【料理用語わかる?】はじめての「料理用語おどおど」を解決 #あつまれ!_おどおど学生。
大学生になって1人暮らしを始めたのを機に、「料理に挑戦する」という人も多いでしょう。自炊すれば料理の腕もアップしますし、食費も安くなるかもしれません。しかし、初めて料理をする場合、レシピに出てくる「料理用語の意味」が分からずに困ることがあるでしょう。今回は、『辻調理師専門学校』協力の下、初めてでもスムーズに自炊ができるよう、戸惑いやすい「料理用語」とその意味をご紹介します。
→【4コマ漫画】すれみの#大学生あるあるvol.131「一人暮らしの料理」
1カップの量ってどれくらい?
まずは料理レシピによく出てくる「分量」からです。
●1カップ
1カップは「200ml(cc)の標準計量カップで1杯分」という意味。もし「水1カップ」と書いてあるのなら場合は200mlの水を入れればOKです。ちなみに、お米の1合カップは180mlなので注意が必要です。
●大さじ
「酒大さじ2」など、こちらもよく見る用語。大さじ1杯は15mlです。実は普段使うテーブルスプーンの容量が約15mlなので、正確さには欠けますが、計量スプーンがない場合は代用してもいいでしょう。
●小さじ
小さじ1杯は5mlです。大さじとは3:1の比率になっています。計量スプーンがない場合でも、この比率を覚えておけば、おおまかな目安になるでしょう。
●ひとつまみ
「塩ひとつまみ」「砂糖ひとつまみ」といった記述があっても、どれくらいの量を入れればいいか迷いますよね。このひとつまみというのは、「親指と人差し指、中指でつまんだ量」のこと。この3本の指でつまむとだいたい1グラム程度になります。
●少々
こちらも分かりにくい表現ですよね。「少々ってどれくらい?」と迷うかもしれません。「少々」は「親指と人差し指でつまんだ量」とされていて、0.5グラム程度の量になります。とはいえ、「ひとつまみ」も「少々」もつまみ方次第なので、必ず味見して確かめるようにしましょう。
●ひとつかみ
文字どおり「片手で軽くひとつかみした量」のこと。野菜、米、調味料で量や重さは変わりますが、「厳密でなくてよい」というニュアンスがレシピに込められています。
中火ってどれくらい?
最近はIHコンロの物件も増えましたが、一般的なガスコンロの場合、火加減が難しいですよね。続いて「火加減」の目安をまとめました。
●強火
コンロの炎が鍋やフライパンの底全体に広がって触れる状態が強火です。つまみを全開にするのではなく、炎が底全体に広がるよううまく調整しましょう。
●中火
コンロの炎の先端が、鍋やフライパンの底に触れる程度の状態です。最も基本の火加減なので、特に指示がなければ中火にしておくといいでしょう。
●弱火
炎が火元と鍋底のちょうど中間くらい、鍋底に当たらない高さの状態。じっくり時間をかけて加熱したいときに使います。
●とろ火
コンロの炎が消えるかどうかという程度の状態。材料を温め直すときなどに使います。
包丁の切り方も覚えよう!
次は「材料の切り方」です。せん切りや輪切り、みじん切りは分かるかもしれませんが、中には「これってどう切ればいいの?」と戸惑うものもあるでしょう。ピックアップしてご紹介します。
●半月切り
野菜を半円の形に切る方法。大根の場合、厚い半月切りなら、輪切りにしてから半分に。薄い半月切りなら、まず縦半分に切り、次に切った面を下にして、端から2~3mm幅で等間隔に切ります。
●いちょう切り
半月切りにしたものをさらに半分に切ります。形がいちょうの葉に似ていることから「いちょう切り」といわれています。
●小口切り
ネギなどの細長い野菜を端から一定の幅で輪切りにする方法です。薬味などに使う場合にこの切り方が用いられます。
●拍子木切り
食材を拍子木のように細長く切る方法。ニンジンの場合、3~4cm厚さの輪切りにし、縦に0.5~1cm幅で切って板状にします。次に切った面を下にして、同じく0.5~1cm幅で切りましょう。
●短冊切り
こちらは短冊のように縦長に薄く切る方法。拍子木切りと同じように板状に切ってから、今度は2~3mm幅で薄い長方形の形に切りましょう。
●くし形切り
トマトやタマネギなどによく用いられる切り方。縦半分に切ったものを、放射状に均等に4~8等分します。
●ささがき
野菜を包丁で削ぐように薄く切り落としていく方法。包丁をうまく寝かせながらそぐのがポイントです。
●ひと口大
「ひと口で食べられる大きさ」という非常にアバウトなサイズの切り方。だいたい3cmほどを目安に切るといいといわれています。サイズはアバウトですが、切る大きさにバラつきがあると均一に火が通りません。3cmを基準にお好みで小さくしたり大きくしたりするといいでしょう。
⇒【4コマ漫画】すれみの#大学生あるあるvol.131「一人暮らしの料理」
解決!! はじめての「料理用語」おどおど
料理の基本となる「量」と「火加減」、「切り方」の3つにフォーカスして、初心者が分かりにくい用語をご紹介しました。しっかりと分量を守り、指示された形に切り、火加減に注意すればおいしい料理ができるはず。大学生になって自炊を始めるという人は、ぜひ今回紹介した用語と意味を覚えておいてください!
⇒【おどおど記事】誰だってオドオドの連続⁈ 新しい世界へ一歩踏み出そう!
文:大西トタン@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部
記事協力:辻調理師専門学校 https://www.tsuji.ac.jp/
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