いざという時の知識! 「板ガムの包み紙」と組み合わせれば火をおこせるものとは?生きる技術#1
朝、布団の中で目覚め、電気をつけて、トイレに行って、食事をして、着替えて……。そんな平穏で当たり前の毎日も、何かをきっかけに簡単に崩れ去ってしまうことがあります。
普段は意識していない、そしてなかなか学ぶ機会のない「生きるための技」について考えてみませんか?
今回は「命のための火おこし」について、国内外での野外活動経験が豊富な、かざまりんぺい氏の著書『ビジュアル「生きる技術」図鑑』(誠文堂新光社)よりお届けします。
命のための火をおこそう
※写真はイメージです
キミはマッチやライターを使って、火をおこしたことがあるかな?
大災害後やサバイバル状況下では、水の確保の他に、火をおこす技術を知っているかいないかで生き残る確率が変わってくる。もちろん、知っていて、かつ実践できれば生き残ることができる。水を「飲み水」にするための「煮沸殺菌」にも火が必要だし、たき火は寒さから身を守り、あかりの代わりにもなる。温かいお湯を飲むだけでも、心が落ち着くよ。
私はたばこを吸わないので、マッチやライターをいつも持ち歩いてはいないが、イザというときに備えて「メタルマッチ」という火おこし道具を、ホイッスル、アルミシートブランケットとともに携行しているよ。
では、マッチやライター、メタルマッチを持っていない場合、どのようにすれば火をおこすことができるだろう。ここでは、マッチやライターなどを使わない、いろいろな火おこしにチャレンジしてみるよ。あせらず、ゆっくりやれば誰にでもできるぞ。さあ、キミもやってみよう!
紙の発火点 発火温度は?
紙など、さまざまなものを空気中で加熱するとき、火元(火や熱源)がなくても発火する最低温度を「発火点」という。新聞紙は290℃、上質紙(本やポスターなどの紙)は450~470℃、木炭は250~300℃といわれているよ。同じ紙でも、新聞紙と上質紙では発火点がずいぶん違うぞ。
太陽光で火をおこす
キミは紙を黒く塗り、虫メガネで太陽光を集める実験をしたことはあるかな?
黒い部分に太陽光を集めると、紙に穴があいて煙は出るけれど、火はつかない。この方法で火おこしするには、紙を少し工夫すればいいんだ。新聞紙を何枚か重ね、筒状にして内部に熱をためれば、誰にでもかんたんに火をおこすことができるよ!
ガムの包装紙で火をおこす
紙にアルミ箔が貼られたガムの包装紙と、乾電池を使って火をおこす方法だ。マッチやライター、火打石、回転摩擦式発火法は、雨に濡れると使えないが、この方法なら雨が降っていても火おこしができる。火を大きくする火口を用意して発火させよう!
1. ガムの包装紙を3等分に切り、さらに破線部分を切る。
2. アルミ箔側を電池のマイナス(-)につけ、次にプラス(+)につけると細い中心部から発火する。
※必ず、軍手や革手袋を着用すること。

※記事内のイラスト:ほんだあきと(ビジュアル「生きる技術」図鑑より)
▶書籍ではほかにも、ペットボトルやアルミ缶、アルミシートなどを活用した火おこし方法も紹介しています。
『ビジュアル「生きる技術」図鑑: 防災・キャンプに役立つサバイバルテクニック』
著者:かざま りんぺい 発売:2023年4月11日 定価:1,870円 (税込み)
発行:誠文堂新光社
詳細ページ:https://amzn.asia/d/hDweVl7





























