伊藤忠商事への入社を決めた理由は「人」でした。「扱った商材が世の中の製品に使われている」商社の営業マンが感じる、やりがいと難しさとは?【伊藤忠商事株式会社】

編集部:ゆう

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プロフィール:高橋博人:2019年新卒入社※「高」は正式には「はしごだか」

所属部署:生活資材部にてパルプ販売のトレードに従事

経歴:1995年生まれ、神奈川県出身。大学時代の活動:体育会サッカー部に所属。学部は機械工学を専攻。 これまでのキャリア:2019年入社以来、紙パルプのトレード課に所属。 現在は、日系の大手衛材メーカー向けにパルプの販売を行っている。 1年目は主にデリバリー業務、2年目は課の定量管理、3年目からパルプ販売の営業を経験。

「将来の“なりたい自分”がまだわからない」ーーそんな悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#お仕事図鑑」。

今回は、繊維やエネルギー、化学品、住生活など幅広い分野のビジネスをグローバルに展開する大手総合商社「伊藤忠商事株式会社」で働く先輩社会人にインタビュー。

パルプ販売の営業を担当する高橋博人さんに、学生時代のお話や現在の仕事内容について伺いました。

学生時代編体育会サッカー部での活動と、機械工学の勉強に励む日々

――どのような学生時代を過ごしていましたか?

体育会サッカー部での活動と、機械工学部での実験に追われながら、充実した日々を過ごしていました。部活は基本的に学生主体で作り上げる体育会組織だったため、コートの手配や練習試合の調整、試合の出場メンバー決めなど学生のみで行っていました。100人規模の組織運営を全て学生のみで行うからこそ、組織をマネジメントする難しさを感じながら活動しておりました。

サッカー部は4学年合わせて100名ほどの規模で、組織をうまく回していくためにはどうすればいいのかを考えて行動していました。まさに十人十色な各個人を同じベクトルに向かせることは決して容易ではなく、日々トライ&エラーを繰り返しておりました。

そうした経験は社会人になってからも、後輩に対してどのように接するべきなのかなど、悩んだときに、活かせられていると感じています。

――機械工学を学んでいたとのことですが、機械にまつわる仕事に就こうとは思わなかったのでしょうか?

はい。私には、自動車メーカーのエンジニアと証券会社の営業マンとしてバリバリ働いている2人の兄がいます。2人の姿を見ているうちに社会人になってから自分はどのように働きたいか、またどのように自分の強みを発揮できるか、考えるようになりました。

そうした中で、自分の強みの一つであるコミュニケーション力を発揮しやすい仕事に就きたいと考え、理系職ではなく文系職を選びました。具体的には、主に総合商社とメーカーを中心に志望しておりました。

――就活中にやって良かったことと、伊藤忠商事への入社を決めた理由を教えてください。

やって良かったことは「自己分析」です。私は 生まれてから今までの自分の歴史“自分史”を作り、自己分析を深めました。自分が納得いくまで深掘りを行うことで、自分の軸がハッキリしますし、面接の際にも自信を持って「私はこういう人間です。」と言えるようになり、非常にやってよかったと今振り返って思います。

伊藤忠商事への入社の決め手は「人」です。16人の方へOB訪問をさせていただいた中で、伊藤忠商事で働く先輩方と話している時間が、一番素の自分を出せて話せたように感じました。トークが面白いだけではなく、ご自身の仕事に誇りを持った熱い方も多く、「こういう方と一緒に働いてみたいな」と感じたことが大きな決め手となりました。

――OB訪問をする際に意識していたことはありますか?

質問事項を前もって準備することはもちろんですが、わざわざ時間をとってお話してくださる先輩方にとっても有意義な時間になればと思っていました。少しでも「話して良かったな、楽しかったな」と思ってもらえるような雰囲気作りを心がけていました。

社会人編お取引先様から頼りにされる存在になるために。営業で心がけていること

――1年目の仕事から、現在の仕事について教えてください。

入社以来、紙パルプに関わるトレード課に所属し、1年目はデリバリー業務を担当していました。お客様からの納入依頼にあわせて物流会社にトラックの手配をしたり、請求書を発行してお客様の入金手続きを行ったりと、主にバックオフィス系の業務を担当しておりました。

2年目からは課の決算担当をしていました。課の予算や実績をまとめ、各営業員の販売実績や今後の販売計画を立てるための数字をまとめる業務を行っておりました。

3年目から営業デビューし、現在に至るまでパルプ販売の営業を行っています。

――やりがいに繋がったエピソードを教えてください。

今年から大手メーカー様の担当をさせていただいています。私が販売したパルプが、街中で並んでいる商品に使われていることを日々の生活の中で目にします。そうした機会に仕事へのやりがいを感じています。

――営業ならではの難しさについて教えてください。

お取引先様との信頼関係を築き、時にはお取引先様にこちら側の無理を聞いていただく、という部分かと思います。コロナ禍で直接お会いする機会も限られている中ではありますが、お取引先様との信頼関係がなくては、いざという際にこちら側の無理を聞いていただけません。

そのためにも日頃より、お取引先様から頼られる存在となるべく、価値ある情報を提供し続けて関係性の構築に努めております。業界でのご経験が豊富なお取引先様が多いこともあり、そうした方々を相手に若手である私が価値ある情報を提供することに難しさを感じることもあります。

しかし、最新の業界のトレンドは、ベテラン・若手関係なく業界での日数が浅くとも追いかけられる部分ですので、最新の情報を取りに行き、お取引様に価値ある情報をご提供することを特に意識しています。

――営業する際、どのようなことを心がけていますか?また、求められるスキルがあれば教えてください。

お取引先様にあわせて価値ある会話をたくさんすることや、お取引先様がどのようなことに価値を感じてくださっているかを考えることを心がけております。会話の中で直接的な表現はなくとも、評価してくださるポイントを探り、それに応えていくことで信頼関係構築につながると考えております。

求められているスキルは、お取引先様の目線になり、その発言の真意を汲むことと思います。どのような背景があり、そのような発言をされているのか考えることでお取引先様の要求に、より的確に応えられるのではないかと、日々試行錯誤しながらではありますが、考えております。

プライベート編休日は体を動かしてリフレッシュ!

――オフタイムの過ごし方を教えてください。

弊社では(相互会)部活動も盛んです。私はサッカー部に所属しており、(今は怪我で参加できていないですが、)だいたい土曜日は朝6時に出発し、浦和や筑波のグランドでプレーしております。休日も朝早くからアクティブに動くことで、充実した週末のスタートが切れるので大変満足しております。

他には、勉強をしたり読書をしたり、ランニングなどをしています。体を動かすとリフレッシュができて「また明日からも仕事を頑張ろう」と、気持ちを切り替えられるので、良いきっかけとなっています。

――ありがとうございます。最後に学生へメッセージをお願いします。

私が就活をしていたのはコロナ前だったので、今の就活生の話を聞いていると、当時の状況とはまた違い、大変な就活をされていると思います。私の時代よりも一層不透明な、よく見えにくい就活で、その分より多くの不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ(新卒としての)就活は一生に一度の自分を見つめ直す大切なきっかけにもなると思います。悔いが残らないよう、最後まで精一杯頑張ってください!応援しています!

記事内容及び社員の所属は取材当時のものです。

文:田中青紗
編集:学生の窓口編集部
取材協力:伊藤忠商株式会社

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学生に「一歩踏み出す勇気」を持っていただけるような記事を届けたいです。

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