俳優・久間田琳加「学生からの友だちを大人になっても大事に」#学生の君に伝えたい3つのこと

編集部:あこ

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人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

今回は、5月12日公開の『おとななじみ』でヒロイン・楓を演じた久間田琳加さんが登場。作中でコミカルな演技を見せた久間田さんが、ご自身が心がけていることからアドバイスをしてくれました。

▼杉野遥亮さん、板垣李光人さん、もーりーしゅーとさんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと

俳優・久間田琳加が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.学生時代に写真をたくさん撮り溜めておく

――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

学生時代に写真をたくさん撮り溜めることは、やっぱりやっておいてよかったなとすごく思います。今でも私のカメラロールには何万枚という量の写真が入っていて、久々に会った友だちとかと写真を見てゲラゲラ笑ったりできるんです(笑)。

2.映画『きみに読む物語』を観てほしい

――学生のうちに見て、聞いておいたほうがいいと思うものは?

私が一番好きな恋愛ものの映画が『きみに読む物語』で、ただ個人的に勧めたいです(笑)。キュンとするところもありますけど、感動しますし、「こういう人生もいいな」といろんな人生観を知ることができるんです。相手を一途にずっと思い続けるみたいなところは『おとななじみ』と似たところがあるので、見たことのない方はぜひ一度見てみてほしいですし、若いうちに見たら恋愛の仕方も変わりそうだなと思います。

3.学生からの友だちを大人になっても大事に

――今まで経験した中でやっておいてよかったと思うことはありますか?

学生時代からの友だちとずっと連絡を取るようにしているんですけど、そういう仲間がいるのはよかったなと思います。もちろん大人になってから広がる世界もありますけど、学生からの友だちももっと大事にしてもらえたらいいなと思いますね。

――お友だちを作るコツはありますか?

私はお話を聞くのが好きで聞き役に徹してしまうんですけど、聞くばっかりでもダメだなと思って、最近は話すようになったんです。そうやってキャッチボールをすることや、自分を知ってもらいたいと思う気持ちが大事かなと思います。

どっちかというと自分はお世話されるハルのほうが近いかも

――5月12日には久間田さんが出演する映画『おとななじみ』が公開されます。原作を読んだ印象を教えてください。

お話をいただいてから原作を読ませてもらったんですけど、少女漫画は好きでもキュンキュンしか入ってない作品をずっと読んできたので、こんなにコメディ要素のあるラブストーリーがあるんだという新しい発見があって、新感覚な感じでしたね。

――そんなコメディ要素のある役を演じてみて、いかがでしたか?

楓は原作でも動きが大きいし、表情もすごく豊かで、自分とはちょっと離れているような気がしてしまって、最初はすごく不安だったんです。楓というキャラクターをちょっと遠目に見るというか、客観視しすぎてしまうような感覚になってしまって。でもこれを演じきることができたらまた新しい一面を見てもらえるんじゃないかなと思って、すごくワクワクもしていました。

――楓を演じるために髪の毛を切って挑まれたそうですが、それ以外にも役作りのためにしたことはありますか?

(井上瑞稀さん演じる)ハルに「ゴリラかよ」と言われるシーンがあったので、ゴリラに見えるように鏡の前や、録画をして練習しました(笑)。実際にカメラを置いて演じてみて、どう見えているかを確認して、終わった瞬間に即効で消しました(笑)。

――楓はどういう人物だと感じましたか?

天真爛漫という言葉が一番ぴったりだなぁと感じていて。楓は20年間ハルに片思いをしていて、撮影当時、私が21歳だったので「あ、生まれたときから好きな人みたいな感覚か」と思ったら、すごくまっすぐでピュアな子だなと感じましたし、好きな人に世話を焼いてしまうところは、すごく応援したくなるような女の子だなという印象です。ただこんなに好きな人にお世話をすることできるのかなと考えたときに、どっちかというと自分はお世話されるハルのほうが近いかもと思っちゃって(笑)。でも演じてみて楓が持つ感覚に気づけたことがたくさんあって、ハルの魅力も分かったので、すごく大事な、貴重な期間でしたね(笑)。

――共感できるところもありましたか?

1個のことにすごく集中してしまって、いろんなことを器用にこなせる子ではないところは私も通じるところがあって。それこそ恋愛だけじゃなくて、仕事のことに悩んだりする場面もあるんですけど、それがすごく人間らしくて親近感がありましたね。私も仕事面でガチガチに固まっちゃって、もっと柔軟に考えればいいのにというときは結構あるので、それは自分の中では直したいところです。

井上さんはハルのようなポジティブな方

――ハルと楓の関係性はどう見ていましたか?

私自身、幼馴染はいないんですけど、普通、環境とかが変わっちゃったら「話が合わなくなってたな」と感じることって平気で起こることだと思うんです。でもそれすらもないままちゃんと好きって、もうその人という存在が好きなわけじゃないですか。それがすごく素敵だなと感じて、そういう人に出会えたらいいなと思いました。

――井上さんと幼なじみ感を出すために、話し合われたことはありますか?

「もうちょっとお互いのことを知らないと撮影に入るのは不安だよね」ということで監督たちと散歩やジェンガ大会をしたり(笑)、リハーサルのあとに2時間くらい喋ったときもあったんですよ。私的にはいろんなことが知れたその時間があったのがすごくよかったなぁと感じていて。でもクランクアップしたあとにお話を伺ったら、「俺、結構頑張ってたんだよ〜!」とおっしゃっていたので(笑)、歩み寄ってくださってたんだなぁ、感謝しなきゃなと思いました。

――ハルを演じた井上さん、伊織を演じた萩原利久さん、美桜を演じた浅川梨奈さんと共演された印象を教えてください。

浅川さんはご自身でもおっしゃっていたんですけど、もう本当に役のままなんですよ。当て書きかなと?と思うくらいのアネゴ感といいますか、しっかり者という感じだったので、現場でも4人のときは浅川さんがまとめてくださって。現場で私が「どうしよう、できてるかな」と言っても背中を叩いてくださるというか、お芝居のことでもアドバイスくださったりして、すごく頼りになる存在でしたね。井上さんもハルそのままといいますか、私がすごく心配性なので「大丈夫かな」と言っていても「大丈夫、大丈夫。できてるよ!監督がOKって言ってるんだから!」みたいな感じのテンションだったので、本当にポジティブな方なんだなという印象を受けました。萩原さんは一番ムードメーカーでいてくださって、ものまねとかもすぐにやってくださいますし(笑)、NGがないのかな?というくらいの面白さで現場を和やかにしてくれる存在でしたね。演じているキャラクターから想像がつかないといいますか(笑)、本当にギャップを感じましたし、それでより伊織というキャラクターが素敵に見えました。

――撮影中、監督からかけられた印象的な言葉はありますか?

作品に入る直前、リハーサルのときに「今までに見せたことのない表情をしてもらうので」と言われたときにめちゃくちゃスイッチが入ったといいますか、この作品で今までのイメージを変えたいと思ったので、それはすごく自分の中でポイントになった言葉だなと感じますね。「全身全霊でかけて変顔します!」じゃないですけど(笑)、その言葉があったから救われたなという感じがありますし、撮影現場でも恥ずかしくなかったです。

――完成した作品をご覧になって、いかがでしたか?

不安のほうが大きくて「観れない〜!」と思っていたんですけど、休憩する暇がないくらい(ハルと楓の)2人が映っていたので(笑)、もう1回フラットな気持ちで映画館に観に行きたいなとは思っています。ハルが変な言葉を言ったり、アンミカさんが出てきたりとか、そういうクスっと笑えるポイントがたくさんあって楽しかったですね。

――ご自分の作品はいつもご覧になるんですか?

「このシーンは結局何回目に撮ったやつが使われたんだろう」「どういう風に映っているんだろう」と気になるので、自分の作品は全部見ちゃいますね。でもこの作品はちょっと緊張しすぎてエンドロールで……いや、途中で出ないで、ちゃんと座っていようと思います。でも不安です、すごく(笑)。

――では、少女漫画が好きな久間田さんがキュンとしたシーンは?

やっぱりフライヤーにも載っている髪の毛がからまっちゃうシーンが一番キュンとするなと感じています。それまではハルってキュンとするようなシーンに持っていって変なことを言うので、それが一気に楓の怒りに変わるんですけど、ここは唯一すごくいい感じのまま、ちょっと戸惑っちゃって終わるので、THE少女漫画感があってすごく好きでした。

いろんなことを準備した上で楽しむことを大事にしている

――楓は住む場所も仕事もハルを基準に選んでいましたが、久間田さんがお仕事やプライベートで大事にしていることはありますか?

楽しむことを大事にしていますね。学ぶことを義務化させちゃってしんどくなっちゃったり、楽しめなくなるときがあるんですけど、そういうことって観ている人に伝わってそうな気がしていて。作品を通して楽しさがみなさんに伝わればいいなと思っているので、それは最近心がけていることです。『おとななじみ』でも楓とハルを軸に物語が動いていくので、「エネルギーがないと」と思って楽しみながら演じていました。

――楽しむために意識していることはありますか?

不安になるのは準備不足だからだと思ってしまうので、アンテナを張っていろんな準備をして、「いつでも大丈夫です」とドシッと構えられる姿勢を作っておくことかなと思います。

――では、お仕事で課題だなと思っていることはありますか?

もうずっとなんですけど、めちゃくちゃネガティブ思考で。「あんまりそんな感じが伝わらないですね」と言われるんですけど(笑)、絶対に起きないことの最上級まで考えちゃうんですよ。例えば、明日めちゃくちゃ怒られて撮影中断になって……みたいな(笑)、もうシナリオを書けちゃうぐらいじゃないの?というくらいの最悪事態まで考えてしまう癖があって、特に新しい現場に入る前日はそうなっちゃいます。で、終わったら「すごい楽しかった〜」ということ多かったりするので(笑)、あの時間をなくしたいです。お芝居では、去年いろんな作品に参加させていただいて、いろんな俳優さんを近くで見たんですけど、それこそこの作品の素の萩原さんと役の萩原さんがもう全くの別人で刺激を受けたので、私も自分が演じなさそうな役を演じてみたいなと思いました。

――楓はハルに長年片想いし続けていますが、久間田さんがこれまで長く続けてきたことはありますか?

得意かどうかは別として(笑)、体を動かすことがすごく好きです。やっていることは変化しているんですけど、クラシックバレエやジムに行ったり、小学生のときもドッジボール女子で、先生とか男子に混じって遊んでいるタイプだったんです(笑)。今はパーソナルトレーニングに行っているんですけど、体を動かすことで気持ちもリフレッシュできるので、どっちかというと鍛えるより気持ちのために行っているところもありますね。

――最後に、今作の見どころを教えてください!

やっぱり一番はキュンキュンだけじゃなくて、笑える要素もたくさん詰まっているところだと思います。楓の見どころだと、大人になっていく成長劇というところもすごくみなさんに注目していただきたいなと思っているので、同世代の方にキュンキュンしてもらいたいなというのはもちろんなんですけど、少し上の世代の方に「こういう時代もあったな」と楽しんでいただくのもすごくいいなと思っているので、いろんな世代の方に見ていただきたいです。

久間田琳加さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

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PROFILE

久間田琳加

2001年2月23日生まれ。東京都出身。non-noの専属モデル、女優として活躍中。直近の主な出演作に、ドラマ「青春シンデレラ」(22/主演)、「最終列車で始まる恋」(23)、「ブラザー・トラップ」(23/主演)などがある。現在「君に届け」(Netflix)が配信中、WOWOW「ながたんと青と-いち日の料理帖-」が放送中。9月に映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(主演)の公開が控えている。

映画『おとななじみ』5月12日(金)公開

青山 春と加賀屋 楓は、4歳の時から隣に住む “おさななじみ” 。
お互い一人暮らしを始めた 24歳 の二人は、結局今も同じアパートの隣の部屋に住んでいる。楓は ハルを想い続けているが、肝心のハルは楓の気持ちに全く気付く様子はない。だらしないハルに、楓はつい世話を焼きすぎて最早オカン化してしまっていた。
進展しない関係に業を煮やした楓は、おさななじみの伊織と美桜に相談し、ハルを諦める事を宣言。しかし、決意したものの、ズルズルとハルを諦めきれない楓に、伊織は大人の男として優しく接し、実は楓のことが小学生の頃から好きだったと告げる。急接近する楓と伊織の様子を目の当たりにして、動揺するハル。鈍感ながらも、自分の本心に気付き始めたハルだったが、楓に対して素直になることができず、美桜に心の内を相談する。
実は、ハルは楓の亡き母親と交わした約束を純粋がゆえに頑なに守り続けなければならないと思っていてーー

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取材・文/東海林その子
撮影/米玉利朋子

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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