ディズニー映画最新作『ジャングル・クルーズ』日本版声優・斉藤慎二さん(ジャングルポケット)に学窓ラボメンバーがインタビュー!
こんにちは!学窓ラボの斉藤、佐々木です。
みなさんはディズニーランドの人気アトラクション、“ジャングルクルーズ”にのったことはありますか?
1955年、ウォルト・ディズニーによる世界で最初のディズニーランドにオープンと同時に作られた、ジャングルをボートで探検する“ジャングルクルーズ”。この超人気アトラクションから誕生した史上空前のスペクタクル・アドベンチャー映画「ジャングル・クルーズ」が公開中!
今回私たちは、ジャングルに隠された秘宝<不老不死の花>をめぐる冒険に挑む主人公、女性植物博士のリリーの弟、心優しいマクレガーの日本版声優を務められた斉藤慎二さん(ジャングルポケット)にインタビューをさせていただきました。
世界中を熱狂の渦に巻き込んだ、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のディズニーが贈る、この夏にピッタリのスペクタクル・アドベンチャー作品の魅力についてお届けします。
メディア業界などの情報発信に携わるお仕事に興味があることから、大好きなディズニー映画の魅力と、斉藤さんの作品に対する想いやキャリア観を引き出してお伝えしたいと思い、今回このインタビューに挑戦しました! |
お笑いとは全く違った声量や感情表現。お笑いを続けることでかなった夢!
ーーーディズニー映画の声優を務められた、率直な感想を教えてください。
まさか自分にこういったお話がくると思っていなかったですし、ディズニー作品が大好きだったので、お話をいただいたときは本当にうれしかったです。
ーーーマクレガーは慎重で神経質なキャラクターですが、斉藤さんが感じたマクレガーの魅力について教えてください。
マクレガーは弱いところを見せたくないというプライドが高い部分もあるけれど、誰よりもまわりを見て、家族想いのすごく優しいキャラクターです。マクレガーにとって家族はとても大事な存在なんだなっていうのを演じてみて実感しました。
自分も普段の生活の中で家族を大切にしなきゃと改めて思わせてくれた役柄でしたね。
ーーー思い入れのあるシーンはどのシーンですか?またそれを選んだ理由を教えてください。
最後の演説のシーンです。 一対一で話すシーンとは違い、大勢の前で自分の思っていることを話すので、自分の感情を多くの人に伝える、という表現をするための声量や感情の入れ方はすごく難しかったです。 何回か撮り直しをして最終的にOKが出た時は、本当に目の前にたくさんの人がいるイメージを持って、自分の感情を発信するというお芝居が上手く表現できたと思ったので、一番印象に残っていますね。
ーーー「誰を愛したっていい」と語るマクレガーだったり、「女なのにズボンを履いている」という描写が何度も出てきたり、リリー博士や族長の女性の活躍など、これまでのディズニー作品にあった王子様やプリセンスとは違ったキャラクターを通して、いろんなメッセージ投げかけられているように感じました。斉藤さんが作品をご覧になった感想を教えてください。
何気ない一言でだれかを傷つけてしまったり、自分が意図していないのに間違ってくみ取られてしまうこともあるので、コントだとかお笑いのお仕事でも、考えなければいけない部分だと思います。
この作品は、自分の好きなように生きるのが一番大事なんだよというメッセージを伝えていると思います。好きになった人が男性でも女性でも、その人を本当に愛しているっていう気持ちは大切なものだから、もっと寛容で自由でいいですよね。そういう意味ではたくさんの方が共感できる作品になっていると思います。
ーーーコントでの演技と声優としての演技では、違いがありましたか?
コントはほぼ大きい声を出しているだけなんですよ。(笑)
昨日、コントの出番が終わったあとに「ジャングル・クルーズ」を映画館で鑑賞させていただいて、改めてお笑いのやり方と映画の吹替とは全く違うというのを感じましたね。
コントを演じているときは思うがままに演じて、ただパワーで押し切るみたいなところがあるんですけど(笑)。そういうパワーを前面に出すやり方では多分うまくいってなかったと思います。声の出し方、感情の入れ具合はコントより抑えながら演じていました。
ーーーこの作品の吹き替えをするにあたって「夢がかなった」とおっしゃっている記事を拝見しました。もともと俳優を志望されていたということをお聞きしたことがあるのですが、芸人の道に進んだあと、俳優の夢とはどのように向き合ってこられましたか?
正直、お笑いの道に進んだ時、悪い言い方ですが「お笑いを踏み台にする」と思っていました。
でも自分が全く興味のなかったものをやってみると、生の舞台で目の前でお客さんが笑ってくれたときに、今まで感じたことのない喜びを感じたんですよね。
お芝居で色んな人を感動させることができるから、演じる仕事が好きだったのですが、そこに笑いが加わったときに「あ、これは本当にすごい世界にいる」ととてもゾクゾクしました。
今はお笑いのお仕事を踏み台だとは全く思っていなくて、一番だと思っています。そのなかでいろんな方に声を褒めていただけるようになり、俳優のお仕事や今回のような声優のお仕事をいただけるようになりました。
続けることで自分の夢がかなったので、お笑いを通してつながったという感覚がありました。
方向転換ができる時期だからこそ、「なんか面白そう!なんだこれ?」と興味を感じたものから始めてみよう!
ーーー斉藤さんがお仕事をされる上で大切にしていることは何ですか?
スタッフさんに対しての気配りを大事にしています。
過酷なロケのときも、演者以上に大変なのはスタッフさんなんです。準備もそうですし、カメラマンさんは後ろ向きで歩きながら撮影したり、音声さんは大きなマイクをずっと持っていたり。演出の方は「どうしたら面白くなるか?」ということを常に考えている。
そのおかげで僕たちは、与えられた環境で”面白くする”ことだけに集中することができる。だから、スタッフさんへの感謝の気持ちを忘れずにいたいです。
お笑いでスタッフさんの期待に応えるという前提で、根本では”斉藤さん推したいな”と思ってもらえる存在でいなきゃなと思います。
―――お仕事には、やりたくなくてもやらなくちゃいけない時がたくさんあるだろうなと、先輩の話を聞いたり就活をしている中でネガティブなイメージを持つことが時々あります。斉藤さんはやりたくないお仕事のとき、どのように自分を奮い立てますか?
やりたくないお仕事はお笑いに限らずいろいろありますよね。でも僕は、やりたくないと思った仕事のほうが達成感があると思います。やりたい仕事はもちろん楽しいけど、「やりたくない」がスタートの方が、意外にやってみるとちょっとしたことで新しい発見に気づいたりします。そっちのほうが僕は感動するし、達成感、充実感があります。
やりたくないと思って挑戦しなかったら、面白くなくなっちゃう。芸人じゃなくても他のお仕事でも言えることかもしれないと思います。
―――マイナビ学生の窓口は、「一歩踏み出せば 世界が変わる。 大学生のはじめの一歩を応援したい。」というポリシーでメディアを運営しています。一歩踏み出そうとしている大学生に、メッセージをお願いします!
やりたいことが見つからないって苦しいですよね。この時代、自分のやりたかったことや夢がかなわないという人も増えていて、あきらめがちになったり悩む気持ちを持つことは普通だと思います。
でも、焦って見つけたものはあまりうまくいかないと思うから、そんなときは「なんか面白そう!なんだこれ?」と興味を思ったものから始めてみるのもいいのかなと思います。
積極的に、焦らずに。でも違うなと思えばやめればいい。そんな試行錯誤、方向転換が何回でもできるような時期だと思って、ゆっくり自分の夢に向かって頑張ってもらいたいなと思います!
学窓ラボメンバーの感想
拙いインタビューでしたが真っ直ぐと目を見て丁寧に答えて頂けて本当に嬉しかったです。 自分自身、まさに就活を意識し始めたタイミングだったということもあり、夢への向き合い方や反対にやりたくない事に対する姿勢など、斉藤さんのお言葉の一つ一つが胸に残りました。挑戦するということは冒険と同様、一歩踏み出す勇気が重要だと改めて感じました。 本作は、手に汗握るアドベンチャー作品ですが、かけ合いの中でリズミカルなコメディ要素や様々なメッセージが散りばめられていて、クスッと笑えたり、考えさせられたりと、見どころ盛り沢山の映画です。この夏は映画とアトラクションの両方を満喫し、これから待ち受ける私たちの長い長い冒険のヒントを見つけられたらと思います! |
今回初めてインタビュアーを経験させて頂いたので、いたらない質問も多くあったと思います。それにも関わらず、斉藤さんは一問一問丁寧に答えてくださり、その真摯で思いやりあるお姿は、今後僕自身が目指すべき大人そのものでした。 マクレガーは映画の中で姉のリリー博士を思い、勇敢な姿を見せてくれます。僕も斉藤さんやマクレガーのように大切な人を思いやることのできる社会人を目指したいと思います。 |
豪快でスリリングなジャングルの冒険を通して、挑戦する心のときめきを感じられる夏にピッタリの映画だと思います。ぜひ映画館でご覧ください!
インタビューをしてくれたのは学窓ラボのふたり!
左:いこちゃん 右:ゆうしょうくん
※取材は、内閣府と業界団体により策定されたガイドラインを遵守し、十分な感染症対策を行った上で関係者全員マスク着用にて行っております。
作品紹介
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のディズニー最新作!
この夏、史上空前のスペクタクル・アドベンチャー出航!
アマゾンのジャングルに隠された<不老不死の花>を手にした者は、あらゆる病気を治し永遠の命を手にすると伝えられていた。大胆な行動力と探究心を兼ね備えた女性博士のリリーは、この秘宝を求めて弟のマクレガーを引き連れてイギリスからアマゾンへ出発する。ちょっと天然で頼りない弟が心配なリリーが相棒に選んだのは、ジャングルを知り尽くしたクルーズ船の船長フランクだった。アマゾンに生息する珍しい生き物や、スリルあふれる先住民の村、“滝の裏側”などの名所(&迷所)を、観光客相手にジョークを交えながらガイドする船長フランクにも、実は<不老不死の花>を探す“ある理由”があった…。彼らはオンボロのクルーズ船に乗って、近づく者すべてが呪われると噂されるアマゾンの上流奥深くへ──。そこでは、ジャングルに囚われ全身を蛇や植物に覆われたおぞましい姿で“不死”を生きる謎の男アギーレたちが待ち受け、さらに<不老不死の花>を使って世界を支配しようと企むヨアヒム王子が、巨大な潜水艦を率いてフランクたちを追い詰める。いま、ミステリアスなジャングルを舞台に、この夏最高で史上空前のスペクタクル・アドベンチャーが出航!
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