LINEでAI画像が作れる? 「お絵描きばりぐっどくん」の使い方を解説

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LINEでAI画像が作れる お絵描きばりぐっどくん

「LINEでAIが絵を描いてくれるの…?」

AI(人口知能)がイラストやCG画像を作ってくれる「AI画像生成」というスゴい技術が今、注目を集めています。絵心や画力がなくてもAIが代わりに画像を作ってくれるとは、まさに夢のような技術ではありませんか。

しかも普段使い慣れたLINEを使って、誰でも簡単にAIを活用できるとしたら…?インスタなどのSNS投稿や、ブログを書いている人にも役立つこと間違いなし。今回はそのLINEを使ったAI画像生成について、特徴や使い方を解説します。

LINEでAIが画像を作ってくれるって本当?

LINEでAIが画像を作ってくれるとは、夢のようですが本当の話です。いつものようにLINEでメッセージを送るだけで、AIが超速で画像を作って返してくれるのです。

その名は「お絵描きばりぐっどくん」

お絵描きばりぐっどくんは、長崎の西海クリエイティブカンパニーが運用しているAI画像生成LINEアプリです。2022年8月のリリースから現在は友だち登録数266万人突破という、話題沸騰中のサービスなのです。

開発したのは、九州工業大学情報工学部4年の西野颯真さん。

【西野颯真さんプロフィール】


お絵描きばりぐっどくんの開発者。
Yahooが開催した2021 Degital Hack Dayにて企業賞をダブル受賞。普段は暗号技術を勉強しています。
(引用:西海クリエイティブカンパニー - ばりぐっど大学)

すでにダブル受賞といった経歴もお持ちとのこと、素晴らしいですね。

LINEでAI画像が作れる「お絵描きばりぐっどくん」のポイント

話題の「お絵描きばりぐっどくん」ですが、その特徴には4つのポイントがあります。

文章をLINEで送るだけ!

1つ目のポイントは「文章をLINEで送るだけ」というお手軽さ。まずはお絵描きばりぐっどくんを友だち追加します。そして、いつものトークと同じように、欲しい画像を表す文章を送信します。詳しくは後ほど、実際にやってみた様子をご紹介します。

日本語で使える

2つ目のポイントは「日本語で使える」ということです。画像生成AIは通常、英語がメインの世界ですが、日本語対応になっているところが、私たち日本人にとってはありがたいポイントです。より手軽に、思い通りの言葉で欲しい画像を表現できるでしょう。

ただし、開発者の西野さんによれば、「英語の方が精度は上がる」という面もあるのだとか。英語でもチャレンジしてみると良いかもしれません。

AIは「Stable Diffusion」を使用

Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)は、イギリスのStability AI社が公開している高性能な画像生成AIです。オープンソース、つまり一般公開されているため、自由に活用することができます。このAIを搭載した新しいサービスが次々と登場しています。

お絵描きばりぐっどくんは、このStable Diffusionを搭載したLINEアプリです。高性能AIを搭載しているため、画像の仕上がりには期待が持てそうですね。

1日10枚までは無料

そして4つ目のポイントは「1日10枚までは無料で使える」ということです。それ以上の画像を作りたい場合には、有料のプレミアムメンバーになるという方法もあります。

お絵描きばりぐっどくんのプレミアムメンバーになると、一日の枚数制限が無限になります。
さらに、イラストお絵描きばりぐっどくん使い放題や、お絵描きスピードアップやさまざまな新機能のご案内などの特典が受けられます。
(引用:お絵描きばりぐっどくんLINE公式)

また、「お絵描きばりぐっどくん」の姉妹サービスとして「イラストお絵描きばりぐっどくん」もあります。イラストが欲しい方はこちらも要チェックです!

LINEのAI画像生成「お絵描きばりぐっどくん」の使い方

では、お絵描きばりぐっどくんを実際に使ってみて、実力を確かめてみましょう。まだ入っていないスマホを使って友だち追加から手順を解説します。

1.LINEの検索からでも行けますが、ここでは普通にGoogle検索から行きます。「お絵描きばりぐっどくん」と検索して、LINEオフィシャルアカウントをタップします。

LINEのAI画像生成 お絵描きばりぐっどくん 使い方

「お絵描きばりぐっどくん」公式アカウントへのリンクはこちら

2.下図のように「トーク」をタップするとLINEに飛びます。

LINEのAI画像生成 お絵描きばりぐっどくん 使い方2

3.「友だち追加」のマークをタップしたらいよいよスタート!

LINEのAI画像生成 お絵描きばりぐっどくん 使い方3

4.最初のトークでは簡単な説明があります。左下のマークをタップして入力ツールを開きます。今回は説明書きにならって「ゴッホが描いた横浜の夜景」と入力してみました。

LINEのAI画像生成 お絵描きばりぐっどくん 使い方4

ほんの10秒ほどで描いてもらえました!「ちょっと時間がかかってごめんね」というメッセージもついてきましたが、かなり速い印象です。

5.トークの画像をタップして、下図のように右下の矢印をタップすると画像保存できます。このあたりは機種によって異なるかもしれません。今回はiPhoneで試しています。

LINEのAI画像生成 お絵描きばりぐっどくん 使い方5

今回の絵はどうでしょうか。やや海外っぽい感じもありますが街灯があったり赤レンガ風の建物があったり、都会的な横浜の雰囲気を醸し出しているのではないでしょうか。

怖い…?お絵描きばりぐっどくんの危険性

お絵描きばりぐっどくんは開発者や運用会社がきちんと公開され、登録者266万人に愛用されており特別怪しい点は見受けられません。ネット上でのトラブル情報も見当たらず、企業とのコラボも進んでいるようです。ですが、危険性として考えておきたいポイントもあります。

「描いてもらった画像は勝手にSNSとかで使っていいの?」
「それは私の絵だって誰かに訴えられたら怖い!」

といった著作権侵害の問題です。ここはQ&A形式で解説していきます。

Q1:AIが描いた画像はSNSで使って良い?

A:先ほどの「ゴッホが描いた横浜の夜景」のように、簡単な指示や要求でAIが画像を生成した場合、あなたはその創作に関与していないため、その画像に著作権は発生しません。しかし、AIに与えた指示が非常に詳細であったり、長文だったりする場合、あなたに著作権が発生する可能性があります。いずれにしても、SNSでの利用は自由に行えます。

Q2:誰かの絵にそっくりだった場合は訴えられる?

A:例えば先ほどの「ゴッホ風」のように、作風やタッチが似ている程度では、著作権の侵害にはあたりません。しかし、例えば「ナウシカ風」とした場合に「風の谷のナウシカ」の一場面を想像させるほど酷似している場合には、著作権侵害にあたる可能性が高まりますので、注意が必要です。

まとめ

今回は、LINEでAIが絵を描いてくれる「お絵描きばりぐっどくん」について解説しました。いつものLINEで簡単な文章を送るだけで、1日10枚まで無料で作画してくれる優れモノですね。これは使わない手はありません。いろいろと入力する言葉を考えながら試してみると楽しそうですね。

ただし、AI画像生成は新しいサービスなので、著作権に関する新しいトラブルが発生する可能性があります。トラブルを回避するためには、既存の著作物に寄せすぎず、自分なりのオリジナリティを意識して活用していくといいでしょう。

文:学生の窓口編集部

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