インディ・ジョーンズはここがスゴイ!好きすぎて水中考古学者になった方と『運命のダイヤル』トークをしてきた #学窓ラボ
こんにちは!学窓ラボ学生ライターの せきです。
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』観ましたか?
世界中にファンのいる大人気冒険映画で、今回でシリーズ5作目にあたるんですが、実は今までインディ・ジョーンズを見たことがありませんでした。前作の公開が15年前なので、劇場公開の時期は物心がつくかつかないか(凄い)。。。
今回は、そんなインディ・ジョーンズを劇場で観ることができ、さらになんと「インディ・ジョーンズシリーズが好きすぎて水中考古学者にまでなった」という、山舩晃太郎先生ともインディトークをしてきました!
ジョーンズ博士と同じ考古学者の方ならではの、面白ポイントも伺いましたので、まだ見ていない人はぜひ参考に、もう見た人もぜひもう一度観に行きましょう!
この方にインタビューしました!
山舩 晃太郎(やまふね こうたろう)さん
水中考古学・船舶考古学者
インディ・ジョーンズシリーズが好きすぎて水中考古学者に。アメリカ、テキサスA&M大学大学院で水中考古学についての研究を経て2016年に博士号取得。その後、自ら研究のための会社を立ち上げ、現在では九州大学の研究員、東京海洋大学の非常勤講師をも務めている。
公式HP:https://suichukoukogaku.com/
公式X(旧TwitterT):@KYamafune
インタビューはここから!
Q:山舩先生とインディ・ジョーンズ映画との出会い、きっかけ、どんなところに魅了されたのか教えてください!
正直覚えてないですね(笑)
みなさんも幼い頃に絵本の読み聞かせなどをしてもらったと思いますが、僕にとってインディ・ジョーンズ作品とはそれと同じようなものです。あって当たり前で物心つく前から触れていた、僕にとって身近なものです。
僕の幼いころは水曜日から日曜日まで、ずっとテレビで映画が放映されていて、家族で一緒に見ていたんです。その中でインディ・ジョーンズもよく放送されていて、僕にとってジョーンズ博士は憧れの的で、“ヒーロー”のようなものだったんです。真似して木の鞭を持っていたりしました(笑)
遠いところに行って知らないことを知るという、“冒険”の楽しさを教えてくれたのがインディ・ジョーンズ作品だったように思います。
Q:先生もジョーンズ博士と同じ考古学を研究なさっていますが、なぜ考古学の中でも水中に興味を惹かれたのでしょうか?
大学在学中に西洋考古学の論文を書くために文献を探していたら、水中考古学に関する本を見つけて一目惚れしました。
考古学で扱うものは、そもそも発見の際の保存状態が悪くて、昔の様子を知るには手掛かりが少ないんです。ところが水中考古学で扱う海底に沈んだ船の場合、砂の中で時が止まったように保存されているものがあり、うかがい知れる情報が多いのが魅力的に感じたんです。
Q:今作『運命のダイヤル』では、水中のシーンも出てきましたが、今作で先生が最も熱くなった、興奮したシーンについて教えてください!
水中考古学者の視点からとしては、ウツボが個人的にすごく気になりました。
昔の船は積み荷に壺をよく使っていたんですが、実際に潜って沈没船を調査するときに、その壺からウツボが出てくることがあるんですよね。そこは調査現場あるあるみたいな感じで面白かったです(笑)。
今回のストーリーの中心でもあった『運命のダイヤル』にあたる「アンティキティラ」は現実でも発見されている古代の遺物なので、リアリティも感じられて良かったですね。
研究者になってからもインディ・ジョーンズはときどき見ているんですが、実際に存在するものや、実際に起こりえることがベースにストーリーが練られているのが、専門家になった今でも唸るところです。
今作はジョーンズ博士と同じ考古学者になってから見た作品でもあるので、自分のやっていることと強く関連している部分もあり、これまでより作品に入り込むことができました。
あと、今回はインディ・ジョーンズ最後の映画になるんですが、しっかりと歴史とは何か、そして考古学者インディ・ジョーンズの研究人生とはなんだったのかと言うことに向き合って作られている作品だったので、そういった意味でもすごく楽しい作品になっていました。
Q:最後に学生へのメッセージをお願いします!
僕はたまたま、憧れのヒーロー、ジョーンズ博士という原体験が今につながっていますが、それほど好きなものに出会えるというのは、なかなかないことだと思っています。人生の中でなにもかもを取っ払ってでも好きというものに出会えたらそれはラッキーです。もしも見つけられたのなら、ぜひそれを極めていってほしいです。
あと、冒険がしたいと思ったからといって、考古学者にならないとできないかというと、そんなことはありません(笑)。
実は、発掘現場の調査チームって、考古学者は2,3人くらいしかいないんです。ダイバーの方だったり測量士の方だったり、各々の専門スキルを持った人たちが集まって調査チームを作っています。なので大学院に進んで研究者になって、という道を目指さなくても、なにか自分の興味や向いている仕事をベースに考古学に関わるほうが、いろんな調査に参加しやすいと思います。
冒険や遺跡発掘などに興味があるという人は、どんな仕事が関わっているのかを調べてみて、自分に合いそうな道はどれだろうかと探してみて下さい。
あと、皆さん是非「インディ・ジョーンズ」シリーズ見てみてください、とっても楽しいですよ!
ありがとうございました!
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」あらすじ
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
大ヒット公開中!
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配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
文:せき (学窓ラボ)





























