2023年卒の就活スケジュールは、政府の主導により今までと同じスケジュールで動きます。
コロナ禍を経てインターネットを利用したオンライン説明会やインターンシップの受付をする企業も増えてきています。
情報収集に遅れを取らないように早めの準備を心がけましょう。
2023年卒の就活スケジュールの全体像について紹介します。
(画像引用:マイナビ2023 就活準備)
2023年卒の就活スケジュールは、これまでの就活と同様の流れになります。
となりますので、早い人は初夏の頃には内々定をもらっている可能性があるのです。
就活は情報収集などの事前準備が大切です。オンライン就活が増えてきているため、同期の様子を見ながらの情報収集では遅れをとってしまう可能性が高く、就活解禁前の自己分析期間も就活スケジュールに入れておく必要があるでしょう。
就活解禁前の自己分析期間も含めた、2023年卒の大まかなスケジュールを紹介します。
全体のスケジュールを把握することは、その場しのぎの対応を減らし、就活を長い目で見て対策を練っていくことにもつながります。
それぞれの段階について詳しく紹介します。
前年6月から2月末は、企業が本格的な募集をスタートする前の段階です。この時期は、主に自己分析や企業・業界研究を行います。サマーインターンシップ、オータム・ウィンターインターンシップもあるので、興味のある業界・企業へのインターンシップには積極的に参加しましょう。
自己分析とは、自分の長所や短所、興味について掘り下げる作業です。自己分析は、後に書く履歴書やES(エントリーシート)、面接で大きく役立ちます。就活を行う上で、「どのような業界に興味があるのか」「どういった仕事・職種に向いているのか」を測る指針にもなります。
これまでの人生を振り返り、自分の強みを見つけていきましょう。それから、具体的なエピソードを肉付けし、自己PRにつながる内容を掘り下げていきます。
企業・業界研究は、自分が興味を持った企業や業界について、さまざまな角度から分析します。
企業や業界の持つ独自の強み、課題点、社外活動などの特徴を把握していきます。この時期に、就活へのウォーミングアップを始めておくことが大切です。
インターンシップへの参加は、「自己分析」「企業分析」「業界分析」をある程度終えてからにしましょう。体は一つしかなく時間も有限です。参加できる企業の数には限りがあります。
インターンシップは、
に注目しながら活動します。
インターンシップでの就業体験を体を使った自己分析として使うことで、自分や業界の理解が深まりますよ。
3月から5月末は各企業から募集要項が発表され、本格的な就活がスタートする時期です。
の3つを同時にこなす必要があります。エントリーや会社説明会が複数重なるこの時期が、就活で最も忙しい時期です。自己分析や企業研究が疎かだったりすると、人一倍苦労することになりますので注意しましょう。
興味がある企業はまずエントリーしておきましょう。エントリーしていないと、会社説明会の連絡やESを入手できない可能性もあります。気が付いたら募集が終了していた……ということにならないよう、まずはエントリーしておくことが大切です。
会社説明会は、企業の人と直接話をできるという点で有益です。インターネットにはない情報を得られるように、頑張ってみましょう。
希望する企業に同じ大学の卒業生が居る場合は、OB・OG訪問を行う方法もあります。OB・OG訪問は、企業に勤める人の生の声・情報を得る方法の一つです。
エントリーシートは、就職課などで添削をしてもらいながら、独自性のあるものを完成させましょう。
エントリーした企業が多いからといって、他企業のエントリーシートをコピーして提出することのないように注意したいですね。
エントリーシートの提出が終わり、6月に入ると就活のフェーズが筆記試験や面接に移ります。
筆記試験のピークは、4月から5月下旬にかけてになる場合が多いです。また、面接は複数回実施されるのが普通。最終面接が終わる頃には秋が近づいていることもあります。
筆記試験では、漢字の読み書きや計算を行う企業や、SPI(適性検査)を行う企業があります。市販されている問題集などを購入し、目を通しておくといいでしょう。
面接は、立場が異なる人々が面接官となり、会社との適性を判断していきます。
面接では、基本的なこと以外に、想像外の質問が飛び出すこともありますが、まずは基本的な質問に答えることができるように対策を進めましょう。
早い企業では6月から内々定が出ます。内定と内々定の違いですが、
これは、多くの企業が経団連(日本経済団体連合会)の「採用選考に関する指針」に沿い、正式な内定日を10月1日以降としているためです。
この時期に複数の企業を並行して受けている場合、スケジュールの管理が重要になります。
面接の日程が重複した場合、企業と調整を行う必要もあるでしょう。複数の会社から内々定が出た場合は、辞退の連絡も必要となります。
この時期になると、企業と直接やりとりを行う機会が増えるため、余裕のあるスケジュール管理や、適切なマナーを心掛けることが求められます。
ここまで紹介してきた就活の流れは、経団連に加盟している企業の場合のスケジュールです。
経団連に加盟していない企業に応募する場合は、紹介した流れに沿わない可能性もあります。各企業の採用情報を継続的にチェックしましょう。
経団連非加盟企業の就活の流れにはこのようなものもあります。
経団連の就活解禁前には内定を出してしまい、優秀な就活生を取り込む会社もあります。業界・企業分析の段階で、前年までの採用の傾向を収集しておきましょう。
このような流れで新卒採用を行う企業には
などがあります。
アルバイトの応募とは違い、就活では初めて経験することが数多くあります。オンライン上での対応も増えてきている昨今、どうすればいいのか戸惑うシーンも多々あるでしょう。
全体のスケジュールをつかむことで何をすべきかが明確になり、時期ごとに合わせた対策をとることが可能になります。
まずは自分ができること、すべきことを考え、就活の一歩を踏み出しましょう。