川柳コンテスト「#Z世代の目線から」10月期の結果発表!キーワードは“夜”
→9月のコンテスト、キーワード"目標"の結果はコチラ。
毎月開催しているコンテスト企画 #Z世代の目線から !
応募いただいたみなさん、ありがとうございました!
10月は授業も開始されて課題やアルバイトなどで忙しい中、応募いただいたみなさんには改めて感謝いたします!
さてようやく結果発表!大変お待たせいたしました!
10月期のキーワード“夜”に対する、数々の作品を楽しく読ませていただきました。
応募いただいた作品の中から、主に「イメージしやすさ」「学生ならでは感」「今っぽさ」などを基準に、選ばせていただきました。
優秀作品1作品と、入賞作品5作品。 それでは、応募いただいた優秀な作品たちを一緒に見ていきましょう!
優秀作品
作者さんからの一言:夜に住宅街を歩いていると冷たい風が吹いてきて、少し寂しい気持ちになったところに、金木犀の花が風に吹かれて星屑のように見えた様子を表現しました。 |
編集部からのコメント:金木犀の花が星屑のように見えたのが印象に残ったんですね。句からも読み取れてとても感慨深くなりました!
入選作品(応募順に掲載)
作者さんからの一言:朝寝坊してその分夜まで頑張って取り戻そうとしたらまた次の日も寝坊して、という負のループを繰り返してしまう様 |
編集部からのコメント:私もよく寝坊するのでとても共感しました!笑頑張ろうと思っても繰り返してしまいますよね…
作者さんからの一言:きらびやかな夜景を綺羅星に例えました。星が夜を照らすように、経済発展は世の中を明るくするということで「夜(世)を照らす」としました。それは、同時に環境汚染や過労のような負の側面も持ち合わせています。影では、工場や火力発電所から排煙が、疲れが溜まった人からは煙草の煙が吐き出されています。「あの」という言葉で、自分が実際に見ている夜景がまさしくそうなのだと感じて欲しいです。 |
編集部からのコメント:夜景を綺羅星に例えながら煙を負の面で表現していたりと工夫がされていてとても良い句だと感じました。
作者さんからの一言:大学の飲み会の帰り道を思い出し「酔い」と「宵」を掛け合わせました。 秋の夜の冷たい風は、帰り道をより一層寂しくさせます。冬の訪れを教えてくるからです。 今年の冬に大学を卒業するため、学生生活をまだ終わらせたくない、と切に思いました。 酔いも愁いも吹き飛ばしたくて、何かと邪魔をするマスクを外し、秋の夜風を無性に嚼み砕きたくなる、という思いから作りました。 |
編集部からのコメント:「酔い」と「宵」を掛け合わせるところや学生生活の想いが伝わってとても良かったです。ハナコさんの気持ちがこの句を通して伝わりました。
作者さんからの一言:「夜」で1番に思いついたのは、眠いのに寝れない出来事でした。 眠れない時はドラマを見ていつの間にか寝落ちしていることを願っていますが、たまに朝の4時になっていて絶望することがありました。その経験を書いてみました。 |
編集部からのコメント:私も眠れない時がよくあります!寝たい時に限って寝られないですよね。次の日、寝不足になってしまいます。笑
作者さんからの一言:冬の夜、学校やバイト先から帰ってきて一息つこうとこたつに入りぬくぬくしていると、もう出られなくなってしまう。次第にうとうとしてきて、まるで猫のようになってしまうが、それがまた心地よく至福の時間でもある。こたつの存在や冬の寒さの厳しさなど、東北の冬ならではの経験だと思う。来年から就職で東北を出てしまうので、東北で育った私の思い出として共感してくれる人がいると思い、川柳にしました。 |
編集部からのコメント:冬の寒い時期はあったかい場所にずっと居たくなりますよね!東北は特に寒い地域なのでこたつに入るのは至福の時間ですね。総評
たくさんの応募ありがとうございました!
今回は「夜」ということで、人によって感じる夜の風情が違うことが感じられました!
句のクオリティーがとても高くて私も圧倒されました!
優秀作品と入選作品で計6作品を紹介させていただきましたが、このほかにも、惜しくも選外とさせていただいた作品も、せっかくですのでこのあと一部紹介していきます。
ぜひあなたもこの多様な目線から詠まれた句を楽しんでくださいね。
そして、一緒にZ世代ならではの空気を発信していきましょう!
また、12月のキーワードは「あなたの2022」になりました!是非、参加してください!
引き続きよろしくお願いいたします!
紹介作品
今回は、惜しくも選考に漏れた作品たちも一部紹介。入選作以外もぜひ楽しんで見てくださいね。