就活の進め方や常識は、志望の業界によってさまざま。人材業界に内定した半澤直希さんに、就活スーツ・グッズの選び方から身だしなみのポイント、人材業界の就活でスキルをアピールするコツ、同じ業界を目指す後輩へのアドバイスまで、気になる就活のあれこれについてズバッと答えてもらいました。
回答者:半澤直希さん/日本大学/人材業界内定
Q就活に使ったスーツは何着持っていましたか?
父親行きつけのスーツ店で入学式のときに購入した1着を就活でも使いました。
Q就活スーツを購入した時期は?
入学式の前です。
Q 就活スーツは何色を持っていましたか?
顔が明るく見えるようネイビーにしました。
父親がなじみのスーツ店で、店長にアドバイスをもらって選びました。絶対にチェックするべきなのは肩幅が合うかどうか。着たときに腕をいろんな角度に動かしてみて、つった感じがしたり背中にシワが入ったりしないかをチェックします。もし肩幅が合っていないと違和感を感じるはずです。がっしり見せたいかスマートに見せたいか、どんなシルエットがいいかのイメージを店員さんに伝えるといいと思います。
Q就活時のヘアスタイルで気をつけたことは?
前髪が目にかからないように気をつけていました。
Qよく使っていた身だしなみアイテムは?
小さめのヘアワックスは必ず持ち歩いていました。
昔から行きつけで仲よしの美容師さんに、印象よく見られる身だしなみの作り方を相談しました。僕のことをよく理解してくれている人なので、ヘアスタイルや笑顔の作り方、姿勢やしぐさ、さらには証明写真の写り方まで本気でアドバイスをしてくれ、とても参考になりました。自分のことって自分では意外と知らないんですよね。美容師さんは人の印象をアップさせるプロだから、相談してみるといいアドバイスがもらえると思います。客観的な意見を参考に身だしなみを整えるのがオススメです。
Q就活のために新たに用意したものは?
靴、カバン、腕時計の3つです。
Q就活用の革靴は何足持っていましたか?
1足だけなので、雨の日には手入れをして使っていました。
名刺入れを持っていればよかったと思います。就活中、名刺をいただく機会が数回あったのですが、いただいた名刺を入れるものがなくて困りました。まわりで名刺入れを持っている人は少ないので、スマートに名刺交換ができればちょっとプラスポイントになるかもしれないですね。ほかにはスケジュール帳も就活必携アイテムかな。僕は時間単位で予定を管理したいので大きめのスケジュール帳を持ち歩いていました。予定がすっきり見渡せると頭も整理されます。
Q所持している資格は?
「ファイナンシャルプランナー」と「心理学検定1級」です。
Q就活にどう活かせましたか?
「心理学検定1級」は自己アピールに活かせました。
僕は人とコミュニケーションを取ることが好きなので、学問的根拠も知った上でコミュニケーションスキルを磨きたいと思い心理学検定を取得しました。その資格を実生活でそのように役立てたかを伝え、自己アピールにつなげていきました。
たとえば「アルバイトの飲食店でみんなをまとめるために、まずみんなの話を一人ずつ聞き、どうしていくべきかを相手に考えてもらうと自主的に行動するようになってくれた」というようにエピソードを交えて話すと面接官もよく聞いてくれますよ。
Q証明写真、どこで撮った?
スピード写真機で撮りました。
Q証明写真は何枚使った?
5〜10枚くらいです。
Qズバリキレイに撮るポイントは?
撮ったあと誰かに見て意見をもらうこと。
僕はカメラマンもヘアメイクもいないスピード写真機で撮ったため、トータルでセルフプロデュースする必要がありました。もちろん、自分の写真が人にどういう印象を与えるか、的確に判断することはできません。そこで、撮った写真を親や先輩、友人、行きつけの美容師さんに見せてアドバイスをもらうようにしていました。そうして何度か撮り直すうちに、自分の見せ方がなんとなくわかるようになってくるので、面接にも活かせたと思います。
僕が思う面接の必勝法は、「話し方より聞き方が大事」ということ。あなたが上司なら、自分のアピールがうまい人と、人の話をよく聞くことができる人ならどちらと一緒に仕事がしたいと思いますか? 話の聞き方といっても、なかなか難しいんですよ。ただ相槌を打てばよいわけではなく、「ええ」「はい」「なるほど」そして発言のオウム返しなど、会話のシーンによってうまく使いわけるのが有効だと思います。ぜひ実践してみてください。
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Text: Eiko Murayama(vivace next)