【日米でこんなに違う!?】 働く人に求められる"未来のスキル"、インディードの調査から探る
SNSをよく使う学生さんなら、最近タイムラインに流れてくるAIイラストを見たことがあるはず。この夏には、テスラのイーロン・マスクがX(旧Twitter)のAIチャットボット「Grok」に美少女キャラを登場させて話題になりましたよね。
AIの存在感は、生活だけじゃなく仕事にもどんどん広がっています。
じゃあこれからの働き方において、「AIを使いこなすスキル」ってどのくらい大事になるんだろう? そして将来、注目されるスキルは何?
そんな疑問を探るために、Indeed・インディードリクルートパートナーズが開催した「スキル調査セミナー」に参加してきました。
学生が考える「必要なスキル」
まずは学生の意識からチェック。『学生の窓口』会員の大学生140人に聞いたところ、「コミュニケーション能力」「AIに関する知識」「デジタルスキル」が上位に挙がりました。
以前の取材では、AI専門家さんから「人間ならではのソフトスキルが市場価値につながる」との意見もあり、学生はそのあたりをきちんと意識しているようです。
ただし、これはあくまで“学生の目線”。じゃあ実際に働いている社会人や採用担当者はどう見ているのか?――セミナーで紹介された調査からは、ここにギャップがあることが浮かび上がってきました。
調査データから見える日米の違い
セミナーではIndeed Hiring Labエコノミストの青木雄介さんが、働く人3,096人と人事担当者1,030人を対象にした調査結果を発表していました。対象は日米両国です。
結果を比較すると面白い事実が。日本の企業担当者は「テクノロジースキルを将来重要視する度合い」がアメリカより低めだったんです。2030年を見据えた場合も同じ傾向で、「AI・ビッグデータ運用スキル」「テクノロジーリテラシー」への関心が日米で差として表れています。
青木さんは「日本は確かに低い傾向にあります。ただし米国が極端に高いわけではなく、現状は差が小さい。今後は広がる可能性がある」とコメントしていました。
業界ごとでも意識は違う
日米の差は「業界の特徴」も関わっているそう。
例えば出版関連では、日本は「オリジナリティ重視」の文化が根強く、「テクノロジー活用は差別化につながらない」という見方があるかもしれないと青木さん。
「これはあくまで仮説です」と断りつつ、出版では特にAI・データ活用への評価が低いと話してました。
一方で旅行業界では、日本の方がむしろテクノロジーへの関心が高いという逆の結果も。業界ごとの事情で、AIやスキルに対する向き合い方が違ってくるようです。
日本の課題とこれから
調査データ全体を見ても、日本の働く人や採用担当者は「社会変化に合わせたスキルが必要」との認識は持っているものの、アメリカに比べると割合が低いのが課題のようです。
ただ、意識の差はあっても「AIやデジタルスキルの重要性を感じ始めている人」が確実に増えているのも事実。つまり今後は、社会の変化にあわせて日本でもテクノロジーリテラシーの価値がもっと広がっていく可能性が高そうです。
AIはすでに生活にも仕事にも入り込みつつあります。今回の発表では、日米や業界ごとに「AIに必要とされるスキル」のとらえ方に違いがあることが見えてきました。学生のあいだでもAIの必要性はしっかり意識されていて、そのうえで「人とどう関わるか」というソフトスキルも重視されています。
これから社会に出ていくうえでは、AIやデジタルに触れる経験と、人と協働できる力、その両方をバランスよく持っていることが武器になりそうです。
※記事内のスライドはすべてIndeed Japan より提供
調査時期: 2025年8月27~9月1日
調査対象: 学生の窓口会員
調査数: 140人
調査方法: インターネットログイン式アンケート




























