100%で仕事にぶつかれることがマネージャーの魅力!エイベックスでDa-iCE・GENICのマネジメントを担当している社員さんに仕事の魅力を聞いてみた! #お仕事図鑑

ヒット商品やサービスを手掛ける企業のキーマンにお話しを伺う企画「#お仕事図鑑」。
今回はエイベックスで働く先輩社会人にインタビュー。エイベックス・クラン株式会社 第1マネジメントグループで働く辻野 佑宇さんに、日々の仕事内容や働き方のマイルール、社内の雰囲気などについてお話を伺いました!
PROFILE
辻野 佑宇
所属アーティストのDa-iCEとGENICのマネジメントを担当。
▼エイベックス 辻野さんのマネジメントにかける思い
――自己紹介をお願いいたします。
辻野さん:わたしは現在、エイベックスでDa-iCEとGENICというアーティストのマネジメントを担当しています。それぞれ活動している領域やアーティストの特性が異なりますが、マネジメントという仕事自体は変わりません。
――マネジメントとはどういうお仕事ですか?
マネジメントとは、アーティストの仕事の獲得やスケジュールの管理などを行うことを指します。Da-iCEは結成して14年が経過し、メンバーたちと「次はどんな展開をしていくか」を話し合いながら進めていく「対話型」、GENICは結成して5年目ですが、アーティストとしての次の展開を見据えて、彼らに道標を示しながらマネジメントをしていく「先導型」でマネジメントをしています。

Da-iCEは男性5人、GENICは7人の男女混合のグループなので、それぞれのメンバーが個性を活かしてどう活躍するかを考えるのもポイントです。ソロアーティストと比べても、やっていること自体は、基本的にはアーティストをどうスターにするかという部分では変わりません。
ただ、メンバーの組み合わせや特性、番組の希望などに合わせて、どのメンバーをどんな形で起用するかを考えています。また、ソロ活動のアーティストよりも人数がいる分引き出しも多く、アプローチする機会が多いことが強みだと感じています。

――マネジメントをする上で最も大切にしていることは何ですか?
マネジメントは、その人の「人生」と契約する仕事だと思っています。楽曲制作やライブの制作など、アーティスト活動の一部分を担当する仕事もありますが、マネジメントはその全てに関わります。だからこそ、嘘偽りなく真摯に向き合うことが何よりも大切です。ヒット曲や大きなライブイベント、目標にしていた歌番組への出演などが実現したときは、強いやりがいを感じます。
――これまでで特に嬉しかったエピソードはありますか?
特に嬉しかったのは、Da-iCEが紅白歌合戦に出場することが決まったときです。Da-iCEは2011年に結成され、2014年にデビューしたグループです。当初はユニバーサルミュージックジャパンさんと契約して音楽を出していましたが、2020年にエイベックスにレーベルを移籍し、「CITRUS」や「スターマイン」といったヒット曲を生み出しました。
しかし、紅白歌合戦出場への壁は高く、昨年、デビュー10周年にして「I wonder」というドラマ主題歌となった曲で紅白出場が決まり、その時は本当に嬉しかったですね。
――レーベルが変わったことについて、何か影響はありましたか?
レーベルが変わったというのは、音楽制作の部分が変わっただけなのでグループに大きな変化はありません。マネジメントに関しては、もともとエイベックスで行っていたので、特に大きな変化はありませんでしたが、社内のスタッフとのコミュニケーションはよりスムーズになったと思います。
――辻野さんのモットーを教えてください。
「担当しているアーティストのことを24時間考える。」と「固定観念に捉われない。」がモットーです。「担当しているアーティストのことを24時間考える。」は、前任の社長にDa-iCEのレーベルをエイベックスに移籍した時に言われた言葉で、24時間アーティストのことを考えているマネージャーがきっと誰よりも強いという意味が込められています。アーティストについて考え、動く時間が長いことによって色々なよいアイデアが生まれると考えています。
また、ダンス&ボーカルというジャンルはオーディション番組で新しいアーティストが出てきたり、韓国グループの人気が出たりと、環境が目まぐるしく変わるジャンルです。その変化においていかれないように、今よりもよいやり方はないかな?どうやったらファンは喜ぶかな?と、固定観念に捉われずに常に新たな方法を考えることを大事にしています。
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――現在のお仕事内容について教えてください。
Da-iCEとGENIC、それぞれの担当と連携しながら仕事を進めていて、基本的に朝から晩まで、電話やLINEが鳴り止まない環境ですね。エイベックスはフルフレックス制なので、普通の日は、朝はだいたい10時くらいに出社して、夜の10時頃まで働くことが多いです。遅いときは24時を回ることもあります。また現場に行くと、全然違ったスケジュールになります。
――エイベックスに入社したきっかけは何ですか?
わたしは2007年に新卒でエイベックスに入社しましたが、もともとスケートボードカルチャーが好きで、学生の時にスニーカーショップにいたことがあるんですね。そのとき、店内で音楽を流していたのですが、音楽って年齢や出身が違う人でも仲良くなれるきっかけになると思ったんですよ。
こんなふうに人と人をつなげられる音楽を作るアーティストをプロデュースしたいと思ったのが、エイベックスを志望した理由です。就活のときも、「自分だったらこうやってアーティストを育てたい」「こうしたらもっと面白くなる」といった自分ならではのアイデアを持って臨んでいました。
――エイベックスの社風について教えてください。
エイベックスの社風は「やってみなはれ」という雰囲気があります。先輩後輩の垣根がなく、エンタメ業界ならではのコミュニケーションのしやすさがあります。みんなすごく真摯に業務に取り組んでいて、一発当ててやろうと思いつつ、地道な作業もコツコツやっています。結果だけではなく、そのような過程も評価してくれる企業だと思います。
――エンタメ業界で働く魅力は何ですか?
エンタメ業界の魅力は、仕事とプライベートの境目が曖昧な分、アーティストと過ごす時間が長いので、自分の人生を賭けてアーティストと向き合うことができます。100%で今を生きていける、仕事に100%でぶつかれる、そんな環境がエンタメ業界にはあると思っています。
――この業界で必要なスキルや知識は何ですか?
絶対にこれといったスキルは無いのですが、車を運転できるスキルはあった方がいいと思います。あとはSNSの運用などを学んでおくとよいでしょう。
例えば、SNSでどういった投稿をすれば反応が良く、フォロワーが増えるかといった知識を持っておくと仕事に役立ちますね。また会社なので、売上も取らないといけません。例えばMV制作に1億円かかるとしたら、その1億円をどう取り戻すかを考えることも大切です。原価と売上の経済的なシミュレーションみたいなことができるとよいマネージャーになると思います。
――マネジメントを学ぶ過程でどんなことを経験しましたか?
マネジメントは、先輩社員と現場に出て、22歳から実践的に学びました。エイベックスには、大ヒットしたアーティストが多いので、そういったアーティストの方々から「こういうときはこう動いた方がよいんだよ」というアーティスト目線でのアドバイスをいただけたのはありがたかったですね。未経験でも、しっかりとサポートしてくれる先輩社員もいるので、安心して学ぶことができました。
また歳をとっていくうちに、アーティスト本人やアーティストのターゲット層と年齢が離れていくので、ぜひ若い人と一緒に仕事をして、若い世代にアーティストがブレイクするポイントを見出してもらいたいと思います。一夜にしてTikTokでバズるなど、ヒットするには運の要素もありますが、そればかりを狙っているのは論理的ではありません。その日にある仕事の最適解をひとつひとつ出しながらヒットにつながる働きを積み重ねていくことが大切だと思います。
特に、アーティストの仕事は、9割9分が打ち合わせや制作・リハーサル等なので、そういった皆さんに見えない部分でも真摯に取り組むことを大切にしていますね。
取材:柴澤(ガクラボメンバー)
執筆:田中 妃音(ガクラボメンバー)
編集:学生の窓口編集部
取材協力:エイベックス・クラン株式会社




























