【人生を見つめ直したくなる1冊】伊坂幸太郎『死神の精度』が最多票!本好き大学生おすすめ8冊 ビブリオバトル風レクvol.4
こんにちは!出版甲子園実行委員会です。
今年も多くの新入生を迎え、出版甲子園実行委員会は「第22回出版甲子園決勝大会」に向けて本格的に活動をスタートしました。
まずは団体員同士の交流を深めるため、それぞれがCanvaで作成したスライドを使って、自分の"推し本"を紹介するビブリオバトル風のレクリエーションを開催しました。
ビブリオバトルとは、参加者がおすすめの本を持ち寄って紹介し合い、最後に「いちばん読んでみたい本」に投票する書評ゲームのこと。今回はその形式を参考にしながら、新入生たちがそれぞれの"推し本"をプレゼンし合いました。
今回は、そのレポート第4弾。戦争漫画や青春小説、SF、推し活をテーマにした小説まで、ジャンル豊かな8冊をご紹介します!
今回紹介する8冊はこちら!
それでは、団体員たちが熱く語った"推し本"を見ていきましょう!
1.『総員玉砕せよ!』
著:水木しげる(講談社文庫)
ニューブリテン島バイエンに到達した軍の、死と隣り合わせの日常から、敵襲、玉砕命令を描く実体験8割の物語。バイエンを死守する軍に残された道とは?
〈推しポイント〉
・リアリティのある戦争描写
・卓越した漫画表現力
2.『死神の精度』
著:伊坂幸太郎(文春文庫)
主人公・千葉は、死期が近づいた人間の元へ派遣され、「死」を実行するか「見送り」にするかを判定する調査員。千葉が判定を下すために出会う人の、様々な人生を描いた6つの連作短編集。
〈推しポイント〉
・人間の生活や死を、仕事上の審査対象として冷静に俯瞰する死神の視点を通して、読者も自分の人生について、一歩引いた視点から考えられる
3.『地縛少年花子くん』
著:あいだいろ(Gファンタジー)
恋愛成就を願って飲んだ人魚のうろこの力で金魚になってしまった女子中学生・八尋寧々。
トイレの花子さんならぬ「花子くん」と出会い、寧々を助ける代わりに自分の助手になるよう言ってきて……。
〈推しポイント〉
・オリジナリティのある絵柄 (読むと世界観に引き込まれる)
・キャラクターの成長(他力本願だったヒロインが自分から問題解決に向かうなど)
4.『キッチン』
著:吉本ばなな(角川文庫)
祖母を亡くし、奇妙な同居生活を送ることになったみかげ。日々の暮らしの中で、いつも彼女の心を支えてくれたのは「台所」でした。
〈推しポイント〉
・軽やかな文体で、人間の根源的な孤独に寄り添ってくれる
・傷つき躓きながらも、明日への一歩を踏み出す姿に勇気をもらえる
5.『52ヘルツのクジラたち』
著:町田そのこ(中央公論新社)
親から虐待を受ける少年と、家族に人生を搾取されてきた貴瑚。独を抱えた二人が出会い、新たな人生への一歩を踏み出していく物語です。
〈推しポイント〉
・タイトルに込められた意味が印象的
・自分が孤独を感じているときでも、その孤独を理解してくれる人が世界のどこかにいる、と勇気づけられる
6.『新世界より』
著:貴志祐介(講談社文庫)
舞台は1000年後の日本。人々が「念動力」を操る世界を描いたSF小説。豊かな自然に囲まれた神栖66町に生きる子供たちは、日々「念動力」の修行にいそしんでいて……。
〈推しポイント〉
・よく作り込まれた、あまりにも不気味で不穏な世界観、ゾッとするような性質を持った独特な生物の数々が、読者に緊張を強いてくるため、始終ハラハラしながら読み進めることができる
・SF・ホラー・ミステリーなど、さまざまな要素が詰まった小説なので満足感が高い
7.『イン・ザ・メガチャーチ』
著:朝井リョウ(日経BP 日本経済新聞出版)
「推し活」を通して、現代人の孤独や「信じること」の本質を描いた小説。
〈推しポイント〉
・マーケティングという視点から推し活を捉えられる
・推し活の光と闇、その両面を考えさせられる
・登場人物のリアルな描写が魅力
8.『少年シャーロックホームズ』
著:三谷幸喜(集英社)
三谷幸喜脚本の人形劇版『シャーロック・ホームズ』。舞台をイギリスの寄宿学校に置き換え、15歳のホームズが学園内で起こる事件を解決していきます。
〈推しポイント〉
・少年ホームズのビジュアルが魅力的!(青髪に知的な瞳、綺麗な鼻、長い手指……)
・ホームズ自身の成長も楽しめる
いちばん読みたくなった1冊は?
ここまで紹介した8冊の中から、「いちばん読んでみたい!」と思った作品に投票してもらいました。
その結果、もっとも多くの票を集めたのは――
『死神の精度』でした!
「自分の人生について、一歩引いた視点から考えられる」という推しポイントが、多くの団体員の心に刺さったようです。以下は団体員が作成したスライドの一部です。
いかがだったでしょうか?
戦争漫画や青春小説、SF、推し活をテーマにした作品など、今回もジャンル豊かな本が集まり、それぞれの作品の魅力を知ることができる充実した"推し本バトル"となりました。
気になった本があれば、ぜひ手に取ってみてください!
また、出版甲子園では、全国の学生から「こんな本を書きたい!」という出版企画を募集し、商業出版へとつなげる活動をしています。
詳細は上記画像もしくは【こちらの記事】をチェック!
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