俳優・杉野遥亮が“春からの君に伝えたいこと”「何をするにしても楽しめるか、一生懸命になれるかが大事」(サイン入りチェキプレゼント)
人生の先輩である著名人の方々から、春から新生活、新しい学年が始まる大学生のみなさんに、エールを送る「春からの君に伝えたいこと」。
今回のゲストは、現在放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』で、徳川四天王のひとり・榊原康政を演じる杉野遥亮さんです。現時点では「小平太」という名で、“徳川家臣団のマイペースな貴公子”ぶりを見せている杉野さんに、新生活に向けて頑張る学生のみなさんへエールを送っていただきました。
▼板垣李光人さん、もーりーしゅーとさん、莉子さんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと
俳優・杉野遥亮が<春からの君に伝えたいこと>
1.楽しめるか一生懸命になれるかが大事
ーー杉野さんは、新しいことを始めるときになにか意識していることはありますか?
楽しめるかどうかじゃないでしょうか。あとは一生懸命になれるかどうか。何をするにしても、それがいちばん大事な気がします。
2.ひとりになれる時間を大切に
ーー新しい環境ではいつも以上に緊張して疲れることが多いと思いますが、杉野さんはそんなときどのようにリフレッシュしていますか?
家の中で、ボーっとすることです。最近はお香を焚いたりしてリラックスもしています。作品に入ってるときはどこかに行くこともあまりできないですし、特に大河ドラマは長丁場なので、気を抜けることがあんまりないんです。だから、日々の中でボーッとしたり、ひとりになれる時間は大事にしています。
ーーボーッとしてるときはなんにも考えてない?
いや、頭の中はいろいろ駆け巡っています。でもできるだけリラックスはしたいとは思っているんです。緊張状態が続いていたり、意外と気を張っていることが多いので、ホッとできる時間は大事にしています。
ーーちなみに、どんな香りが好みなんですか?
最近は白檀の香りが好きです。神社に行くのも好きなので、そこでいつも買うちょっと変わったお線香があるんですけれど、それも家でよく焚いたりしています。お寺や神社の匂いも好きです。なんだか気持ちがスッキリしたり、シャキッとしたりします。
3.『どうする家康』を見てほしい
ーー新生活を迎える学生に、見たり、聞いたりしてほしいものはありますか?
一生懸命頑張りますので、『どうする家康』は見てほしいなって思います、ホントに。僕はこの仕事を始めてからいろんな作品を見るようになったんですけど、最近特に、芸術作品を始め、いろいろなものに触れることは大事だなと思っているんです。ドラマや映画もそうですし、絵画でもいいと思います。意外とそこに転がっていることって真実が多かったりするんです。見ているとパッとひらめいたりすることもありますから。
以前、ミロ展のナビゲーターをやらせてもらったことがあるんですけれど、そのとき感じたことを言葉で言うのは難しいんですが、人が一生懸命作った熱量を感じて、そこから自分がもらえるものって絶対にあると思うんです。
一生懸命頑張らないと人として腐っていく
ーー杉野さんは、学生時代、どんなことに夢中になっていましたか?
部活です。バスケをずっとやっていました。というか、僕、バスケしかやっていなくて、勉強全然やっていなかったんです。中学生の時は勉強も頑張っていたんです。それは「学年で1位を取りたい」とか、祖母が僕に行ってほしいと思っている高校があったので、そこに合格して孝行したいなという気持ちがあって頑張っていたんですけれど、高校に入った瞬間、頑張り疲れてしいまして(笑)。みんな頭がいいから競うのが嫌になって、ちょっと脱落しちゃいました。
ーーだから今度は違うことに情熱を注いでみようと思ったんですね。
そうです。だから部活を一生懸命頑張りました。青春というか、ほとばしるような何かを感じたいなと思ったのですが、 なかなかそういうことはなかったです。
ーーでも、部活に打ち込む経験って学生時代くらいしかできないですもんね。
ホントにそうです。だから一生懸命になれることがあるっていいなって思います。一生懸命頑張らないと人として錆びていきますから(笑)。
ーー「錆びていくな」って感じたことがあったんですか?
あります。目の前のことから逃げているときもいっぱいありました。高校に入ったときは「青春を送りたい!」という気持ちが先だったから、実は「部活をやらない」っていう選択肢も自分の中にあったんです。でも、もしそうしていたら何にもしていない自分だったと思うとゾッとします。僕は、なにか頑張ることがないとどんどん怠惰になっていって、人としてダメになっちゃうんです。部活に打ち込めるのは貴重な機会だし、自分は高校時代、ただ遊んで過ごすより一生懸命になれるものが見つかってよかったなと思っています。
ーー杉野さんが今のお仕事をやっていこうと決めたきっかけはなんだったんですか?
最初は興味本位な気持ちの方が大きかったんです。大学生のときだったので、「いろんなことを経験できるんだろうな」とか、あとは時間に縛られない仕事のスタイルが魅力的に思えたんです。だから最初は仕事というより、いろんな人と会って話したりすることが楽しいなって思っていました。
だけど、初舞台をやらせてもらったとき、作品と向き合うことがとっても楽しいと思えたんです。大竹しのぶさんとご一緒させていただき、「自分がやっていることって計り知れないくらい先があって、自分ってなんてちっぽけなんだろう」って思ったんです。と同時に、「どこまでだって行けるな」とも思えたんです。それがすごく嬉しかったし、いっぱい怒られましたし厳しかったんですけど、決めたのはその瞬間だったかもしれないです。
今でも向いていないなって思う瞬間はいっぱいあるんです。でも、たまに嬉しいこともあって。それが楽しいのかもしれないです。厳しい先輩を見てすごく感化されましたし、頑張りたいって思ったし、モノ作りに真剣になるってカッコよくて楽しいことなんだな、ということを学ばせてもらいました。
ーーお芝居の深さを感じたんですね。
深さはやっていくごとにどんどん感じています。この仕事って本当にすごいなって、そういう面では誇りに思っています。あと、いろんな方と出会えたこともすごくよかったなと思っています。大竹さんはもちろん、木村拓哉さんや大泉洋さんとかいろいろな先輩にこれまで出会えたんですけど、すごいなって思うところがそれぞれ違うんです。
その中で自分が何を吸収してどうしたいか考えると、やっぱり一生懸命頑張ることじゃないかな、って。いつもグルグル考えるんですけど、結局立ち返るところはそこなんです。どの現場でも最終的にはやっぱり目の前のことを一生懸命頑張ることだなってなります。
大学生のうちから自分の意見をもつ
ーー大学生が“自分の好き”を仕事にしたいと思ったとき、学生のうちから心がけておいた方がいいと思うことはありますか?
誠実に生きることだと思います。いくら好きなこととはいっても、仕事って遊びじゃないと思うから、遊び感覚でやるのは違うじゃないですか。
そういう意味でも、自分を知ることって大事だと思うんです。どんな仕事でも、自分を知っていて、なおかつ人としてちゃんとしてないと求められないんじゃないかなと思いますし、自分の意見を持つことは大学生のうちからでもできると思うんです。
ーー忙しい日々を元気ですごすために、杉野さんが普段から気をつけていることはありますか?
最近、またちょっとずつ運動を始めたことと、あと、自分のメンタルケアは結構やっています。 意外と日々いろんなことにショックを受けたりするんです。そういったことを自分の中で整理する時間をとっています。じゃないと、次の日に向かっていけないことがあるので(笑)。
ーーじゃあ、ボーッとする中で考えを整理したり。
そうです。気がついたら結構時間が経っていたとかあります(笑)。自分が何を思っているのかをグルグル考える時間が結果的にメンタルケアになっているのかもしれません。あとは、信頼できる友だちや家族と話す時間も大事にしてます。
ーーちなみに、運動というのはどういった運動を?
最近、またジムに行き始めました。ちょっと体力つけて頑張りたいなと思っています。
ーー長丁場の撮影って、体力勝負な部分もありますもんね。でも、ジムに行く時間なんてとれるんですか?
そう思った時はすごくやろうと頑張るんです。「朝4時に起きてランニングする!」とか思うんですけど……、これから頑張りたいと思います(笑)。
ーーこれから新しい環境で頑張る学生に向けて、エールをお願いします。
自分のやりがいや、楽しいって思えることを見つけられたらいいなと思います。そこに一生懸命立ち向かっている人はどんなときも輝いていると思うので、そういう瞬間に出会えるよう、願っています。
わからないことに飛び込むのって怖い
ーーもともとは時代劇に苦手意識があったそうですね。
そうなんです。わからないことが多かったんです。わからないことに飛び込むのって怖いじゃないですか。それに、所作を考えることに囚われてしまうと現場で自由に動けなかったりすることにも不自由さを感じていました。でも、今作の脚本を読んで「自由にやっていいのかな」って思えたんです。そうしたら「もっとこの時代を知りたい」と思えるようになって。今まで歴史にあまり興味がなかったんですけど、今作が歴史への興味に繋がったんです。それは自分が大人になったからなのかもしれないけれど、そのことがすごく次への何かに繋がっている感覚があります。
ーー小平太(榊原康政)の役づくりはどんなふうにされたのでしょうか。
康政がどう成長していくかということについては、今ある状況を楽しみ続けていればいいのかなと思っているんです。それはどういうことかというと、たとえば第6回の初陣のシーンで、「ちぎれ具足(寄せ集めのボロボロの具足)」でみんなの前に出ていくところなんて、台本だけ読むとすごく飄々としたキテレツなキャラクターなんですけれど(笑)、あのシーンを撮影したのは撮影のはじめ頃だったので、実際の僕はかなり緊張しているんです。でも、もしかしたら小平太もそんな気持ちだったかもしれないなって思うと、自分の気持ちと小平太の心境をちょっとリンクさせるといいますか。この先彼がどういう人になっていくかというのを、そのときの自分と照らし合わせながら役を作っていっている感じです。
ーーやっていて楽しかったシーンはありますか?
一向一揆のシーンは楽しかったです。あと、11回で武田信玄が登場するんですが、そのとき、殿(松本潤)と僕と本多忠勝(山田裕貴)の3人で、「おっ、栗がありますぞ!」とか言いながら栗拾いをするんです。それで、みんなでおしくらまんじゅうをしていたら信玄がやってきてお茶をくれるんですけど、その人が信玄だってことに誰も気づいてない……というシーンがやっていてすごく楽しかったです。
ーー平八郎(本多忠勝)役の山田裕貴さんとの“平平コンビ”は視聴者からの反響も大きいですね。
山田くんと僕って全然違うタイプだと思うんですけれど、誕生日は一緒だったりして、ちょっと運命的なものも感じるんです。山田くんは血気盛んというか、 前へ前へという精神がある人だなと思いますし、自分にないところを持っている人だとも思います。
小平太と平八郎も全然違うタイプですが、お互い引き合っているというか、バランスがとてもいいコンビだと思います。今後もちょっかいかけたりかけられたり、でも助け合ったりと、常に2人でいる感じです。
ーー徳川家康を演じる松本潤さんについてはどんな印象をお持ちですか?
「殿だなぁ」と思っています(笑)。こういうことを言うのはおこがましいんですけれど、松本さんが一生懸命頑張っている姿を見ると「自分も頑張ろう」って思えるんです。頑張るのはあたりまえのことなんですが、そんなふうに周りにも火を付けてくれる方だなと思います。
杉野遥亮さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!
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PROFILE
杉野遥亮
1995年9月18日生まれ、千葉県出身。2015年に第12回FINEBOYS専属モデルオーディションにてグランプリを獲得。映画『キセキ-あの日のソビト-』(17)で俳優デビュー。近年の主な出演作に『東京リベンジャーズ』(21)、『やがて海へと届く』、ドラマ「恋です!ヤンキー君と白杖ガール」(21)、「ユニコーンに乗って」、「僕の姉ちゃん」(22)、「罠の戦争」(23)などがある。今後は『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』(4月21日公開)、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(6月30日公開)の公開が控えている。
大河ドラマ「どうする家康」
NHKにて放送中(NHK総合/毎週日曜午後8時 ほか)
https://www.nhk.or.jp/ieyasu/
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取材・文/落合由希
撮影/三橋優美子