堀田真由・坂東龍汰「アートに触れたり、いろんな映画を観てほしい」#学生の君に伝えたい3つのこと

編集部:あこ

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人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

今回は青森の伝統工芸・津軽塗をテーマにした映画『バカ塗りの娘』に出演した、堀田真由さんと坂東龍汰さんが登場。これまでの経験から、学生生活がより豊かになるアドバイスをくれました。

▼白濱亜嵐さん、小森隼さん、高橋文哉さん、もーりーしゅーとさんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと

堀田真由・坂東龍汰が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.一瞬一瞬の行事ごとや日常をみんなと楽しむ

――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

堀田学校行事をとことん楽しんだほうがいいなと思いました。学園モノの作品をやったりすると、すごくそれを感じますね。10代の頃に不真面目なのがカッコいいと思っていた時期があったんですけど(笑)、社会人になってから体育祭や文化祭とかで集まることってないですし、今思えば本当にあの頃しかできないことだったから、一瞬一瞬の行事ごとや日常をもっとみんなと楽しんでいたらよかったなと思いました。

坂東:めっちゃ意外!「演劇やろうよ!」と言ったり、バンドを組んだりして率先して楽しんでいるイメージだった。カッコつけなところがあったんだ(笑)。

堀田:カッコつけてた(笑)。

2.ちょっとだけ興味があることでもやってみる

坂東僕がしてよかったなと思うのは留学です。半年間で本当にいろんな人と出会えたし、いろんな文化を知れたし、あの経験なくして今の自分はないと言えるような時間でしたね。僕はなんでも自分から率先してやるタイプで、いろんなことに手を出しすぎていたくらいで。だからちょっとだけ興味があることでも、ツンツンとつついてみるのはいいかなとは思います。大人になってからだとなかなか時間が作れなかったりもするけど、多感な時期にしか吸収できないこともあるだろうし、無条件に朝から晩まで自分の好きなことをできる時間はなかなかないから、逆に「ヤバいヤバい!勉強してなかった」みたいなことになっちゃったりして(笑)そういう時間は限られているから、いろんなことをやってみたらいいのかなと思います。

3.アートに触れたり、いろんな映画を観てほしい

――学生のあいだに見たり、聞いたりしておいたほうがいいことは?

堀田:今回『バカ塗りの娘』の撮影で弘前に行って、弘前れんが倉庫美術館に足を運んだんです。弘前出身の奈良(美智)さんの展覧会がやっていて、文化もそうですけど、アートに触れるってすごくいいなと思って。本物のアートに触れることですごくいろんなメッセージを受け取ったので、学生だけじゃなくて大人になってからも自分で足を運んで本物に出会うのは大事だなと思いました。

坂東僕は映画をたくさん観てよかったなと思います。18歳までテレビやゲーム、携帯を持たずに育ったので、デジタルの世界に没頭できるのは映画を観るときだけだったんです。映画を観るといろんな国に飛べるし、文化も知れるじゃないですか。あたかもそこに自分が立っているような感覚になれて、想像力を培うことができたので、自分の身になったなと思います。なのでいろんな映画を、映画館で観ることをおすすめします。

津軽塗の音も画も映画館のスクリーンで観るべき

――おふたりが出演された映画『バカ塗りの娘』が青森では8月25日から、全国では9月1日から公開されますが、作品について魅力を感じたことを教えてください。

堀田:私、地元が滋賀県なんですけど、曳山祭というお祭りが有名なんです。授業でお琴やしゃぎりをやったり、尺八を習ったり、伝統的な文化に触れることが多い地域だったので、この作品のテーマが伝統工芸ということですごく興味もありましたし、近しい感じがしていて。津軽塗については、言葉は知っていたんですけど知識はなくて、でも江戸時代からある文化に触れられるならと思い、ぜひやりたいですとお答えしました。

坂東:僕は津軽塗の工房にお邪魔する機会はあったんですけど、撮影中にその工程を見るシーンがなかったので、できあがりをすごく楽しみにしていて。実際にスクリーンで観たときにもちろん津軽塗の画も美しいんですけど、そこに響くシャッシャッと塗ったり、研いだりする音も含めて、この『バカ塗りの娘』という映画に一瞬で引き込まれて。そこは監督も本当に丁寧に撮られていましたし、その音も画も、映画館で観るべきだと思いました。

――堀田さんは実際に津軽塗に挑戦されたんですよね。

堀田:津軽塗はすっごく工程がたくさんあって、作品の中でもそれを見せるシーンが長くあるんですけど、撮影では職人さんに本番前に教えていただいてすぐ実践という形で撮っているんです。なので前々から何か月も練習したわけではなくて、その場で見て実践を繰り返していて。

坂東:そうなんだ!

堀田:ただ私は職人の役ではなくて、それを目指しているというか、やりたいという思いを持った役柄だったんですけど、薫さんは職人の役なのできっと大変だったと思います。そのシーンはセリフもないので、台本で読んだときに間は持つのかなと思ったりもしたんです。静かな作品だからこそ、もちろんゆっくりと観ていただきたいんですけど、若い人ににはどう届くんだろうとかも考えちゃって。やっぱり今って倍速で観たりするじゃないですか(笑)。

坂東:確かに、時代的にね(笑)。我慢できない人もいるから。

堀田:でも実際に塗っているときの音やキレイな赤は、さっき坂東さんがおっしゃっていたようにスクリーンで観るべきものだなと思いました。

普段は(堀田さんが)お姉ちゃんみたいな感じ

――堀田さんが妹の美也子、坂東さんが兄のユウと兄妹役を演じられましたが、関係性はすぐにでき上がったのでしょうか?

坂東:そうですね。普段はどっちかというと、(堀田さんが)お姉ちゃんみたいな感じで。

堀田:そうかな(笑)。

坂東:年上でね。

堀田:年は(坂東さんが)上です。

坂東:え!いくつ?

堀田:今年25です。

坂東:じゃあ僕が1個上か(笑)。普段話していると堀田さんがすごく大人びているから、僕がお兄ちゃんに見えるかなとちょっと不安だったんですよ。でも美也子はぽわ〜んとしているから、僕も役に入りやすかったですね。

――ユウが美也子の髪の毛を切るシーンが印象的でした。

堀田:髪を切るシーンはクランクインでしたよね?

坂東:そうそうそう。

堀田:最初に共演してからコンスタントにお会いしていて、今回が3作品目だったので、最初からもう心を委ねられるなと思いましたね。

坂東:確かに。それに会ってない時間も常に作品に出ていらっしゃるから、何かしらでずっと観ていたんで。

堀田:私も作品で観ていたから、会っているような感覚でした(笑)。

――ちなみにあのシーンは実際に髪を切っているんですか?

坂東:そうそう、実際に切っているんですよ。堀田さんがちょっと長いエクステをつけていてその部分を切ったんですけど、芝居をしていたらだんだんどれがエクステかわからなくなって「とりあえず全部切っちゃえ!」みたいな感じで(笑)。

堀田:怖い怖い(笑)。

小林薫さんも宮田俊哉さんもおちゃめな方

――美也子とユウの父親・清史郎を演じた小林薫さん、美也子が思いを寄せる青年・尚人を演じた宮田俊哉さんとの共演はいかがでしたか?

坂東:おちゃめな方ですよね。

堀田:おちゃめな方ですね、宮田さん。

坂東:あ、宮田さんか。小林さんの話してた(笑)。

堀田おふたりともおちゃめでした(笑)。薫さんはお話が好きですよね。ずーっと喋っていて。

坂東:ひとりで喋ってひとりで完結しているのがめちゃくちゃかわいかった(笑)。

――役柄から寡黙なイメージがあったので意外です!

坂東:そう、僕も寡黙なイメージだったんですけど。

堀田:コミュニケーションをどう取っていこうかなと考える時間もなかったくらいずっと喋っていて、すごくかわいらしかったです。あとはこだわりをたくさんお持ちで、グルメな方なので「ここがおいしかったよ」と居酒屋さんの話をしてくださったりして。

坂東:毎日どこかに食べに行かれていて、よくばったり会っていました。お店に入ったら薫さんがカウンターに座っていて、「おお!座れ座れ!」ってもう地元の人みたいで(笑)。

堀田:『深夜食堂』のマスターみたい(笑)。

――宮田さんもおちゃめな方だったんですね。

堀田:そうですね。想像していた通りの方で。

坂東:分かる。本当に物腰が柔らかくて、丁寧で。

堀田:撮影中はずっとりんごを食べていましたね。「すごくおいしい」と言って、心配になるくらい食べていて(笑)。

坂東:めちゃくちゃ細いから、りんごしか食べない人なのかな?と思った(笑)。いやでも、お弁当も食べていたよ。

堀田:食べてた?(笑)

坂東:でもりんごをよく食べていた(笑)。

――お話を聞いていると、すごく和やかな雰囲気の現場だったんですね。

坂東現場は本当に穏やかでした。みんなリラックスしていて、スタッフさんたちも監督も、撮影も穏やかで。

堀田:本当にみんなが家族みたいでしたね。スタンバイ場所がお借りしたおうちの2階で、畳のあるお部屋だったので、みんなで座って喋ったりして。

坂東:気を張ったりせず、リラックスして、みんなも各々やりたいことやっていたので、その空気感がそのまま映画に映っている感じがします。

堀田:そうですね。その自然な感じのまま、美也子として暮らしていた感じがします。

堀田真由さん、坂東龍汰さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

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PROFILE

堀田真由

1998年4月2日生まれ。滋賀県出身。主な出演作に連続テレビ小説「わろてんか」(17)、「エール」(20)、映画『かぐや様は告らせたい』シリーズ(19、21)、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22)、「大奥」、月9「風間公親-教場0-」、NTV「CODE-願いの代償-」(23)などがある。今後は映画『禁じられた遊び』(9月8日公開)、『ある閉ざされた雪の山荘で』(2024年1月公開)の公開が控えている。

PROFILE

坂東龍汰

1997年5月24日生まれ、北海道出身。主な出演作にドラマ『花へんろ 特別編 春子の人形』、『リバーサルオーケストラ』、『王様に捧ぐ薬指』、映画『スパイの妻』(20)、『冬薔薇』、『峠 最後のサムライ』、『フタリノセカイ』(22)などがある。出演映画『春に散る』が現在公開中。待機作には『首』(北野武監督)がある。

映画『バカ塗りの娘』9月1日(金)全国公開

「私、漆続ける」その挑戦が家族と向き合うことを教えてくれた――
青木家は津軽塗職人の父・清史郎と、スーパーで働きながら父の仕事を手伝う娘・美也子の二人暮らし。家族より仕事を優先し続けた清史郎に母は愛想を尽かせて出ていき、家業を継がないと決めた兄は自由に生きる道を選んだ。美也子は津軽塗に興味を持ちながらも父に継ぎたいことを堂々と言えず、不器用な清史郎は津軽塗で生きていくことは簡単じゃないと美也子を突き放す。それでも周囲の反対を押し切る美也子。その挑戦が、バラバラになった家族の気持ちを動かしていく――。
https://happinet-phantom.com/bakanuri-movie/


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取材・文/東海林その子
撮影/米玉利朋子

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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