就活中の学生が敏感に反応するのが「ブラック企業」というワード。これから働く会社がブラックだったりするのは避けたいと、事前にリサーチをする学生が増えています。ところで、「ブラック企業」とはどんな会社だと思っているのでしょうか、聞いてみました。
■残業が多い&残業代が出ない
・残業が多い(男性/学校・教育関連内定)
・「サービス残業」と称して残業手当を出さない企業(男性/食品・飲料内定)
・定時に帰れない雰囲気(男性/商社・卸内定)
・給与が業務に見合ってない(男性/不動産内定)
・低賃金で過酷労働(女性/小売店内定)
・薄給激務(女性/金融・証券内定)
・パワハラ、アルハラ、セクハラなどが多い会社(男性/機械・精密機器内定)
・法律的に違反してる会社(男性/団体・公益法人・官公庁内定)
・人間関係が悪い(女性/小売店内定)
・上司が横暴(女性/警備・メンテナンス内定)
・ボランティアに強制参加させられる。精神論が好きな会社(男性/団体・公益法人・官公庁内定)
・先輩社員からのあたりが強すぎる(男性/電機内定)
・離職率が高い(女性/団体・公益法人・官公庁内定)
・寝かせない(男性/学校・教育関連内定)
・過酷(男性/ホテル・旅行・アミューズメント内定)
・休日出勤が多い(女性/通信内定)
・休みが極端に少なく、かつ毎日のように残業がある(男性/情報・IT内定)
・休みが思うように取れない。強制的な残業が多い(男性/不動産内定)
・人間性がすり減り、キャリアを積めない(男性/情報・IT内定)
・少ない人数で実力以上のパフォーマンスを求める会社(女性/団体・公益法人・官公庁内定)
・社員を大切にしない(男性/運輸・倉庫内定)
・拘束時間が長い。スキルアップがほとんどできない(男性/情報・IT内定)
・社員を使い捨てにする(女性/学校・教育関連内定)
・働く社員の人格否定。福利厚生がよくない(女性/医療・福祉内定)
明らかにアウトなものがほとんどですが、「ブラックというほどでも……」というようなとらえ方をする方もいるかもしれません。
「ブラック企業」には、明確な定義はありませんし、人によってとらえ方もさまざまです。就職する前にすべてを見極めるのは難しいかもしれませんが、自分がこれから長く働く可能性のある会社。OB・OG訪問をしたり、採用担当者とあったりしながら、しっかり調べるようにしたいですね。
文●就活スタイル編集部
調査期間:2015年3月
アンケート:就活スタイル調べ
集計対象件数:内定者学生男女109人(インターネットログイン式アンケート)