教員採用試験で印象に残る志望動機の書き方【例文&解説つき】

教員採用試験で印象に残る志望動機の書き方【例文&解説つき】

2018/05/21

志望動機

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試験官が見ている教員の志望動機のポイント5つ

試験官が見ている教員の志望動機

試験官が志望動機を聞くとき、特に注目しているポイント5つをご紹介していきます。

1.指導力はあるか
まずは教員という仕事において何よりも大切になってくる指導力。もちろん勉強を教えるときにも発揮されますが、集中力がなくなった生徒をどう引きつけるかにも指導力が役立ちます。
道徳心に気づかせるとき、人と仲良くするコミュニケーション能力を鍛えるときなど、あらゆる場面で発揮される力ですので、欠かせない要素と言えます。すべての教科を教える小学校の教員はもちろん、中学校・高校の教員にとっても非常に重要な項目です。

2.教員という仕事への理解度が高いか
教員という仕事は通常の授業やテストの準備・対応だけでなく、運動会などの年間イベントの運営・準備、保護者への対応、学校組織のサラリーマンとしての役割、部活動の顧問など多岐にわたります。その業務量の多さが問題になるほどやることが多いのです。
また、教師へのいじめ、生徒同士のいじめ問題、不登校、暴力など、なかなか解決の糸口が見つかりづらい問題も存在しています。さらにモンスターペアレントの問題もあります。最近では共働きが多く、子どもの生活面での教育を学校にしてもらうのが当たり前と考えている親御さんも多いため、そちらの対応も忙しくなっています。

ただでさえ業務量が多い中で、このようなさまざまな問題への対処も仕事になるわけですから、限られた時間の中で非常に苦労していることがうかがえます。単に教え方がうまいから教員になりたいという動機で入ってきて実際働いてみてから「こんなはずじゃなかった」となってしまう可能性も。学校側としても辞める教員を出さずに円滑に学校運営を進めるために、採用試験でこのようなことを見ているのです。

3.あなたの目指す教師像と学校の理想が合っているか
学校にはそれぞれ教育方針があり、理想とする教師像があります。あなたが試験を受けようとしている学校の教師像はどんな特徴を持っているでしょうか。また、あなた自身が思い描く理想の教師像とはどのようなものでしょうか。
その2つに共通点を見いだすようにしてみてください。両方の共通点が見つかったらそれをどのように実現するのか、次の2つの項目を参考に伝えてみてください。

4.あなたが実現したいことは教員でなければならないのか
教育関連の事業は教員以外にもいくつも存在しています。臨時採用の教員、塾講師、英会話の教師など、教員以外でも子どもたちに関わる方法があるのです。ではなぜあなたは教員という道を選んだのでしょうか。先程挙げた職種では実行できない価値を明確に伝えるようにしましょう。

5.具体的にどう行動を起こし、どのような指導をしてくれるのか

そして、教員になったら具体的に何を指導しようと考えていますか? 自分なりの解決法を提示できるようにしておきましょう。

志望動機で重視されるポイント5つについてご紹介しました。教師の仕事を理解し、具体的な段階まで働くイメージを持っていること、教育することにどれだけ熱意を持っているかを伝えることが重要です。ポイントを押さえながら自分に置き換えて考え、志望動機を作成してみてください。

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