初めてのことばかりの就活では、知らない単語やイベントがたくさんあるはず。そこで就活に頻出するキーワードをマイナビ編集長・三上隆次さんに解説してもらいました。就活のイロハをしっかり勉強しましょう! 今回のテーマは、「内定の法的拘束力いついて」です。
就職活動において「内定」は「始期付解約権留保付労働契約」と呼ばれる労働契約の一種で、正式な労働契約が成立したとみなされます。そのため、内定の取消は一般の解雇と同義であるとされます。
三上さん「たとえ口頭であっても、労働契約ですから、企業はこれを守らないといけません。内定取り消しをして裁判になれば、学生が犯罪を犯した、卒業できなかった等、よほどの正当な理由がない限り、学生が勝つことになるでしょう。それほど、内定は重いものです」
それでは、逆に学生が内定を辞退した場合はどうなるのでしょうか。
三上さん「内定辞退は法的に問題はありません。ただし、辞退を決めたらできるだけ早い段階でその会社の人事担当者に連絡をしましょう。また、連絡はメールではなく訪問、少なくとも電話をして口頭で断るのが最低限のマナーです」
文●イマーゴ