桜田ひより「新たな自分を見つけるためにいろんなジャンルに挑戦してみてほしい」#学生の君に伝えたい3つのこと
人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。
今回は、7月7日公開の映画『交換ウソ日記』でつい空気を読みすぎてしまう不器用なヒロイン・希美を演じた桜田ひよりさんが登場。さまざまな視点から今、そしてこれからを楽しむためのアドバイスをくれました。
▼荻原利久さん、板垣李光人さん、もーりーしゅーとさんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと
俳優・桜田ひよりが<学生の君に伝えたい3つのこと>
1.いろんな人といろんなところに行ってみて
――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?
社会人になると仕事があって予定が合わせづらくなって、友だちと大人数で何かをすることってなかなかないじゃないですか。なので、いろんな人といろんなところに行ってみてほしいなと思いますね。もし制服を着ている方だったら、制服を着ていろんなところに行ったら青春を感じると思いますし、そういうそのときにしか味わえないようなことを楽しんでいただけたらいいなと思います。
――桜田さんもそういった思い出はありますか?
逆に私はそれができなかったので、ぜひみなさんに私の代わりにやっていただきたいなと思います(笑)。でも1回だけ制服を着てディズニーに行けたんですよ。それは自分の中ですごく大きかったです。
2.新たな自分を見つけるためにいろんなジャンルに挑戦してみてほしい
――学生のうちに見て、聞いておいたほうがいいと思うことは?
見たり、聞いたりするものって、その人の人生を彩るというか、そこからちょっと考え方が変わったりすることもあると思うので、例えば「音楽はこのジャンルが好きだけど、ちょっといつもと違うものも聞いてみよう」とか、新たな自分を見つけるためにいろんなジャンルに挑戦してみてほしいです。私の兄はヒップホップが好きでよく聞いていたんですけど、私はそういうのに疎かったんです。でもちょっと聞き出したらすごくハマって、いろんなジャンルの音楽を聞く中に新たにヒップホップが加わって。そうすると、それを知っている方との話が盛り上がるので、コミュニケーションとしてもすごく大事だなと思いました。ひとつのことを極めるのもいいけど、いつもと違うことを友だちと一緒にやってみたり、行ってみたりして、意外な自分に出会ってほしいですね。
3.将来のために若いうちからやれることをやっておく
――これまで経験した中で、これはやっておいてよかったと思うことはありますか?
日焼け止めを塗っておいてよかったなと思いました(笑)。これはすごく大事だなって思っていて、私はちっちゃい頃からお母さんが塗ってくれていたんですよ。そういう土台があるからこそ今の白さが保てていると思いますし、後悔してからでは遅いので、美容に関しては女性も男性も、将来のために若いうちからやれることをやっておいたほうがいいぞ!と思いますね。
相手に届くまでの言葉選びにすごく気をつけている
――7月7日に桜田さんがヒロインを演じた映画『交換ウソ日記』が公開されます。原作はティーンに人気の小説ですが、どういうところが同世代に支持されていると感じましたか?
やっぱり学校ならではの出来事だったり、SNSが普及しているこの時代で交換日記をするという、現実とはちょっとかけ離れた不思議なラブストーリーで、そこがこの作品の醍醐味だなと思いました。
――希美を演じて、ご自分に近いと感じたところはありましたか?
前半は女の子と一緒にいることが多くて、その中でも(茅島みずきさん演じる江里乃と齊藤なぎささん演じる優子の)2人が話しているのをニコニコしながら聞いているシーンがあるんですけど、私もプライベートでは人数が増えれば増えるほど話すよりも聞く側に移っていくので、そういう部分はすごく似ているなと感じました。
――希美は自分の気持ちをまっすぐ口にできないタイプですが、桜田さんはいかがですか?
希美ちゃんは自分の気持ちをうまく話せないし、伝えられなくて、でも交換日記では素直な気持ちを文字にできていて、そこに一種のもどかしさを感じることもあると思うんです。私の場合は自分の思いを口に出さないというより、自分のことを話すまでに時間がかかるタイプだと思っています。相手に届くまでの言葉選びにすごく気をつけていて、それを考える時間が人より長いんです。でもふと自分が「この言葉を伝えたいな」と思ったらすぐに相手のところに行って伝えたりするので、そういう行動力は希美ちゃんよりあるかなと思います。
見てくださる方がいかにキュンキュンしてくれるかを第一に考えていた
――クランクアップの際「自分でも新しい発見がたくさんあって、この撮影期間本当にキラキラ輝いていた」とコメントされていましたが、希美を演じる上でどういった発見があったのでしょうか。
胸キュンシーンになると、自分の感情だけじゃなくて見てくださる方がいかにキュンキュンしてくれるかを第一に考えていたんです。それこそスタッフさんが考えるカメラアングルや照明とかでよりキラキラ輝いて見えて、改めてスタッフさんがいるからこそ輝けるんだなと実感しましたし、演技に没頭するだけじゃなくて、見せ方とかにも気を遣わないといけないんだなということを学びましたね。見てくださる方が希美ちゃんに寄り添っている、寄り添っていないに関わらず、お互いの表情やぎこちなさとか、本当に細かいところにキュンキュンしてもらえるのではないかなと思いました。
――希美と瀬戸山の関係性はどう見ていましたか?
10代だからこそできる関係値なのかなと思いました。大人になると、ある程度いろんな人に触れて、コミュニケーションが取れるようになっていくと思うんですけど、10代の多感な時期だからこそ伝えたいのに伝えられないもどかしさがあって。あとはやっぱり学校だと人の目もあるし、同世代の人にバレたらどうしようとか、そういうドキドキというのも学生ならではなのかなと思いました。
――高橋さんとの初共演ですが、交換日記を通してだんだん関係が近づいていくという役柄はやりやすい部分もあったのでしょうか。
距離感が近い、胸キュンのシーンをいきなり会話も何もない状態でやるよりは、ある程度コミュニケーションを取らないと成立しない部分があったり、お互いの信頼がないとうまく映像にも映せないんじゃないかなと思うこともあったんですけど、私が人の話を聞くのが好きな分、喋りかけることができなくて。なので高橋さんが一生懸命話しかけてくれて、でも「自分から積極的に喋りかけることはあんまりしない」とおっしゃっていたので、すごく頑張ってくれたんだなと伝わってきましたし、すごく助けられました。あと希美ちゃんは自分から話しかけられなかったり、自分の思っていることを伝えられないということがベースにあったので、今回は自分の話を積極的にするのはやめようと思ったんです。ただただ楽しそうな姿を見ていたり、話しかけられたら答えるくらいにして、あまり自分から距離を詰めずに遠目で高橋さんのことを見ていたので、「あ、こういう行動をするんだな」と客観的に観察をしていた自分がいました。
――客観的にご覧になって、高橋さんはどういう方でしたか?
ご本人がいないからあんまり言えないんですけど(笑)、やっぱりコミュニケーション能力が高いなと思って。誰に対しても別け隔てなく接しているし、自然と距離を詰めるのがすごく上手な方だなと思いました。
誰にも邪魔されない自分の時間を持つことで心のゆとりが生まれる
――物語は希美の机の中に宛名の書いてないラブレター入っていることから始まりますが、もし自分の机に同じようなラブレターが入っていたら、桜田さんはどうしますか?
どうするかなぁ……返事する方法が思いつかないかもしれないですね(笑)。もしこの人かもという人がいたとしても、確証がないじゃないですか。きっと名前を隠したことに意味があるんだなって思って、そのままにしちゃうと思います。
――ちなみに、ラブレターをもらった経験はありますか?
聞かれると思ってなかったです! えー……あります(笑)。小学生だったかな? 机の中に入っていました。恥ずかしい(笑)。
――返事はしましたか?
はい、手紙じゃなくて直接伝えました。丁寧にお断りをしました(笑)。
――希美は瀬戸山たちとの関係性を通して、だんだんと自分に正直になっていきますが、桜田さんが自分らしくいるために心がけていることはありますか?
自分の時間を大切にしています。仕事で人と多く触れ合う分、やっぱり落ち着ける環境って大事だと思っていて。私は自分の家がすごく大好きなんです。休みの日はお昼くらいに起きて、ごはんを食べつつ好きなYouTubeやドラマ、アニメを見たりして、本当に家から一歩も出ないんですけど、そういう誰にも邪魔されない自分だけの空間で、自分の好きなことをやることによって心のゆとりが生まれると思います。
桜田ひよりさんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!
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PROFILE
桜田ひより
2002年12月19日生まれ、千葉県出身。2018~2023年3月まで雑誌「Seventeen」の専属モデルを務める。主な映画の出演作に『祈りの幕が下りる時』(18)、『男はつらいよ お帰り 寅さん』(19)、映画『おそ松さん』(22)などがある。また5月に公開されたアニメ映画『雄獅少年/ライオン少年』(23)では声優を務めた。
映画『交換ウソ日記』7月7日(金)全国公開
高校二年生の希美は、ある日移動教室の机の中に、ただひと言、そう書かれた手紙を見つける。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたところから、ふたりのヒミツの交換日記が始まる。ところが、実はその手紙や交換日記が親友宛てのものだったことが判明。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことが言い出せないまま、ついやり取りを続けてしまう。いつも空気を読みすぎてしまう話し下手な希美は、自分とは真逆の、思ったことをはっきりと口にするド直球な瀬戸山を最初は苦手に思っていたが、彼を知るうちに惹かれていく。その一方で、打ち明けるきっかけをどんどん失っていき、事態は思わぬ方向へ…
出演:高橋文哉 桜田ひより
茅島みずき 曽田陵介 齊藤なぎさ/板垣瑞生
原作:櫻いいよ「交換ウソ日記」(スターツ出版文庫)
主題歌:「ただ好きと言えたら」KERENMI & あたらよ(A.S.A.B)
監督:竹村謙太郎
脚本:吉川菜美
©2023「交換ウソ日記」製作委員会
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2023年7月6日(木)~2023年8月5日(火)23:59まで
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取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子