杉野遥亮、齋藤潤「自分が安らぐ場所だったり、ほっとする場所は別にとっておかないと」#学生の君に伝えたい3つのこと

杉野遥亮、齋藤潤の学生の君に伝えたい3つのこと
人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。
今回は映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』に出演した杉野遥亮さんと齋藤潤さんが登場。コミュニケーションで意識していることやリフレッシュ方法など、学生生活でも役立つアドバイスをくれました。
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学生の君に伝えたい3つのこと
杉野遥亮、齋藤潤が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.みんなの考えていることを柔軟に取り入れていきたい

──コミュニケーションを取るときに意識していることはありますか?
齋藤潤(以下・齋藤):普段は好奇心に任せてどんどん話しかけるほうです。お仕事では自分の見ている世界だけがすべてじゃないと思っていて、作品は自分だけで作るものではないですし、自分の学びにも繋がるかもしれないので、みなさんの考えていることを取り入れていきたいなと常に思っています。
(撮影を終えた杉野さんが齋藤さんの肩を揉むと)わ、今のめっちゃ気持ちよかったです。肩が凝りやすいんですよ、僕。
杉野遥亮(以下・杉野):大丈夫? 何かついているんじゃないの(笑)?
齋藤:いやいや(笑)。あとで僕も揉みます!
杉野:大丈夫だよ(笑)。僕はお芝居のことだったら積極的に話すけど、現場でそれ以外のことをお話するのがあんまり得意じゃなくて。もちろん聞いていただいたら答えるんですけど、集中力が切れちゃったり、作品の世界観にいるのに自分に引き戻してしまうのがあんまり好きじゃないんですよね。基本的にプライベートと仕事は分けるようにしています。
齋藤:そうなんですか!
杉野:やっぱり自分の時間がないとダメだね。
齋藤:僕、取材でお会いしたときにいろんなことを聞いちゃいました(笑)。
杉野:全然いいんだよ(笑)。
齋藤:僕は杉野さんみたいにプライベートと仕事を分けるということがあんまりないんです。
杉野:齋藤くんって芸名?
齋藤:いや、本名です。
杉野:だからかも。僕は芸名なのよ。
齋藤:そうなんですか! じゃあ俳優の杉野さんと普段の杉野さんとで分けていらっしゃるんですね。
杉野:ここからは仕事の人は入ってこないでくださいみたいなプライベートと仕事の線があるのかも。やっぱり自分が安らぐ場所だったり、ほっとする場所は別にとっておかないという思いはあります。それがあるから、仕事でもよし行くか!と思えている。
齋藤:なるほど!
2.それでも仕事はやってくる、だからもうやるしかない

──自分なりのリフレッシュ法や気持ちを切り替える方法はありますか?
杉野:忙しくて余裕がなくなるときもあるんですけど、それでも仕事はやってくるんですよ。だからもうやるしかないんですよね。ただ作品と作品の合間に自然があるところに行ったりして、バランスを取っていたりします。
齋藤:僕も温泉に行ったり、サウナで脳を熱々にして空っぽにして、水風呂で全部冷ますみたいなことでだいぶリフレッシュできている気がします。
3.「明日でいいや」になっちゃうけど、絶対先にやっておいたほうがいい
──集中しなきゃいけないときのルーティンはありますか?
杉野:例えばセリフを覚えるのだったら、僕はギリギリです(笑)。スーッと入ってくることもあるんですけど、本当に疲れていると段取りしながら覚えることもあります。働くペースも考えなきゃなと思います。連ドラ撮影のとき、大変じゃなかった?
齋藤:ちょっと大変でした。でも僕、セリフが少ない役だったんで(笑)、感情面を作る部分のほうが多かったです。僕がセリフを覚えるときは、とにかく何回も言うというやり方で今はやっています。僕は土壇場で出る力が弱いので、なるたけギリギリにはしたくなくて。
杉野:それが羨ましいなと思う。絶対先にやっておいたほうがいいのよ。わかっているけど、「明日でいいや」になっちゃう(笑)。
齋藤:でも杉野さんが自然と選んでいることなので、そのやり方が合っているんだと思います! ごめんなさい、僕の考えなんですけど(笑)。
杉野:いや、本当にその通りだよ(笑)。
現場で培った見えないエネルギーが画面に表れている

──おふたりが出演した映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』が10月17日(金)に公開されます。完成した作品をご覧になって、どんなところに魅力を感じましたか?
齋藤:世代を問わず、すべての方に楽しんでもらえるお話だなと思います。岡田(惠和)さんの脚本を読んだときに、恋愛だけじゃなくて家族愛や友情も描かれていて、いろんな世代の方々が登場人物たちの思いに共感できるんじゃないかなと思いました。
杉野:15歳くらいの年代の心の通わせ方だったり、演じたみなさんが現場で培ったエネルギーみたいなものが画面に表れていると思うし、人としての成長の仕方やピュアな部分って作品で観られないことも多かったりするので、そういう部分も希少価値のある映画になっているんじゃないでしょうか。
──今回齋藤さんは学生時代、杉野さんは13年後と時間軸の違うひとりのキャラクターをそれぞれに演じられましたが、日向はどんな人物だと思いましたか?
齋藤:学生時代の日向くんは優しさに洋服を着た男の子みたいで。“ひだまりの子”という原作での印象をあまり変えずにいたいなと思いましたし、周りの些細なことに気づけたり、雲の流れの速さみたいなものを観察するのが好きという印象があります。
杉野:僕の捉え方ですけど、無理して生きてきたのかなと思っていました。明るくいようと努めるというか、(當真あみさん演じる)萌に憧れもあったと思うので、そういうところは引きずっているのかなと思って。この作品の中でなのか、その先でなのか、もう少し前を向けるような瞬間になればいいなと思って演じていましたね。
──無理しているというのはどういうところで感じたのでしょうか。
杉野:自分だったらそうなるかなと思ったし、大人の日向がこの作品に出てきて二つの軸があることで作品に深みが出るということもありますけど、この人物が今どういう状況でどういうことを考えていて、どう生きているのかなというのをちゃんと演技にのせたかったという気持ちがあったからですかね。
──同じ人物を演じるということで、お互いの演技をご覧になったり、話す機会はあったのでしょうか?
杉野:あんまりなかったね。
齋藤:そうですね。あんまりなかったです。
杉野:ちらっと(當真さんと齋藤さんの)ふたりが撮影しているのを観て、そのあとに自分が撮るとか、すれ違いみたいなことはありましたけど。監督が服装や自転車とか、共通点だったり、連続性みたいことを作っていたので、衣装を着たら同じ雰囲気になるでしょうと思っていたし(笑)、すごく意識して考えることはなかったです。
真面目で一生懸命な時期があるからこそ、いろんなことを自分の中に取り込むことができる

──今回共演して感じた、お互いの印象を教えてください。
杉野:真面目だなと思っていましたし、すごく一生懸命だなと思っていました。そういう部分は自分にもあるなと思うし、僕は齋藤くんより一回り年が上なので、見ていて「こう考えているのかな」「自分もそういうふうに思ったことがあるな」と感じて、こういう時期があるからこそ、いろんなことを自分の中に取り込むことができるんだろうなと思いました。
齋藤:杉野さんはすごく説得力がある方なので、自分もそうなりたいと思っていて……。
杉野:説得力って何(笑)?
齋藤:ごめんなさい、ちょっと上からになってしまって。
杉野:いやいやいや、本当に嬉しいよ。どういうことかもっと詳しく聞いていい(笑)?
齋藤:現場ではお話しすることはあんまりなかったんですけど、こういう取材とかで同じ役を演じた立場としてお話を聞いたときに、「もうこれだな」という言葉しか出ないというか。そういう説得力や自然体のエネルギーみたいなものを感じます。
杉野:ありがとう。
齋藤:あと自分は、純粋かもしれないけどひん曲がっているところがあって(笑)。
杉野:そりゃ俺だってあるよ。
齋藤:でも杉野:さんはそれに対しても全部まっすぐじゃないですか。僕はもうずっとくねくね曲がっているだけだけど(笑)、どんなこともストレートな方だなと思います。
──もし今後共演するとしたら演じてみたい役柄はありますか?
杉野:今の年齢だから今回みたいなことができたかもしれませんし、もう少し自分も齋藤くんも大人になったら、また幅も広がるよね。
齋藤:僕はずっと一緒にいられる役がいいので……兄弟役とかやりたいです。
杉野:じゃあお母さんは、素敵だなと思っている高畑淳子さんにお願いしていただき。お父さんは段田(安則)さんがいいなぁ。あとはペットがいてもいいしね。
齋藤:真ん中に妹がいてもいいかもしれないです!
杉野:じゃあ當真さん? 齋藤くんと双子の設定はどう?
齋藤:双子の片方が杉野さんの役とちょっと距離があって、もうひとりがそれを繋ぎ止めるみたいな感じもいいですよね。
杉野:具体的にイメージしてくれたね(笑)。
齋藤:共演できるように頑張ります!
杉野:いやいや、僕も頑張ります。
18歳はちょうど大学に入ったときで、いろんなことから逃げまくっていた
──作中では當真さん演じる萌が全力で生きる姿が印象的ですが、おふたりがこれまでで一番、一生懸命になったことは?
杉野:生きることは頑張っているけどね、ずっと。
齋藤:うわ〜、カッコいい……!
杉野:誰しもそれなりにあると思いますけど、学生時代はバスケを頑張ってやっていました。夏は暑い体育館の中で頑張って走っていたし、受験勉強も頑張りましたし。齋藤くんはある?
齋藤:僕が心から頑張ったと思うことは、この作品かもしれないです。
杉野:頑張っていたよね。何テイクもトライしたりしていたでしょ。
齋藤:させてもらいました。それが楽しいと思えたのも初めてかもしれないです。
杉野:怖いよね。何回もやると、「俺ってダメなんだ」と思っちゃうから。
齋藤:そうなんです。でも今まで本当に自分と向き合うことってなかったし、ひとりだと逃げることができて。こういう作品をみんなで作る場でやっと自分と向き合えたというのは、僕としてはすごく大きかったです。
杉野:まだ18歳でしょ? 逃げてもいいんだよ。僕の18歳はちょうど大学に入ったときで、いろんなことから逃げまくっていましたよ(笑)。好きなことがわかんなかったから学校をサボっていろんなところに行っていたし、でもそれはそれで経験できてよかったのかなと思ってる。僕も最近ちょっぴりだけ自分の好きなことがわかって、今やっと30歳なので、18歳はもっとはつらつとしとけばよかったと思いますね。
齋藤:そうですよね、はつらつとしたほうがいいですよね!
杉野:人によるのかもしれないけどね(笑)。

杉野遥亮さん、齋藤潤さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!
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PROFILE

杉野遥亮
1995年生まれ、千葉県出身。2015年FINEBOYS専属モデルオーディションでグランプリを受賞。17年『キセキ -あの日のソビト-』で俳優デビュー。23年は大河『どうする家康』、GP帯連ドラ初主演『ばらかもん』に出演。24年は『マウンテンドクター 』、『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』25年は『永遠についての証明』、『しあわせな結婚』などに出演。2025年10月17日公開予定の『ストロベリームーン 余命半年の恋』(松竹)では13年後の佐藤日向役を演じる。また、11月15日より舞台「シッダールタ」に出演
PROFILE

齋藤潤
2007年生まれ、神奈川県出身。テアトルエンターテインメント所属の俳優。映画『カラオケ行こ!』『瞼の転校生』『室井慎次』二部作などで評価され、2024年にTAMA映画賞最優秀新進男優賞・ヨコハマ映画祭最優秀新人賞・日刊スポーツ映画大賞 石原裕次郎新人賞、2025年に日本アカデミー賞新人俳優賞・日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。2025年10月17日公開予定の『ストロベリームーン 余命半年の恋』(松竹)では佐藤日向役を演じる。
映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』2025年10月17日(金)全国公開
「⽇向君、ストロベリームーンって知ってる?」
余命半年と宣告された萌は、⾼校1年⽣の春、⼀⽣分の恋をした。
桜井萌は、⼩さい頃から病弱で学校に通えず、友達もいないまま、毎⽇ひとり家の中で過ごす⽇々。そんな彼⼥の密かな夢は、⾃分の誕⽣⽇に、好きな⼈と⼀緒に⾒ると永遠に結ばれるという6⽉の満⽉ 「ストロベリームーン」を⾒ることだった。
しかし15歳の冬、萌はついに⾃⾝の余命が残りわずかであることを宣告される。家族とともに悲しみに包まれた病院からの帰り道、萌は“運命の相⼿”を⾒つけ、⾼校に 通うことを決意。そして⼊学式の⽇、初対⾯にも関わらず同じクラスの同級⽣・佐藤⽇向に突然の告⽩を決⾏する︕萌の猛アプローチにより、⼈⽣初の<お付き合い>がスタート。初めて「恋⼈」という存在ができた⼆⼈は、少しずつお互いの距離を縮めていき、いよいよ萌の誕⽣⽇6⽉4⽇に「ストロベリームーン」を⾒に⾏く⼆⼈。
しかし、その⽇を境に萌は学校から姿を消し、⽇向は萌と連絡が取れなくな る・・・。萌が消えた理由、そして13年後に届く秘密とは・・・︖
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
公式サイト︓https://movies.shochiku.co.jp/stmoon-movie/
公式SNS︓stmoon_movie
取材・文/東海林その子
撮影/米玉利朋子
<齋藤潤>
HM:JANE
STY:岩田友裕
<杉野遥亮>
HM:AZUMA(M-rep by MONDO artist-group)



























