就活をしていると、「風通しが良い職場」という文言をよく耳にしませんか。なんとなく心地よさそうでいい会社のイメージが湧いてきますが、具体的にはどんな環境を表しているのでしょうか。そこで、20〜30代の社会人のみなさんに、「風通しが良い」というのは実際どんな職場のことか、その感想・意見を聞いてみました。
▼こちらもチェック!
ドライな社風or社員の距離が近い社風、どっちの会社に入社したい? 大学生の本音は
・自分の意見を言えない環境では、仕事の効率が悪くてもそれを改善することができない。(男性/その他/39歳)
・自分の意見を自由に言えるということは、それだけストレスが溜まらない会社なのだと思う。(女性/医療・福祉/36歳)
・本音で言い合える人間関係が構築されていれば、上司、先輩、後輩の関係なしに付き合うことができる。(女性/その他/32歳)
・周囲の意見に同調して意見が言えない雰囲気の会社では、誤った方向に進みそうな時に意見具申ができず、商機を逃してしまう。会社が生き残り、発展していくためには、議論して多様な意見を取り込み、意思決定されなければならないが、風通しがよくない、自分の意見を言えない雰囲気の会社では、議論が起こり得ず危険性が増すと思う。(男性/運輸・倉庫/34歳)
・日常のコミュニケーションにしろ、重要な意思伝達にしろ、良好な人間関係があってこそ成り立つことだと思う。(男性/その他/34歳)
・自然にコミュニケーションが取れていると、自分の意見も言いやすいし、仕事も捗る。(男性/食品・飲料/37歳)
・話しやすい雰囲気でないと、困ったことやトラブルなどが起きた時、報告しづらくなる。(女性/建設・土木/36歳)
・人間関係が良ければ、大変な仕事であっても励まし合いや分担によって、一人だけに負担がかかることはないと思う。仕事が捗るかどうかは、職場の雰囲気に左右されることもある。女性/運輸・倉庫/26歳)
・人間関係が良ければ、コミュニケーションも円滑になり、情報共有しやすくなる。(女性/医療・福祉/36歳)
・自分が思っていることを発言しやすい上司だと、情報共有されやすくなる。些細なことでも情報を共有することが大事。(女性/その他/32歳)
・気分屋の上司は、その日の気分で話かけづらい。業務の進捗にも影響する。(男性/マスコミ・広告/31歳)
・上司がいい人じゃないと、メンバーのやる気がなくなり、雰囲気もどんよりする。(女性/医療・福祉/29歳)
・一番接する時間が長いのが上司だから。(男性/商社・卸/25歳)
・一人ひとりが優秀であっても、お互いのコミュニケーションが上手くいかなければ、組織として成り立たない。コミュニケーションが上手くいっていない職場は、離職率が高いはず。(女性/団体・公益/35歳)
・年功序列のどうしようもない世界と、有給を自由に取れない環境ではしんどくなる。(女性/学校・教育/25歳)
・周りを気にしすぎるあまり、自分が縮こまってしまうのは、健全ではない(男性/情報・IT/39歳)
・多様なアイディアや意見を前向きにとらえ、改善策に反映できることが重要だと思う。これはオープンな環境でないとできないこと。(男性/医療・福祉/37歳)
・怒鳴り散らす上司がいたり、へんな社風があると窮屈。(女性/通信/36歳)
社会人のみなさんの感想・ご意見は、いかがだったでしょうか。「風通し」を国語辞典で調べてみると、意味は「風がふきとおること」。会社でいえば、社員の上下関係がフラットで、お互いが意見を言い合える環境、遮るものがなく意思疎通や情報共有がうまくいっている状態のことを「風通しが良い」と言えそうです。まさに、社会人のみなさんの回答と合致しますね。
就活では、次のようなポイントをOB・OG訪問などで確認するといいでしょう。
・社員の上下関係はフラットか。
・社員が意見を言い合える環境か。
・コミュニケーションや情報共有が上手くいっているか。
・有給が取りやすいなど、働きやすい制度・環境が整っているか。
上記のポイントを参考にぜひ、「風通しの良い」会社選びに役立ててください。
[調査概要]
マイナビ学生の窓口調べ
調査時期:2020年11月
調査対象:20〜30代の社会人男女408人