【豆知識】いいワインは「コアラの〇〇〇〇の味」に似ているって本当?
大学生でも20歳を超えるとお酒が飲めるようになりますね。なかにはワインが好きという人もいるかもしれません。「ワインのお味は?」と聞かれて「白桃のような」と答えている場面はよく見かけますよね。でも、ときには「コアラのおしっこのような……」なんて答えてみてもいいかもしれません。このちょっと汚い表現、実は間違ってないんです。もちろんワインが腐っているわけではありません。すべてのワイン、特に甘くフルーティーな香りのただようワインは、実はコアラのおしっこに似ているといえるのです。
ココナッツのような甘い香りのもとでもある「ワイン・ラクトーン(仏語ではウィスキー・ラクトーン)」。この成分はワインのほかにもウィスキーやブランデーなど樽で醸造されるお酒に含まれていて、これがあのオシャレな洋酒の気品ある香りを作りだしています。実はこれがコアラのおしっこの中からも検出されているのです。(ちなみにその事実自体の発見は1975年とずいぶん昔のこと。)
なぜそのようなことが起きるのかというと、コアラの食生活にその謎をとく鍵が隠されていました。樫から抽出される「ワイン・ラクトーン」はユーカリにも含まれているのです。だから論理的にいえば、コアラのおしっこはワインのようなほろ苦いココナッツの香りがすると言っても間違いではないのです。
とはいっても、まだ信じられないって? 万が一、自分の舌で試してみたいという勇気のある方がいらっしゃいましたら、自己責任でよろしくお願いしますね。
参考:http://www.slate.fr/story/102269/vin-gout-urine-koala