白濱亜嵐、小森隼「自分の素直な気持ちをいろんな友だちに話しておくべき」#学生の君に伝えたい3つのこと

編集部:あこ

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人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

8月11日公開の映画『ミンナのウタ』で主演を務め、本人役で出演するGENERATIONSのみなさん。今回は白濱亜嵐さんと小森隼さんが学生時代を振り返ってのアドバイスや、学生におすすめの楽曲を教えてくれました。

▼桜田ひよりさん、高橋文哉さん、もーりーしゅーとさんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと

白濱亜嵐、小森隼が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.人が遊んでいるときに頑張ってみる

――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

白濱無駄なことに時間を割かないことですね。僕は地元が愛媛で、大学に行った友だちとかが学生生活をすっごく楽しそうに過ごしているのをSNSで見て、めちゃくちゃ羨ましかったんですよ。僕はもう仕事を始めていたので、サークルや飲み会の写真を見るだけで嫉妬というか、「あ、俺も遊びたいな」と思ったりしていたんです。そうやって学生の間に遊ぶもいいと思うんですけど、そのとき僕はたまたまグループに入れて努力していたからこそ今があるなと思えるので、人が遊んでいるときに頑張んなきゃいけないんだなとは思いますね。

2.自分の素直な気持ちをいろんな友だちに話しておくべき

小森自分の素直な気持ちをいろんな友だちに話しておくべきだなと思いますね。学生生活で気を遣うことばかりに囚われすぎると、「自分の10代ってなんだったんだろう」と思ってしまうんですよね。自分の素直な気持ちを友だちに話したら、離れていく人もいるけど、その気持ちを共有できる人を見つけることができると思うんです。そういう大人になっても一緒に居続けられる友だちを見つけることが大事だなと思います。

――小森さんは自分の気持ちをお友だちに話すタイプですか?

小森話さなかったタイプだったんで、今すごくそう思います。高校生のときにデビューしてそっちに集中しすぎて、友だちと向き合うことや何かを一緒にすることを放棄していた部分があったので、そういうのを手放さないほうがいいなと。それってきっと10代のときにしかできないので、その時に気づけていたらもっといろんな友だちを大切にできただろうし、だからこそ今周りにいる人は大切にしたほうがいいなと思います。

3.「チカラノカギリ」、「Lonely」を聞いてほしい

――学生のあいだに聞いてほしいGENERATIONSの曲はありますか?

白濱「チカラノカギリ」はやっぱり好きですけどね。

小森:なんで?

白濱:めちゃくちゃシンプルな歌詞なんですよ。あんまり比喩も使ってなくて一見簡単に思えるんですけど、やっぱりまっすぐな言葉こそ響くなと思いますね。まっすぐな歌詞ってありふれているけど、その中でも「チカラノカギリ」はGENERATIONSらしさがあって、サウンド感からも「とにかく頑張れよ!」と感じられて僕は好きです。踊っているときも楽しいですし、ラストサビは歌詞も相まって気持ちいいなと思いますね。

小森僕は「Lonely」で。

白濱:(映画で探偵・権田役を演じた)マキタ(スポーツ)さんの歌ね(笑)。

小森:この映画でマキタさんの歌になりました(笑)。単純に曲がいいというのが大前提にあるんですけど、それくらい心揺らぐ恋ができたらいいんじゃないかなと思います。恋じゃなくても、もしかしたら受験で自分の地元を離れる子がいたり、片思いが実らなかったり、誰かからこんなにも影響を受けることがあるんだと感じることがあると思うんです。そういうときにこの曲を聞いてもらえたら、多分、夜に枕を濡らすと思います。

白濱:深夜に聞いてもらってね。

小森そのときに音楽がすごく身近にあって、自分を助けてくれるんだと感じると思います。あと理不尽なことは平気で起きるんだぞと。

白濱:何があったんだよ、お前(笑)。

小森:あと理想は現実にならないよということも(笑)。目の前にいる人が一番だと思うけど、それは離れてみないとわからないので。

白濱:そういう歌ですよ。一人称を使ってないから、男女どちらの視点でも捉えられますからね。

小森:すごくいい曲なので、聞いてもらいたいですね。

全力でやりたいなという気持ちが一番強かった

――8月11日にGENERATISONのみなさんが主演を務める映画『ミンナのウタ』が公開されます。みなさんがそれぞれに演技経験がありますが、グループで一緒に作品を作る上で、これまでに経験した作品との意気込みはまた違いましたか?

白濱:意気込みとしては、「やるからにはちょっと頑張るか」みたいな感じでしたね。本人役でホラーだったんで、ゴールが全く見えない中のスタートだったんですけど、出ているメンバーは全員演技経験があって、いざ現場に入ってみると「意外とみんな、お芝居できるな」と思って。めっちゃ上から目線ですけど(笑)、「GENERATIONSって演技もちゃんとできるんだな」と、またひとつ強みが見つかった感覚はありましたね。

小森:(ふざけて怪訝な顔で白濱さんを見てから)僕はただひたむきに台本と向き合って、頑張りました。みんなに引っ張っていただきながら、謙虚にやらせていただきました。ありがとうございます!(笑) 全員で映画に出演するという経験はないですし、今回はチャレンジさせていただけるなら本当に全力でやりたいなという気持ちが一番強かったかもしれないですね。

白濱:あと撮影期間がツアーリハの真っただ中だったんですよ。隼は撮影したの、4日間くらい?

小森:それくらいかな。

白濱:撮影日数は僕が一番多かったんですけど、僕がいないときにメンバーがリハーサルをやっておいてくれて、その内容を後日聞いて助け合う部分はありましたね。

小森:2月くらいに撮影したんですけど……しんどかったですね(笑)。オフィスビルで撮影したんですけど、夜中から社員の方が出社されるまでの朝7時くらいまで撮って、朝10時からツアーのリハーサルがあって、そのまま深夜12時まで仕事をやって、映画の撮影が1時半入りとかで。よくも悪くも僕が行ける時間帯にスケジュールが組まれていたので、リハに出られないほうが幸せだったんじゃないかと思いつつも(笑)、みんなで助け合っていましたね。

――本人役で演技をする面白さや難しさはありましたか?

白濱:はじめは照れがあるのかなと思ったんですけど、いざやってみるとそんなことはなくて、難しさはあんまり感じなかったですね。本人役ってある意味、役作りがいらないので、逆に楽というか。なので、僕は現場に入ってそのまま演じていましたね。

小森:もう「俺は俺だ!」と強い意思をもって演じさせてもらいました。本人役だから監督の中でも正解はないじゃないですか。演技プランを考えていったかといったらそういうことではないんですけど、「僕はこうです」みたいなものを強く持っていられたのはすごくやりやすかったというか、楽しめた部分ではあったかもしれないです。

――お互いにご覧になって、いつもの感じが出ているなと思われましたか?

白濱:シーンによりますね。リハーサルしているシーンはいつもの感じなんですけど、セリフとなるとしっかり演技しているなと思います。

小森:亜嵐くんに関してはないです。あんなにしっかりしたリーダーではないので。

白濱:映画では俺がみんなを探して追いかけてみたいなことしているけど、実際はみんなを放っておく?(笑)

小森:いや、逆だと思うんです。最初のシーンで(マキタスポーツさん演じる権田がメンバーの)名前を間違えて、それに「何?」みたいな冷たい感じになるんですけど、実際は「全部情報を出すんで、1日でも早く見つけてもらっていいですか?もう任せます!」という感じでめちゃくちゃ協力的で、映画の中みたいに「信用できないんで僕が探します」はないと思う(笑)。

白濱確かに、脚本を読んだときに監督が描いている白濱亜嵐は結構クールなイメージだなと思いましたね。だから演じられたというか、そのクールさでキュッと刺激を入れることによって作品が締まる感じがあったというか。まあ悪役を買って出たところはありましたね。

小森亜嵐くんがフィクションとノンフィクションの狭間にいる人な感じはありましたね。物語の主軸にいる人なので、素になりすぎると物語としてぬるくなっちゃいますし、でもオンになりすぎると全然違う亜嵐くんになっちゃうという、その狭間で戦って作品を背負ってくれていて。なので、作品を背負っているという意味ではリーダーでしたけど、作品の中みたいなあんなにしっかりしたリーダーではないです(笑)。

白濱:そうだね(笑)。

高校生のころは放課後に友達といろんなところにたまっていた

――グループでの撮影だったからこそ、チームワークを感じたことはありますか?

白濱:撮影はマジでみんなバラバラだったんですよね。僕と(中務)裕太くんと(関口)メンディーくんは比較的一緒のシーンがあったんですけど、隼はワンシーンくらいで。タイトルが出る前にいなくなるもんね(笑)。

小森:斬新な手口ですよね(笑)。

白濱:僕は(マネージャーの凛役を演じた)早見(あかり)さんとの掛け合いが結構多くて、凛ちゃんとの「隼、電話に出ない」みたいなやりとりは、セリフは一応決まっていたんですけど、リアクションとかはその場でのアドリブですね。凛ちゃんにはタメ口で、友だちみたいな感じで接していたんで、GENERATIONSのメンバーよりも早見さんとのチームワークを一番感じました。

小森:いいな〜(笑)。僕は今回メンバー以外だとADちゃんと、エレベーターで凛ちゃんと喋るくらいで、マキタさんに至っては会ってないですから。そういう意味では日頃のGENERATIONSしか見てないですけど(笑)、クランクインした日が全員一緒で事務所のスタジオのシーンだったので、チームワークを感じたいい初日だったなと思います。

――今作のもうひとりの主役・さなは中学生ですが、おふたりが学生の頃にダンスや音楽以外で夢中だったことはありますか?

小森:中学生のときは(アニメの)『けいおん』ですね。

白濱:確かに流行っていたね。

小森:僕が中学2、3年生くらいのときかな。(作中バンドの)放課後ティータイムをめちゃくちゃ聞いていましたし、放課後に友だちと秋葉原のアニメイトに行っていました。りっちゃん(田井中律)が好きでしたね。太眉が好きでした。

白濱:僕は高校生で愛媛から東京の芸能学校に転校したんで、いきなり大都会を浴びたんですよ。放課後は目黒のジョナサンでたまったり。

小森:目黒駅のちょっと奥にあるんですよ

白濱:ジョナサンまで行くのがめんどくさかったら、手前のガストでたまったり。

小森:2階にあったね。

白濱:仕事で活躍している友だちが一緒に行けるときはロイホに行ったり。

小森:ロイヤルホストは目黒駅とは真逆にあるんですよ。

白濱そうやってたまり場を見つけに行くのが楽しかったですね。竹下通りにある、クレープ屋とかいろいろ入っている建物にもよく行っていましたね。

小森:昔、スイパラがあったところね。

白濱:そうそう。それこそスイパラとか、渋谷の地下に入っていくとあるモンスターが出てくるようなコンセプトレストランとかで遊び尽くして。

小森:いいですね。亜嵐くんは東京に夢中だったみたいです。

白濱:あとは宮益坂のほうのボーリングとビリヤードがある建物に行って、そこでよく神木(隆之介)がビリヤードをやっていて、「一緒にやろうぜ」と声をかけたり(笑)。

小森:そうですね。神木くんはその建物の3階か4階にある卓球にめっちゃハマっていましたね。僕も連れて行ってもらったことがあります。

白濱:芸能学校っていろんな事務所の子がいて、コミュニティーが近いのですごく仲良くなるんですよ。俺に脚本を書く能力があったら、めっちゃ面白い芸能学校の映画かドラマを作りたいです。

小森:めちゃくちゃ面白そう!

白濱:モーニングでマックを買ってきて部屋中に匂いが充満したり、いろいろエピソードがあるよね(笑)。

PROFILE

白濱亜嵐

1993年8月4日生まれ、愛媛県出身。2012年11月、GENERATIONSのパフォーマーとしてメジャーデビュー。2014年4月にEXILEに加入。GENERATIONSのリーダーも務め、EXILE/PKCZ®と兼任しながら活動。主な出演作に、『ひるなかの流星』(17)、『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(20)、『10万分の1』(20/三木康一郎監督)などがある。

PROFILE

小森隼

1995年6月13日生まれ、三重県出身。2012年11月、GENERATIONSパフォーマーとしてメジャーデビュー。2020年4月からはTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」の教頭に就任、2021年10月からは校長としてパーソナリティーを務める。現在は、「ヒルナンデス!」(NTV)の月曜レギュラーとして出演中。主な出演作に『HiGH&LOW THE WORST』(19)がある。

映画『ミンナのウタ』8月11日(金)全国ロードショー

人気ラジオ番組のパーソナリティを務める、GENERATIONSの小森隼。
収録前にラジオ局の倉庫で30年前に届いたまま放置されていた「ミンナノウタ」と書かれた一本のカセットテープを発見する。その後、収録中に不穏なノイズと共に「カセットテープ、届き…ま…した…?」という声を耳にした彼は、数日後にライブを控える中、突然姿を消してしまう。マネージャーの凛は、事態を早急且つ秘密裏に解決するため、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。メンバー全員に聞き取り調査を進めるが、失踪した小森がラジオ収録の際に聞いた「女性の鼻歌のような、妙なメロディーが頭から離れない」と言っていたことが判る。そして、リハーサル中に他のメンバーたちも“少女の霊”を見たと証言。
ライブ本番までのタイムリミットが迫る中、リーダーの白濱亜嵐、凛、権田は捜索に乗り出す。やがて、少女の霊の正体は、“さな”という女子中学生だということが判明するが、彼女が奏でる“呪いのメロディー”による恐怖の連鎖が始まり・・・。

一体、彼らに何が起こっているのか? この先に待ち受ける、 想像を絶する結末とは───!?

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/minnanouta/

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取材・文/東海林その子
撮影/米玉利朋子
スタイリング/葛西‟ジャンボ”克哉
ヘア&メイク/米持冬花(JYUNESU)

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編集部:あこ

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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