあります。引越しまでにするべきことを知り、しっかりと準備をしましょう。

【引越し2~4ヶ月前】一人暮らしの情報収集

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一人暮らしを始めるにあたり、最も時間を費やしやすいステップは「部屋探し」。物件を見つける方法は主に3つあります。
  • 不動産屋さんに直接行く

    インターネットで物件を探せますが、不動産屋さんに直接行くとインターネット上には掲載されていない物件や、非公開の物件を教えてもらえるケースがあります。また、不動産屋さんはその地域の特性をよく知っていて、周辺環境の情報を一緒に教えてもらえるので、初めての一人暮らしには安心です。

メリット

・自分の希望に沿って部屋を探してもらえる

・その場で物件に関する質問をできる

・地域の情報を知ることができる

・インターネット上には掲載されていない物件を紹介してもらえることもある

  • インターネットで探す

    全国の物件情報を手軽にアクセスできるのが、インターネットの最大のメリットです。大手物件検索サイトは掲載数も多く、リアルタイムで情報が更新されていきます。仕事の合間にサクッと検索できるのも便利なポイント。なかなか外出できない状況下でも、物件探しを続行できます。

メリット

・全国の物件情報を検索できる

・スキマ時間に物件探しができる

・リアルタイムで物件情報が更新される

  • アプリで探す

    部屋探しアプリには、プッシュ通知やチャット機能など、便利な機能が充実しています。特に、不動産屋さんと直接チャットでやりとりできる機能は画期的です。近年はWebカメラで内見できるサービスも登場! 気になる物件情報サイトがあれば、ぜひアプリをダウンロードしてみましょう。

メリット

・部屋探しをアプリで完結できる

・その場で物件に関する質問をできる

・直接不動産屋さんに行かなくてもチャットで相談できる

・内見もオンラインでできるので遠方からでも何件も見れる

小林さん

「そもそも自分が住みたいのはどんな部屋だろう?」と思う人は、SNSで部屋やインテリアのイメージを見ておくのもおすすめ。人の暮らしをリアルに感じることで、自分が生活している様子もイメージしやすくなりますよ!

【引越し1~3ヶ月前】一人暮らしの部屋決定!

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相談する不動産屋さんが2社程度決まったら、次は部屋探しです。部屋探しから引越しまでは、短い人でも1ヶ月、長ければ3ヶ月かかるといわれています。ただし、大学合格や配属先が決まってからの引越しとなると、1ヶ月程度で決めなければいけなかったり、引越シーズンのため、人気な部屋は争奪戦になったりすることも。
小林さん

部屋選びの期間があまりとれなそうな場合は、住む地域が決定したらすぐ動けるようにどんな部屋に暮らしたいか事前に考えておき、物件検索をしておくのがおすすめです。

また、内見してから本契約までには書類をそろえたり入居審査を受けたりする必要があります。早い人は1週間程度で内見から契約まで進む人もいるようですが、だいたい2~3週間程度かかるのが一般的なようです。部屋が気に入ったからといって、すぐに契約できるわけではないことに注意しましょう。

【引越し1ヶ月前】引越し業者決定

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引越し業者は1ヶ月前までに決めておくのが理想。引越しシーズンの3月や4月は混み合うので、物件探しと並行して決めるようにしましょう。「部屋が決まっていない状態で大丈夫?」と思うかもしれませんが、だいたいの引越しする先の地域や家具の数が決まっていれば、見積りを取ってもらえます。 エレベーターの有無で値段が変わってしまう場合もあるので、おおよそで考えておきましょう。

【引越し1週間前】引越し準備

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持っていくものをダンボール箱につめ、ついでに必要なくなったものや手放すものは処分しましょう。ダンボール箱は引越し業者のサービスでもらえることが多いです。目安としては引越しの1週間前から荷造りをスタートできると◎
小林さん

ダンボールに詰める作業は最後、それまでに持っていくものと手放すものとをきちんと判別しておく作業は1ヶ月ぐらい前から始めてください。
時間がなくなってしまうと、ゴミを出そうと思ったら収集が終わっていた、ということもあります。1ヶ月前にはゴミ出しの日をチェックして、それに合わせて物の整理を行っていくことがおすすめです。

引越し当日は、引越し業者が来るまでに荷造りをすべて終えて、自分もすぐ外出できるように身じたくもしておきます。荷物の搬出を手伝う必要はありませんが、引越し業者に荷物について質問されることもあるので、立ち会う必要があります。

荷物の搬出が終わったら、自分も新居に向かいます。場合によっては荷物の到着が搬出と同じ日ではないことも。引越し業者はトラックで移動しますが、そのトラックに乗せてもらうことは法律上NGなので、移動手段を考えておきましょう。

【引越し当日】引越し対応・手続き

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当日は旧居からの荷物の搬出、新居への搬入・荷ほどき、ライフライン開通などの作業が続きます。まずは最低限、荷造りを終らせておくことはマスト。荷造りが終っていないと最悪の場合、引越し自体が後日になってしまうことも。また、業者と運び出す荷物のチェックと段取りを確認することも必須です。
小林さん

一方新居では、家具の配置を決め、梱包したダンボールや収納ケースなどに置く場所を記載したシールを貼っておくと引越業者も作業がスムーズにできます。さらに、搬入時に業者が物件に傷をつけないよう確認するのも大切です。

引越しに必要な身分証明書と書類

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  • 必要な身分証明書

  • 身分証明書(運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カードなど)
  • 印鑑
実家を出て一人暮らしをする場合、身分証明書が必要となる場面が多々あります。たとえば、賃貸物件の契約時や公的機関への手続き、銀行口座やクレジットカード等の住所変更手続きなど。そのため、常に携帯して、いつでも提示できる状態にしておきましょう。必要書類の有効期限をチェックするのも忘れずに!
  • 必要書類

  • 住民票の写し(3ヶ月以内の発行)
  • 連帯保証人に関する情報や書類
  • 収入を証明できる書類
小林さん

部屋を借りるときは、借主本人の収入状況や職業を大家に共有します。収入を証明するための書類として、源泉徴収票や課税証明書を準備しておきましょう。

連帯保証人に関連する書類とは、住民票や印鑑証明書、保証人の収入を証明できる書類などがあげられます。学生だと収入がないため、収入を証明できる書類がないので、連帯保証人を求められることがあります。保証人による承諾書や保証人確約書が必要なケースもあるので事前に確認しておきましょう。

引越しに必要な手続き

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  • 転出届

市外や県外へ引越すときは、市役所で「転出届」を提出して住民票を移す必要があります。学生の場合は義務ではありませんが、移していないと運転免許の更新時に地元に戻る必要があったり、図書館などの公共機関が使えなかったりなどデメリットもあります。

「転出届」を出す場合は市役所や区役所、町役場で用紙をもらって提出しましょう。転出届はだいたい「転出(引越し)の14日前から受付」とされているので、引越しの2週間前が目安です。提出には身分証明書が必要なので、免許証や健康保険証を用意していきましょう。

転入届は引越しの仕上げともいえる手続きです。引越し後は荷ほどきや新生活の準備で大忙しですが、転入届の提出はお忘れなく! こちらも引越しの日から2週間以内に提出するようにしましょう。
  • ライフラインの手続き

電気・水道・ガスといったライフラインの準備もしなくてはなりません。電気や水道は連絡しただけで使えるようになることが多いですが、ガスの場合は開栓の立ち合いが必要なことも。引越しシーズンはガス会社との予定調整が難しい場合もあるので、部屋が決まったら早めに連絡すると安心です。
引越しの荷づくりや片付けで忙しい時期ですが、忘れず並行して進めるようにしましょう。
  • 各種書類の住所変更

運転免許証、マイナンバー、各種保険、年金手帳、銀行口座、クレジットカードなど、住所変更の申し出が必要な書類をチェックして、忘れずに手続きを済ませましょう。
  • 通信関係

携帯電話やインターネット回線・プロバイダの会社も、一般的に引越し手続きが必須です。地域によっては解約や新規契約が必要なケースもあります。
  • 郵便局

旧住所に届いた郵便物を新居へ転送してもらうために、郵便局に転居届を提出しましょう。転送可能期間は1年間です。インターネットでも転居届を申請できます。

初期費用は全部でいくらかかる?

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一人暮らしを始めるには、敷金礼金や前家賃、保険料などさまざまな費用(初期費用)が発生し、相場としては、家賃の6ヶ月分といわれています。時間があれば、自分の一人暮らしにとってなにが必要なのか、どのくらいのお金がかかるものなのか、お店に足を運んだり、インターネットで調べたりして計算しておくとよいでしょう。

引越し時に必要なもの・あると便利なもの

家具・家電・日用品は何をそろえたらいいの?

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家具・家電付きの物件でない限り、一人暮らしの家具・家電をそろえると、だいたい15万円程度かかるといわれています。最低限必要なものは以下です。
  • 家具

    ・ベッド(ふとん)
    ・テーブル
    ・収納家具
    ・カーテン
    ・ゴミ箱

  • 家電

    ・冷蔵庫
    ・電子レンジ
    ・炊飯器
    ・洗濯機
    ・掃除機
    ・テレビ
    ・ドライヤー
    ・冷暖房器具

  • 日用品

    ・タオル、バスタオル
    ・キッチン小物(スポンジ、洗剤、ふきんなど)
    ・調理道具(鍋、フライパン、包丁、まな板、お玉、しゃもじなど)
    ・食器(コップ、茶碗、皿など)
    ・バス用品(バスマット、石鹸、シャンプー、掃除用具など)
    ・洗面用品(歯ブラシ、歯磨き粉など)
    ・トイレ用品(トイレットペーパー、掃除用具など)
    ・洗濯用品(洗剤、洗濯物干し、ハンガーなど)
    ・爪切り
    ・ティッシュ

あくまで目安であり、これより少ない人も多い人もいるでしょう。
家具や家電、日用品は必要最低限のものさえ用意しておけば、あとは生活をスタートさせてからでもそろえてていくことができます。また、実際に住み始めてからのほうが部屋や自分の生活にピッタリなものを買うことができるのではないでしょうか。はじめから欲張ってあれもこれもそろえても結局使わない、あるいは使えないということもありますから、必要なものを必要なときにそろえていきましょう。

そろえておくと便利なもの

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  • そろえておくと便利なもの

    ・電気ケトル
    ・加湿器
    ・ワークデスク&椅子
    ・室内干し
    ・炊飯器 など

必須アイテムに続いて、一人暮らしの生活で「あると便利なもの」、また「アイデア次第で併用できるもの」をご紹介します。ポイントは普段の自分の生活スタイルから必要なものをイメージすること。
たとえば……
・コーヒーやお茶を日常的に飲む方なら電気ケトル
・部屋の乾燥が気になる人は加湿器
・リモートワークをしている方ならワークデスク&椅子 など

快適に過ごすためのアイテムは早めに準備しておきたいものですね。
小林さん

また、室内物干しは洗濯物はもちろん、お風呂上がりにバスマットやタオルなどをかけられるのであると便利です。生活感が出てしまうアイテムなので慌てて購入しないのがポイント。ステンレスや木製など、部屋のインテリアに合う材質でそろえるのがおすすめです◎

一方で、炊飯器などのキッチンアイテムは併用できるものが多数あります。たとえば最近では、電子レンジで簡単に炊飯できる便利グッズやご飯が炊けるランチボックスが話題です。鍋でお米を炊くという方法もあるため、自分の生活スタイルを考えて選んでみましょう! キッチンまわりは特にスペースが少ないので、家電やキッチングッズは用途が多いものを選ぶとよいでしょう。

一人暮らしの準備は余裕をもって進めよう

初めての一人暮らしは、段取りや手続きなどわからないことがたくさんで不安ですよね。流れややることをきちんと知って、余裕をもって着実に準備しましょう!

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