佐藤浩市&横浜流星W主演!日本映画史上最強の胸熱映画『春に散る』の大学生的魅力3選!
こんにちは!学生ライターの家塚彩夏です。
8月22日に映画『春に散る』の公開直前イベントに行って参りました。沢木耕太郎の傑作小説が、2世代のトップ俳優と唯一無二の才能たちで待望の実写映画化!
主演の佐藤浩二さん、横浜流星さん、共演の橋本環奈さん、本作の主題歌を書き下ろしたAIさんと、イベントには大変豪華な面々が集結!皆さん作品への熱い想いを丁寧にお話ししてくださり、会場はあたたかい空気に包まれていました。
今回は、そんなイベントでのお話を混じえながら、日本映画史上最強の胸熱映画『春に散る』の魅力3選をご紹介します!
あらすじ
40年ぶりに故郷の地を踏んだ、元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)。引退を決めたアメリカで事業を興し成功を収めたが、不完全燃焼の心を抱えて突然帰国したのだ。かつて所属したジムを訪れ、かつて広岡に恋心を抱き、今は亡き父から会長の座を継いだ令子(山口智子)に挨拶した広岡は、今はすっかり落ちぶれたという二人の仲間に会いに行く。そんな広岡の前に不公平な判定負けに怒り、一度はボクシングをやめた黒木翔吾(横浜流星)が現れ、広岡の指導を受けたいと懇願する。そこへ広岡の姪の佳菜子(橋本環奈)も加わり不思議な共同生活が始まった。やがて翔吾をチャンピオンにするという広岡の情熱は、翔吾はもちろん一度は夢を諦めた周りの人々を巻き込んでいく。果たして、それぞれが命をかけて始めた新たな人生の行方は——?
リアルを追求した白熱の試合シーン。本物の熱狂がここにある
本作の見どころの一つはなんと言っても、白熱のボクシングシーン。私自身、試合シーンを観ているとき、これが映画であるということを忘れてしまうほど、その試合に熱狂してしまいました。仁一と翔吾の近くで彼らを支える広岡佳菜子役を演じた橋本環奈さんも「ボクシングには心を突き動かされるような、日常にはない熱量がある。試合を見て感動して泣いたり、思わず声が出てしまったり。それだけ心を動かされるのは凄いこと。」と本作を通してボクシングの魅力を語りました。また、試合の展開、翔吾やそれぞれの相手のスタイルの変化など、ボクシングの試合自体にも丁寧にストーリーが乗せられており、それも観る者の心を鷲掴みにします。どこまでもリアルを追求している役者さん達の本気のボクシングと、格闘技のなかにある勝ち負けを超えた世界の熱狂を全身全霊でお楽しみください!
作品内外に滲み出るリスペクトの想い
イベントでも劇中でも印象的だったのは、皆さんの間にある「リスペクト」の精神。横浜流星さんは、佐藤浩二さんについて「学ぶことしかないので、何かを得て吸収できればいいと、一挙手一投足を見逃さずにいました」と。お芝居から人としての生き様まで、すべてが学びであったとお話しされていました。そのリスペクトは作品内にも色濃く映し出されています。本作では、佐藤さん演じる仁一と横浜さん演じる翔吾の師弟関係を超えた強い絆、母と息子の不器用だけれども強固な親子関係、かつて苦楽を共にした盟友たちの関係性などさまざまな人間模様がそれぞれ丁寧に描かれているほかにも、役者陣のプロボクサーへの敬意、原作小説の作家と監督の間にある敬意が伺えます。本作を作り上げたその根底にあるものこそが「リスペクト」であると感じさせられました。そんなリスペクトがあるからこそ生まれた名シーンや魂のぶつかり合いに注目してご覧ください!
「今を生きる」とは。強いメッセージ性に、今すぐ立ち上がりたくなる
そんな魅力たっぷりの本作ですが、ストーリーのなかにある強いメッセージが心の奥に突き刺さります。世代を超えた登場人物たちが「今」に向き合い、全力で生きる姿は観る者に勇気を与えます。さらに、主題歌であるAIさんの音楽「Life Goes On」がまたメッセージ性をより一層強めます。本作を鑑賞して楽曲を書き下ろしたAIさんは、「映画に通じ合いたいという想いを持ちながらも、命を大切にしてほしいという気持ちを混ぜ合わせながら作りました」と語りました。イベントでは、そんな主題歌を生熱唱!力強い歌声に心が震えました。佐藤さんは「この歌を映画のエンドロールで聴いたとき、皆さんの心にまた熱いものが込み上げてくるはず」と力説。さまざまな苦悩を抱えた登場人物たちが何度も立ち上がる姿とその背後にある熱い想いや追い風に触れることで、映画鑑賞後、皆さんも自分の人生の「今この瞬間」に懸命に立ち向かいたいと感じるはずです。学生の皆さんだからこそ、強く感じられるものが多くある作品だと思うので、ぜひ劇場でお楽しみください!
おわりに
イベント最後には、横浜さんは「この作品が皆さんのもとに届き、心に残る大事な作品になることを心より願っています」と祈願。佐藤さんも「2023年の夏に、噛めば噛むほど味が出る映画ができました。ぜひ楽しんでください!」と大ヒットスタートに期待をかけました。
この夏最も胸を熱くする映画であることまちがいなしの本作!映画『春に散る』は絶賛公開中です。ぜひ劇場でお楽しみください!
文:家塚彩夏(学窓ラボ)
映画『春に散る』絶賛公開中
https://gaga.ne.jp/harunichiru/
佐藤浩市 横浜流星
橋本環奈 / 坂東龍汰 松浦慎一郎 尚玄 奥野瑛太 坂井真紀 小澤征悦 / 片岡鶴太郎 哀川翔
窪田正孝 山口智子
監督:瀬々敬久
原作:沢木耕太郎『春に散る』(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
脚本:瀬々敬久 星 航 音楽:田中拓人
配給:ギャガ
©2023映画『春に散る』製作委員会
主題歌:AI「Life Goes On」(ユニバーサルミュージック)
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