俳優・小関裕太が“春からの君に伝えたい3つのこと”「新しいことをすることに慣れておく」

編集部:あこ

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人生の先輩である著名人の方々から、春から新生活、新しい学年が始まる大学生のみなさんに、エールを送る「春からの君に伝えたい3つのこと」。

今回のゲストは、4月8日(金)に公開されるハリー・ポッター魔法ワールド最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の公開を今か今かと待ち望んでいる、筋金入りの魔法ワールドファン・小関裕太さん。新生活に向けて頑張る学生のみなさんに、小学生の頃から今のお仕事を続けている小関さんだからこそ言えるような、素敵なエールを送ってくれました。

俳優・小関裕太が<春からの君に伝えたい3つのこと>

1.好きを資格として身に付ける

ーー春から新生活となる学生にやっておいた方がいいと思うことを教えてください。

「資格をとる」のはおすすめですね。“成長”をわかりやすく実感できるツールとしておすすめしたいです。僕は19歳から20歳になるタイミングで運転免許をとるために教習所に通ってたんですけど、それは19歳の頃には持っていなかったものを20歳で身に付けているということを実感するためでもあったと思います。

僕、パンが好きなのですが、(同じくパン好きな)木南晴夏さんって、パンシェルジュ検定の資格を持っていたりしてすごいなと思うんです。ただ好きなだけじゃなくて、好きを資格として身に付けるのって、社会に出たときにアピールできるポイントにもなるし、説得力にもつながる。そういう意味でも、好きなものの資格をとっておくっていうのはおすすめだな、と思います。

ーー資格は強みになりますよね。

あとは、アルバイトするのもいいと思います。僕はアルバイトをして貯めたお金で教習所に通って免許を取ったんですけど、アルバイトをすること自体も新しい経験になるし、そこで経験したいいことも悪いことも全部その人の一部になると思うので、アルバイトをしていろんな経験をすることも大事だな、って。

2.高橋歩さんの本に勇気をもらった

ーーでは、学生のうちに観たり聞いたりしてほしいモノはありますか?

僕、高橋歩さんという方の本が好きなのですが、写真と一緒に、ページ毎に名言みたいな言葉が書かれていて、それが自分を鼓舞してくれるような言葉なんですよね。学生時代はそれに勇気をもらって自分を鼓舞して過ごしていたので、きっと好きな人も多いんじゃないかなって思います。

3.新しいことをすることに慣れておく

ーー小関さん自身が何か新しいことを始めるときに、「やっておいてよかったな」と感じたことはありますか?

“新しいことをする”ことに慣れることですね。職業柄、新しい役だったり、新しい出会いだったり、新しい考え方だったり、アプローチだったり…というのが必然的に毎回あるので、新しいことに挑戦するとき、少しでも自分の心情や緊張を落ち着かせるとか、少しでも早くみなさんといいモノ作りをするために距離を近くするとか、そういうことを小学生の頃から毎回毎回やってきていて。まだまだ知らないことも多いと思うんですけど、“新しいことにかかわる”というのが得意分野ではあると思うんです。

新しいことを始めるときの自分の心情や景色を自覚するということを意識して体感してみると、次の新しいことにチャレンジする時に役立つんじゃないか、もうちょっとスピード速く人との距離も縮まっていくんじゃないかなと思うので、そこを意識して体感してみてほしいですね。いくつになっても新しいことってどんどん出てくると思うので、新しいことに対応することに慣れておくといいのかな、と思います。

魔法ワールドファン以外にも刺さるような興味深い部分が多い作品

ーー小関さんの思う「ファンタスティック・ビースト」シリーズの魅力とは?

すごく役者的な目線になっちゃうんですけど、まずは構成力がすごく素敵だな、というのがあります。観終わった後、エンドロールが流れる中、映画独特の余韻を感じながら「自分だったらどうするだろう?」って考えたり。

あとは、描かれている年代が1920年代からのお話なので、当時の雰囲気だったり服装だったり、作者であるJ.K.ローリングさんの想いみたいなものが感じられるシーンがあったりして、「ハリー・ポッター」シリーズや「ファンタスティック・ビースト」シリーズの、いわゆる魔法ワールドファン以外にも刺さるような興味深い部分が多い作品だなと思います。いろんな人に刺さるというところが魅力かなと思いますね。

ーー「ファンタスティック・ビースト」シリーズで、小関さんが個人的に好きなところは?

「ハリー・ポッター」シリーズで出てくるいろんな伏線を「ファンタスティック・ビースト」シリーズで回収していたり、逆に「ファンタスティック・ビースト」シリーズの中で描かれていることが「ハリー・ポッター」シリーズの伏線になっていたりもするところですね。「ハリー・ポッター」の原作者が実際に(「ファンタスティック・ビースト」シリーズの)脚本を書いているので、そこに一切のブレがないこともあって、コアファンとしてはやっぱりすごく面白い作品だなって思います。

ーー最新作で特に楽しみにしていることはどんなことですか?

ダンブルドアってすごく偉大な魔法使いなんですけど、こんなに偉大な人物にも悩みや苦悩があるんだっていうことが描かれていくんじゃないかなって思っています。それがわかることで、「ハリー・ポッター」シリーズもより深く楽しめるんだろうな、という期待感がありますね。

ーー今後の展開で期待していることはありますか?

先日のイベントで、(プロデューサーの)デイビッド・ヘイマンも少し話していましたけど、次回作じゃなくてもいいから、いつか日本が舞台になるといいなって思いました。

日本だったらどこなんだろう?イベントで芦田(愛菜)さんは「渋谷とか新宿」っておっしゃってましたけど、京都とか金沢とか、外国の方が日本らしいって思う雰囲気のあるところも舞台になりそうだし、沖縄なんかも個性があって描きがいがある気がするし、魔法ワールドの世界に関西弁が出てきても面白いですし…、いろいろ想像が膨らみます。

想像するイメージする力はハリー・ポッター魔法ワールドからもらった大きな武器

ーー“魔法ワールド”ファンだということが俳優としての自分に影響を与えていると思うことはありますか?

イメージ力はたぶん、すごく影響を受けてると思います。たとえば僕、初主演舞台が『FROGS』っていう作品だったんですけど、カエル役だったんですよ。カエルの役ってすごくファンタジーじゃないですか?イメージしづらいものだと思うんですけど、ハリー・ポッターが好きだったことによって、なんとなく想像したものを自分の中だけで見えるようにするような能力はあったんじゃないかなと思うんです。

だから、「カエルの目線から見た人間界ってどういう景色なんだろう?」とか「カエルにとって川ってどういう存在なんだろう?」とか、そういうことを想像して本番に臨んでいたので、想像する、イメージする力は、ハリー・ポッターからもらった役者としての大きな武器になってるんじゃないかなと思います。

ーー「ハリー・ポッター」シリーズ1作目、『ハリー・ポッターと賢者の石』は映画館で11回観たそうですが、シリーズ通して必ず複数回観ているんですか?

最高記録は「賢者の石」なんですけど、結構何回も観に行っていますね。必ず試写会に応募して、公開後は映画館で字幕版を観て、余裕があれば吹き替え版も観て…みたいなことをしているので(笑)、今回も観られる限り観れたらいいなあと思います。

小学生の頃はいろんな呪文を覚えていた

ーーちなみに、普段はどのくらい“オタ活”をしてるんですか?

オタ活!言われてみれば確かにオタクだもんな…。自分のことを“オタク”と思ってなかったんですけど、純粋にオタクですね。グッズもいっぱい持ってるしなぁ。以前は“ポッタリアン”っていうファンの人なら知っているサイトで最新情報をゲットして、試写会情報なんかを探して追っていたので、それもひとつのオタ活だと思いますし、小学生の頃は呪文集をいろんなサイトから引っ張ってきて、手書きでノートに写して、これはどういう呪文かというのを覚えたりしてましたね。

「ハリー・ポッター」は、最初は映画から入ったんですけど、本も読みたくて。当時年長とか小学1年生の頃で、まだ本が読めなかったんですけど、親が「これで本を読む子になってくれるなら」って全部フリガナを振って僕に渡してくれて。よくベッドで読み聞かせてもらったり、頑張って自分で読んでいました。

ーーその頃、どっぷり魅力にはまってしまった理由はなんだったんでしょう?

世界観ですね。魔法が使えるかもしれないっていうワクワク感とか、次の展開が気になるところとか。だから、学校帰りに枝を拾って、何もないところに向かって枝を振ったり、空を見上げながら「ルーモス!」って呪文を唱えたりしたこともあります。

ーーその頃は、「もしかしたら魔法が使えるかも」って思ったりしていましたか?

というより、もう使えている気でいました(笑)。実際、たとえば「アクシオ!」と言ったら物が飛んでくるとかそういうことはないんですけど、想像力が豊かだったし、「ハリー・ポッター」が僕のすべてだったから、見えるんですよね。呪文を唱えたら、持ってる枝の先から光線が出ているように見えたり、「ウィンガーディアム・レヴィオーサ!」と言うと物が浮いているように見えたり。完全に自分の世界の中だけで楽しんでいたので、魔法は使えている気になっていました

「闇の魔術に対する防衛術」に特化した人物を演じてみたい

ーーそんな魔法ワールドを小さい頃から信じ続けていた小関さんにとって、これまででいちばん「夢が叶った」と思ったことはどんなことですか?

たくさんあるんですけど、やっぱりJ.K.ローリングさんにお会いできたというのは大きいですね。「この人からすべてが生まれているんだ!」という実感はものすごいものでした。本当に「実在するんだ」って思いましたし、すごく凛とした女性だったので、人としてもカッコイイ方だなあって思って、影響を受けました。

小さい頃、「ハリー・ポッター」シリーズのジャパン・プレミアのチケットが当たったのに、お仕事で行けなかったという苦い思い出があったんです。そのときは「人生1度きりの『ハリー・ポッター』の映画に出演してる人とお会いできるチャンスがなくなっちゃった」ってすごく嘆いていたんですけど、大人になったらこんな素晴らしい経験ができるよって当時の僕に教えてあげたいな、「大丈夫だよ」って言ってあげたいなと思う経験でしたね。

ーーでは、小関さんが今後叶えたい夢はなんですか?

(「ファンタスティック・ビースト」シリーズに)出たいですね。J.K.ローリングさんにお会いして、エディ・レッドメインさんやジュード・ロウさんたちにもお会いできて、今まで夢だったものが、「もしかしたら届くかもしれない」って思った瞬間があって。だから、叶うにしても叶わないにしても、チャレンジできるならしてみたいなぁって思います。

僕は特に戦うシーンが好きなんですけど、戦いに強いのは「闇の魔術に対する防衛術」という学問に特化した人たちなんですよ。本作の主人公であるニュート・スキャマンダーは魔法動物に詳しい人物なんですけど、僕は「闇の魔術に対する防衛術」に特化した人物を演じられたらいいなぁ、ワクワクするなぁと思います。

あと、日本にはあまりファンタジー作品がないんですよね。僕、モノ作りも好きなので、ファンタジー好きだからこそ、ファンタジー作品…映画を撮るのか他の何かなのかはわからないですけど、そういった仕事に携わって、(日本のファンタジーの)発端になれる人になりたいなぁ、という夢もあります


PROFILE

小関裕太

1995年6月8日生まれ、東京都出身。
「天才てれびくんMAX」(NHK)のテレビ戦士として活躍するなど、子役として俳優活動をスタートさせる。主な映画の出演作に『覆面系ノイズ』(17)、『ちょっとまて野球部!』(18)、『曇天に笑う』(18)、『わたしに××しなさい!』(18/W主演)、『春待つ僕ら』(18)、『サムライマラソン』(19)、『“隠れビッチ”やってました。』(20)、『シグナル100』(20)、『ライアー×ライアー』(21)などがある。

「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」
4月8日(金)全国ロードショー

© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
Wizarding World™ Publishing Rights © J.K. Rowling
WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc.

シャイでおっちょこちょいな魔法動物学者ニュート(エディ・レッドメイン)が、ダンブルドア先生(ジュード・ロウ)や魔法使いの仲間たち、そしてなんとマグル(非魔法族)と寄せ集めのデコボコチームを結成!全ハリー・ポッターファン必見!ホグワーツ城、ホグズミード村、不思議なトランクや可愛い仲間のビーストたちとともに、ますます広がる魔法の世界。そして、最強の魔法使いと謳われるダンブルドアとその一族に隠された、ハリー・ポッター魔法ワールド最大の秘密が解き明かされる。ニュートを筆頭とするデコボコチームは魔法界、そして人間界を救うことが出来るのか!?ダンブルドア一族に隠された秘密とは!?

URL:https://wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/index.html
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取材・文/落合由希
撮影/米玉利朋子
編集/学生の窓口編集部

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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