【マグロ大好き! でも…マグロの部位って何個言える⁈】この部位はどこ? はじめての「マグロの部位」おどおど #あつまれ!_おどおど学生。
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現在、マグロは超高級魚です。もちろん一口にマグロといっても、最高級品とされるクロマグロ(本マグロ)、ミナミマグロ(インドマグロ)、キハダ(キハダマグロ)など種類もさまざまですが、価格差はあるものの総じてマグロは「いいお値段」です。学生読者の皆さんも、お寿司のマグロは食べることがありますよね? でもマグロにどんな部位があるのかはご存じでしょうか?
泳ぐ宝石「マグロ」
現在は「泳ぐ宝石」といわれることがあるマグロですが、昔は安かったのです。江戸時代には「下魚」で、ネコも食べないことから「猫またぎ」と呼ばれました。マグロは畑の肥料に使われるほど不人気でした。江戸時代発祥の寿司だねにマグロがあるのもそもそも安かったからです(ヅケという方法が考え出されておいしく食べることができるようになったのも要因)。
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↑大トロ、中トロ、赤身のマグロ盛り合わせ
昭和30年辺りまではマグロも安く食べられました。この時代のお父さんの晩酌のアテといえば、マグロの赤い切り身が代表格。今日もマグロかよ、などとお父さんは思っていたものです。しかし、台湾・韓国の漁船がライバルとなって漁獲量が減少するなどして、マグロの価格は上がっていきました。
近年では、世界に吹き荒れる「寿司ブーム」が問題です。そもそも西欧や中国の皆さんは生魚をほとんど食べなかったはずです。ところが、寿司はうまい、ヘルシーなどともてはやされ、世界中でマグロを消費するようになりました。
取れなくなっている上に大量消費ですから、マグロの価格が下がるわけはありません。そのうち「マグロが日本人の口に入らない」なんてことになるかもしれません。
マグロは捨てるところがない!
マグロは捨てるところがありません。食べられるところは全部利用されます。「トロ」「赤身」といった名称でマグロの身を呼ぶことがありますが、各部位は以下のようになっています。
基本的には「脂」の「のり方」によって、赤身⇒中トロ⇒大トロとなって、希少部位は値段も高くなります。ちなみに「トロ」はとろっと口の中で溶けて広がるような味わいという意味でそのように呼ばれています。
●脳天(鉢の身)
1尾から2本しか取れない希少部位で、脂はのっているものの滑らかな食感でさっぱりしています。
●ほほ肉
みっしり詰まった身のしっかりした食感が味わえる部位で、味わいは淡白です。
↑マグロのホホ肉と脳天
↑マグロの脳天の焼きしゃぶ
●カマ
エラのすぐ後ろの部位の肉です。これも1尾から2本しか取れません。塩を振って焼くとステーキのように味わえます。
●カマトロ
カマの腹カミに面した部分で脂がのっており旨みも十分あります。
↑マグロのカマ焼き。さっと塩を振って焼きます。