小西詠斗「“推し” という存在が自分の活力になる」#学生の君に伝えたい3つのこと
人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。
今回は、8月18日公開の映画『尾かしら付き。』で尻尾が生えている悩みを抱えた少年・快成を演じた小西詠斗さんが登場。これまでの経験を振り返って、また今の楽しみから学生へのアドバイスをしてくれました。
▼桜田ひよりさん、高橋文哉さん、もーりーしゅーとさんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと
俳優・小西詠斗が<学生の君に伝えたい3つのこと>
1.周りのことは気にせず自分を出して自由に過ごして
――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?
成人式に行ったほうがいい(笑)。僕、行かなかったのをすごく後悔しているんですよ。仕事もあったんですけど、そのときは「ま、いっか」と思ったんですよね。でも人生で一回だし、写真を見たらみんな楽しそうだったので行ったほうがいいです。あとは僕、周りのことばっかり気にしていたので、自分を出してもっと自由に過ごしていたらよかったなとは思いますね。怖いものなしのときにやりたいことをなんでもやったほうがいいと思います。
2.“推し” という存在が自分の活力になる
――では、これは見て・聞いておいたほうがいいと思うものは?
推しはいたほうがいいです。推しはいいですよ〜(笑)。
――今まさに推しがいるんですか?
韓国のセブチ(SEVENTEEN)が好きですね。高校の頃にちょくちょく聞いていたんですけど、最近になってまたハマって。癒されるし、元気になりますね。
――小西さんは推される側でもありますよね。
だから推してくださる方々の気持ちがちょっとずつわかるようになったというか、「こういうことをされたら嬉しいな」「こういう動画とか写真とか上がったら嬉しいな」と思うようになりました。供給はあればあるほど嬉しいものなんだなと思いますし、(取材後にある)今日の舞台挨拶もそうですけど、会える機会というのはすごく大切だなと思います。
――ライブにも行かれたりするんですか?
そうですね。最近はもう全然行けてないんですけど、上京する前に友だちに連れられて行って、そこから僕もハマったんです。でもセブチ、チケットが全然当たらないですよね。もし当たったら行きたいですね。アニメや推しを見ると頑張ろうと思えますし、そういう存在を見つけられたらとてもいいと思います。
3.書道はやっていてよかった
――これまで経験した中でやっておいてよかったと思うことはありますか?
書道をやっていてよかったですね。字がキレイだねとか言われることがあるので、ちっちゃい頃から習っていてよかったなとすごく思います。
――このあと、読者に向けてのメッセージを直筆で書いていたただきます!
あ、いや、ペンでは書けないですよ。保険をかけておこう(笑)。
学生時代は周りのことばかり気にして、自分らしく生きれていなかった
――8月18日に小西さんが出演された映画『尾かしら付き。』が公開されます。主人公のひとり・快成の学生時代を演じられましたが、出演が決まったときはどう思われましたか?
「中学生、大丈夫かな」と思いました(笑)。23歳になったんですけど、まだ学生を演じさせていただけるのはとても光栄でした。快成の変化をうまく表現できるかや、単純に中学生に見えるかとか(笑)、不安も大きかったんですけど、映画が大好きですごく出たかったので、とにかく嬉しかったです。
――快成はどんな人物だと思われましたか?
尻尾がついているという特殊な部分があるんですけど、誰にでも悩みはありますし、周りを気にして何もできないというところは学生あるあるかなと思いました。僕もコンプレックスはもちろんありますし、学生時代に周りのことばっかり気にして、自分らしく生きられてはなかったと思うので、そういうところはすごく共感しました。ただ快成には(大平采佳さん演じる)樋山那智みたいな存在がいて、「全部含めて宇津見くんだよ」と受け入れてくれるのはすごく大きいことだし、すごく羨ましいなと思いました。殻に閉じこもって何もしなかったら何も変わらないので、動かなきゃいけないんだなと感じましたし、この2人を応援できるような人間に僕もなりたいなと強く思いました。
――快成と那智はすごく微笑ましく、かわいらしい関係性でしたよね。
僕も原作を読んでキュンキュンしましたし、学生ならではの不器用な感じがかわいいなとすごく思いましたね。周りに「え?好きなの?」と聞かれて逃げ出しちゃうところとか(笑)。あと、やっぱり女の子は強いんだなというのも感じました(笑)。
小西詠斗として人前に立つのは今でも苦手
――大人になった快成を佐野岳さんが演じられていますが、成長した姿が見えているというのは安心感もあるのでしょうか。
そうですね、すごく安心感がありましたし、同じ役が2人いるというのはすごく心強くて。撮影ではもちろん同じシーンはないんですけど、現場に来てくださって、佐野さんと2人で役柄についていろんなお話をさせていただいて。すごく気さくな方で頼りになりましたし、心強かったです。
――中学生を演じる上で意識したことはありますか?
まず髪の毛を短めにして、おぼっちゃまみたいな髪型で見た目から入って(笑)。快成は中学生らしいやんちゃな感じはないですし、恋愛においての不器用さだったり、臆病になっている感じを大切にしました。僕もビビりなんで、学生の頃とかはこんな感じでしたよ。大勢の前で発言するのが苦手で、授業中に「トイレ行っていいですか?」と言えなかったですし、そういうところは似ているのかなと思いましたね。
――今はたくさんの人の前でステージに立つお仕事をされていますが、苦手意識はどうやって乗り越えたんですか?
いや、今も苦手ですよ。役があればどれだけ人がいても大丈夫なんですけど、小西詠斗として人前に立つのは今でもやっぱり苦手なんです。昔よりはコミュニケーションを取る機会が増えて、徐々に徐々に慣れてきたとは思うんですけど、苦手なものは苦手ですね。
――作中で小西さんが好きなシーンを教えてください。
樋山さんに告白されたけど返事をせず、そのあとお父さんに言われたことを受けて、自分の気持ちに気づいた快成が樋山の家に走って行って返事をする、そのシーンが好きですね。必死に返事をする快成とそれを聞く那智がすごく好きです。不器用なんですけど、まっすぐな快成がちょっと変わった瞬間でした。
――撮影時に印象的だったことはありますか?
台風が2回来て大変でした(笑)。告白の返事をするシーンも台風で雨風が強かったんですけど、雨が止んだ瞬間に「今行ける!」とバーッと用意をしたら雨が降ってきて、また撤収みたいなことが何回も繰り返されたり、天候には恵まれなかったですね(笑)。だから頭をフル回転してすぐに気持ちを作って、という感じでした。あと使われなかったんですけど、走ってくるシーンでちゃんと息を切らせたいなと思って、勝手にめっちゃ遠くまで行って全力で走ったのも印象に残っています(笑)。
リアルな男の子を演じてお芝居の本質がより見えてきた
――今回、快成を演じたことでご自分の成長を感じたことはありますか?
前から親と喧嘩したり、友だちとのいざこざがあったり、そういうリアルな役をやりたいなと思っていたんです。尻尾があるというのはすごく特殊ですけど、悩みとしては誰にでもあるようなことで、そんなリアルな男の子を演じさせてもらえてお芝居の本質がより見えてくるところがあって。とても難しかったんですけど、お芝居ってこういうことなのかなとこの役を通してちょっとずつ見えてきました。
――共演された那智役の大平さんはお芝居が初めてですが、一緒にお芝居をする中で印象的なことはありますか?
すごくしっかりしていて、僕が初めての頃はあんなにできなかったなと思いましたね。僕はちょっと変なことをやってやろうとたまに思っちゃうんですけど(笑)、セリフに変に色をつけたりすることなくまっすぐに投げかけてくれたのですごく伝わりましたし、撮影の合間もずっと台本を読んで向き合っているのを見て、「負けてらんないな。僕ももっと読み込まなきゃな」と思いました。
――現場を引っ張っていく立場というのは意識されましたか?
最初は意識しようと思っていたんですけど、途中で自分のことでいっぱいいっぱいになっちゃいました(笑)。僕は周りの方々に助けられてなんとかやってこられた感じなので、現場を引っ張っていく立場の人は本当にすごいなと素直に思いましたし、みんなの前に立って指揮を取るみたいなことは昔から苦手でできないですけど、できるようになったらいいなと思いましたね。
――今回は中学生、高校生の頃の快成を演じられましたが、小西さんが学生の頃に夢中だったことはありますか?
高校のときは3年間弓道部で、弓道に熱中していました。部活のことだけを考えて学校に行っていましたね。ちょっとした動きや手の形を変えるだけで変化があるので、そういうのを研究するのがすごく楽しかったですね。あとは部活のメンバーと過ごすのが楽しくて、ずっと一緒にいました。
小西詠斗さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!
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PROFILE
小西詠斗
2000年1月21日生まれ、広島県出身。2019年俳優デビュー。同年には人気舞台「刀剣乱舞」に出演。その後、「映画刀剣乱舞-黎明-」や「『進撃の巨人』-the Musical-」に出演するなど、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍している。
映画『尾かしら付き。』8月18日(金)全国公開
私の初恋の人には、「しっぽ」がありました。
樋山那智は、ソフトボールに汗を流し、“日焼け”に憧れる平凡な中学生。彼女は同級生の宇津見くんが抱える重大な秘密を知ってしまう。それは、彼に“しっぽ”が生えているということ。“みんなと違う”ことに迷い戸惑い傷つきながらも、心を通わせ合う二人の物語。
原作:佐原ミズ「尾かしら付き。」(ゼノンコミックス/コアミックス)
監督:真田 幹也
脚本:おかざき さとこ
音楽:Hilcrhyme
主題歌:Hilcrhyme「UNIQUE」(Universal Connect)
キャスト:小西詠斗 大平采佳 / 佐野岳 武田梨奈
木村昴 新内眞衣 土井ケイト 長谷川朝晴
企画・製作: EAST WORLD ENTERTAINMENT
埼玉県/SKIP シティ彩の国ビジュアルプラザ
制作:デジタルSKIP ステーション
ダブル・フィールド/ SS 工房
配給・宣伝:MOVIE WALKER
©佐原ミズ/コアミックス ©2023 映画「尾かしら付き。」
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注意事項
■応募期間
2023年8月14日(月)~2023年9月13日(水)23:59まで
■抽選方法
・当選者は、ご応募いただいた方の中から抽選で決定させて頂きます。審査経過および結果に関するお問い合わせや苦情については応じかねます。
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・当選者の方には公正な抽選後、個別にご連絡を差し上げます。未当選となった方への連絡はいたしませんので、ご理解いただけますと幸いです。
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取材・文/東海林その子
撮影/今井裕治