【“あのとき”の挑戦があったから、僕は吃音を克服できた】三宅智也「吃音を克服した挑戦」|出版甲子園企画者インタビュー#2

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こんにちは!出版甲子園実行委員会です。
私たちは、学生の、学生による、学生のための出版企画コンテスト「出版甲子園」を主催しています。
今回は、12/14(日)に開催される「第21回出版甲子園決勝大会」に出場する企画者7名にインタビューをお届けします。


第2弾の「うまく話せなかった僕が、声を武器にするまで」
三宅智也さんの経験をご紹介します!
企画の詳細はこちらから

この企画を作ろうと思ったきっかけを教えてください。

私は小学校3年生のときに吃音症になり、吃音症である自分や、それを明かせない自分が嫌でした。
中学生のとき、吃音症をどう乗り越えればいいか、そのヒントを求めて本屋に向かいました。ですが、そこにあったのは、「吃音について」や「吃音を抱える人との付き合い方」を扱う本ばかり。自分が求めていた情報を得られず、絶望を覚えました。

そのとき、「同じような感覚の若者がいるのではないか」と考え、自分のように吃音症で悩んでいる人に向けて本を出したいと思ったのが、最初のきっかけです。

「あのときの経験があったから、今の自分がある」そう思える瞬間があれば教えてください。

高校で野球部に入部したとき、最初の自己紹介でどもってしまい、「このチームを甲子園に連れて行きます!」という伝説の言葉を残しました。ですが、この言葉のおかげで、周囲の期待感が上がり、チャンスをたくさんいただけました。
それまでの人生では、言葉が出てこないことがマイナスでしかなかったのですが、このとき初めて吃音症がプラスになったと感じています。温かいチームメイトに囲まれた野球部時代は、すごく大きな経験だったなと思います。

また、大学時代、知らない女の子からInstagramのDMでプレゼン大会に誘われました。プレゼンでプレッシャーがかかる可能性はありましたが、「2カ月間だけだし、やってみるか」という気持ちで挑戦することにしました。結果的に、プレゼンを通して言い換えの技術・言葉を習得できたので、人生の中での転機でしたね。

さらに、キャリアドラフトに出演し、自分の吃音症について全国に発信した際は、“吃音症である”ことがマイナスになると思っていました。ですが、審査員の方から、「弱みを曝け出してくれて三宅さんの人間性を見れた」「吃音症を乗り越えていると感じた」と高評価をいただきました。

この3つの経験がなかったら、私の人生は絶望だったと思います。

この企画を通じて、自分にどんな変化がありましたか?

自分以外の人を意識して原稿を書くようになりました。応募当初の企画書は主観的な文章で、フィードバックをもらった際、「伝わってないな」と感じました。そこから、客観的に分かりやすく自分の経験を伝えることが大切だと学びました。

また、吃音症についてすごく考えるようになりました。アルバイト先で吃音症の人がおり、同じように戦っている人がいるのだと初めて気づきました。このことに気づけたのは、自分の企画が進むにつれて、周囲にアンテナを張れるようになったからだと思っています。

将来やりたいことはまだ見えてはいないのですが、コミュニケーションが苦手な人を支えたいという目標が生まれました。

この企画を本として出版する意義はどう考えていますか?

お金をかけて人の思いを買うことと、手元に残るということに本の意義を感じています。お金を払うほど価値を見出した人の思いを手元に残し、一生読み返せるということは、人生において大きなことだと思います。

フリーアナウンサーの上重聡さんの著書『怪物と闘ったPLのエース』は、私の人生の教科書のような存在で、ボロボロになるまで読み返しましたね。周囲から全く期待されていない状況でも努力して、最後はPL学園のエースになった上重さんの経験が、すごく印象に残っています。

また、本は読んだ人の数だけ捉え方が異なるものです。読書を通して感じたことを、お守りにして大切にしまっておけるのも本の魅力だと思います。

この企画や経験を通じて、読者・社会に伝えたいことは何ですか?

まずは、自分にとって“いやすい空間”を作ってほしいです。自分の苦手なことを知っていて、それを配慮してくれる友達が一人でも増えれば、みなさんにとってすごく“いやすい”世の中になるんじゃないかなと思います。みなさんには、“自分を出せる空間”にいてほしいです。

そして、自分の言いたいことをもっと言ってほしいと思います。私自身、小さい頃言いたいことを言えなかったことが吃音症になったきっかけでした。私と同じように悩んでいる人は、もっとわがままになってもいいのではないでしょうか。

「何かやってみたい」「挑戦したい」と前向きになれる人が増えてくれると嬉しいです。

第21回出版甲子園決勝大会のお知らせ

本企画が出場する、第21回出版甲子園決勝大会は、
12月14日(日)13:00~/早稲田大学大熊記念講堂小講堂にて開催します。

今回紹介した三宅智也さんを含む7人の企画者が、現役の編集者や書店員の方々の前で熱いプレゼンバトルを繰り広げます。
プレゼンの後には、京極夏彦さん、朝霧カフカさんによるトークショーも!
YouTubeでの生配信も行いますので、ぜひお気軽に決勝大会をご覧ください!
※大会の詳細はこちらから

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本を出したい学生のための出版企画コンテスト「出版甲子園」|運営は早稲田公認インカレサークルです|『JK、インドで常識ぶっ壊される』熊谷はるか,『呪いを、科学する』中川朝子 等43冊が団体を通じて出版化㊗️|HP→https://spk.picaso.jp

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