女優・マネージャー……芸能界で働きたい人に知ってほしい心構え #佐藤ノアの生き方道場 vol.20

大学生の進路や将来についてのモヤモヤに、佐藤ノアさんが自身の経験や思いを総動員して答える「♯佐藤ノアの生き方道場」。第20回は、 芸能を仕事にしたい人や、エンターテインメント業界に進みたいと考えている人の悩みを聞きました。
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誰もが一度は悩む、別れた恋人との向き合い方
INDEX
きっかけよりも何を目指すかが大事
私は中2から女優になりたいと思っていましたが、通っていた中高一貫校が芸能活動禁止なこともあり、何もできませんでした。大学に受かった今、将来やりたいことがなく、胸を張って女優をやりたいと言えません。女優になれたら楽しいだろうけど、「もしかしたら自分はただ周りにチヤホヤされたいから目指していたのかもしれない」と思い始めました。こんな状態でオーディションを受けてもいいものなのでしょうか?(大学1年生/女性/神奈川県)
芸能界を目指すきっかけはなんでもいい
周りにちやほやされたいから芸能界にいる人ってはめっちゃ多いと思いますよ。私も芸能界を目指した理由が「人に好かれたい」だし。だから芸能界を目指す理由が周りにちやほやされたいからでも、芸能人に会いたいでも全然いいと思う。きっかけよりも、芸能界に入って何を目指すかが大事だよ。
「女優になれたら楽しいだろうけど」って言ってるけど、楽しいだけじゃないからね。キラキラしてるところだけ見せるのが女優の仕事だから楽しそうに見えるけど、寒い中半袖で撮影とかも全然あるし。つらいことがあったときに、目指した理由が強くないと耐えられないよね。中途半端にちやほやされたいなら辞めたほうがいいよ。でも本気でちやほやされたいなら絶対向いてる!
まずはオーディションを受けよう
オーディションを受けたら受かる前提になってるけど、そもそもオーディションは受からないものだから。オーディションに落ちたら逆に燃えるかもしれないし、やっぱ女優は違うかもってなるかもしれないよね。まずはさっさとオーディションを受けてこい(笑)!
もっと業界や仕事について知るべき
自分より人のことを考えられるか
マネージャーの仕事をするには、自分のことより人の幸せを考えられることが大事だよ。人の役に立つことを喜んでできる人が、マネージャーにはすごく向いてると思う。
私のマネージャーも自分のことは全然考えてなくて、七夕で私の健康を祈ってくれてたときは「この人は本当にマネージャーに向いてるな」って思ったもん(笑)。有名人になりたかったような我が強い人はマネージャーには向いてないし、私はマネージャーの人のほうがつらいことたくさんあると思う。マネージャーの仕事は「笑顔や感動を与える人のお手伝い」なんてものじゃなくて、「タレントの世話すべて」だからね(笑)。
マネージャーについて深く勉強する
「現実を見て」ってなんの現実を見たの? まずはマネージャーの仕事について深く学んで本当の現実を見た方がいいよ。マネージャーとして働いている人と繋がって、たくさん話を聞くとか。
芸能界を目指してる人って仕事への理解が足りない気がするから、もっと深く学んだほうがいいと思う。本気でマネージャーになりたいなら、芸能事務所を片っ端からリストアップして電話かけてみたらいいと思う。もしかしたら1ヶ所くらい話を聞いてくれるかもしれないよね。そのくらい時間かけられる人じゃないとマネージャーは向いてないと思う。でも熱意はありそうだから活かせるといいね!

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執筆:伊藤美咲@misaki2018jp
撮影:藤城貴則@TAKANORIFUJI