【例文付き】奨学金申請理由書の「経済状況」「家庭事情」の書き方
※記事全文を読むには会員登録(無料)が必要となります。
奨学金の申請では、なぜ奨学金が必要なのかを家庭事情や経済状況について、的確に表現して提出する必要があります。書き方が難しいことから、何をどのように伝えるべきか戸惑う人も多いようです。
今回は理由書の書き方に関するコツを解説していきます。(監修協力:FP 鈴木幸子)
奨学金申請の理由書とは?
奨学金を受け取るには、主に学力と家計状況が審査の基準になっています。学力については、学校から書類が提出されますが、家計状況については、収入に関する書類の提出が求められます。
必要な書類のひとつ「奨学金申請理由書」には、世帯人数や就学者の有無などの必要事項を書き込む欄とは別に、申請する理由を文章にして記入する項目があります。
つまり、申請者は、自分の家庭が経済的に苦しい状況にあり、学費や生活費を支払うのが難しいということを、具体的に説明することが求められます。
以下に具体的な文章例を示していきます。
「家庭の収入が少ない」場合の例文
「私の家は父母と高校生の妹と弟の5人家族です。55歳の父は会社員で、母はパートで働きに出ています。父は家のローンがあと15年残っており、加えて妹と弟が私立の高校に通っているため、その学費にもお金がかかっている状態です。二人とも将来は進学を志望しています。私は親に負担をかけないよう、高校は公立に通い、大学も公立に運良く通りました。しかしながら、妹や弟のためにも、私自身は学費の点で親に負担をかけたくなく、貴機構の奨学金をお借りして、学業に勤しみたいと考えています。」