奈良の大学生がレポート!蚊帳生地から生まれた「白雪ふきん」の魅力にせまる! #ガクラボ
こんにちは。生まれも育ちも奈良県、ガクラボメンバーのほのです。
学生ライター奈良担当として、奈良の魅力をお届けします!
突然ですが皆さんは、「白雪ふきん」を知っていますか?
奈良の蚊帳生地から生まれた、吸水性抜群のふきんなんです。
今回は白雪ふきん本店のギャラリーをレポートし、白雪ふきんの魅力をご紹介します!丁寧なものづくりや歴史から、奈良の「品質の高さ」をお届けできたらうれしいです。
目次
・白雪ふきんの始まりと今
・白雪ふきんのおすすめポイント
・奈良に訪れたら、ぜひ「本店ギャラリー」へ
・白雪ふきん 伝統を繋ぐ
白雪ふきんの始まりと今
白雪ふきんを製造されている株式会社 白雪さんは、1956年 垣谷繊維として創業。創業時は、蚊などの害虫から人などを守るための蚊帳を日本全国にわたり製造・販売していました。
そんな中、白雪ふきんは蚊帳生地製造の際に生まれてしまった蚊帳のハギレを自家用ふきんとして活用したことをきっかけに誕生しました。
長期にわたり雪のような白さを保つことからこの名前が付けられ、東大寺・大仏様のお身拭いに毎年奉納をする伝統があります。
はじめは、生地の真っ白な色みを生かした白いふきんの販売から始まりました。現在では「日々の暮らしに華やぎをそえる」という想いからデザインを施した"白雪友禅ふきん"や、ふきん以外にも様々な暮らしに役立つアイテムの販売が行われています。
白雪ふきんのおすすめポイント
白雪ふきんを現在も家族で愛用中の私。おすすめポイントが2つあります。
1つ目は、手触りです。手に取った瞬間のふわふわ感が他のふきんとは、全く違うんです。お話を聞いたところ、白雪ふきんは蚊帳生地を8枚重ね(白雪友禅ふきんは6枚)にし、ふきんに仕立てているそうです。
こんなにも蚊帳生地を重ねているふきんは珍しいのだとか...。また、商品によって使う糸を変えることも肌に触れた時の印象の違いに現れているのかもしれません。
2つ目は、強度です。毎日使うものだからこそ、気になりますよね...?私の家では1枚を数か月使っているのですが、吸水力が高く、ほつれないという印象です。
こちらもお話を聞いたところ、蚊帳生地の端の重ね方を工夫し、外側から内側に向かって縫い合わせるからほつれにくく仕上げられているそうです。(ロゴマークもこのステッチをイメージしデザインされています。)
細やかな気配りから丁寧なものづくりの息吹を感じることができました。
奈良に訪れたら、ぜひ「本店ギャラリー」へ
奈良には、白雪ふきんを購入できるショップのひとつに、一軒家を改装してつくられた本店ギャラリーがあります。
工房兼ギャラリーの暖簾をくぐると、そこには沢山のアイテムが置かれていて、どこを見てもワクワクします。
畳に置かれた引き出しを引くと、色鮮やかなデザインのアイテムがたくさん並んでいました。
ふきんの柄は現在なんと140種類以上!しかも毎年新たな柄が登場するので季節・趣向に合わせて様々な柄を楽しむことができます。
中には、奈良限定や本店ギャラリー限定の取り扱い商品も...!
ぜひ実際に靴を脱いで畳にあがり、様々なアイテムを並べてお気に入りのデザインを探してほしいです!
購入品を紹介!
今回私は、"白雪友禅ふきん"2点と、"白雪友禅はんかち"1点を購入しました。
奈良の織物と京都の友禅染。2つの古都の伝統がコラボレーションし作られた素敵な商品です。
白雪ふきんは、公式オンラインショップや、全国のセレクトショップで購入できるので、お近くの取扱店でぜひお気に入りを見つけてみてください。
白雪ふきん 伝統を繋ぐ
今回は奈良の蚊帳生地からつくられたふきん、白雪ふきんをご紹介しました。
奈良の織物の伝統を後世に継承していくため、蚊帳生地の素晴らしさをそのままに新たな使い方が提案され生まれた白雪ふきん。
ふきんからさらに新しい時代に順応し、様々な商品も展開されています。
使ったことのない人は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?
文/ほの(ガクラボメンバー)
編集/畑山瑞穂
白雪ふきん 本店ギャラリー
〒630-8303
奈良市南紀寺町5-85
TEL:0742-22-6956
FAX:0742-24-5033
【営業時間】
月~水曜、金曜 10:00~17:00
定休日:木曜、土曜、日曜、祝日
※お盆休み、年末年始、臨時休業あり。
商品は全国のセレクトショップなどでも一部購入可能。
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公式HP https://shirayuki-fukin.com/ (オンラインショップ)
Instagram https://www.instagram.com/shirayuki_fukin/