「人生の最優先事項は自分」就活で仕事選びの軸に迷ったら #佐藤ノアの生き方道場 vol.16
大学生の進路や将来についてのモヤモヤに、佐藤ノアさんが自身の経験や思いを総動員して答える「♯佐藤ノアの生き方道場」。第15回は、就職活動時の「仕事選びの軸」の決め方について聞きました。
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やる気が出ないあなたに読んでほしい、モチベーションの話
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人生の中の最優先事項は自分で決めていい
私は今就活を迎えようとしている大学3年生です。小さい頃から将来の夢が明確になくて、幸せに暮らせればいいと思っていました。ただ夢がないと単純に興味があるっていう理由だけでその企業を志望することになりそれも曖昧になってしまうなと迷っています……。
それと私はできるだけ稼ぎたいと思っています。興味があることを仕事にするか、自分の中での優先順位が高いものが当てはまるものを仕事にするかどちらが良いと思いますか。(大学3年生/女性/埼玉県)
仕事を最優先にしなくていい
大学とかにいると周りに洗脳されがちなんですけど、人生の最優先順位は仕事じゃなくてもいいと思うんですよね。世の中には私のように仕事が1番でバリバリ働きたい人もいれば、幸せな家庭を築くことを最優先にする人もいるからね。人生の中で何を最優先事項にするかは自分で決めていいと思うよ。
「できるだけ稼ぎたい」と考えているなら、割り切って興味があまりなくても稼げる仕事につくのもいいと思う。やることちゃんとやってれば誰も文句言わないはずだから。効率のいい仕事や安定した仕事に就いて、プライベートを最優先にしても大丈夫。特に日本では仕事が1番にされがちだけど、実際は自由だから。仕事が1番ですよと見せておくだけでもいいよ。興味のあることを仕事にすると、興味のないことも絶対やらなきゃいけないからね。
人には人の幸せがあるし、自分の中での優先順位が高いものを大事にしよう。
自分にとってつらくないほうを選ぶ
僕は今大学3年生でそろそろ本格的に就職活動のことを考えなければならない時期になってきました。しかし、いまだに自分が本当にしたいと思えるような職業がありません。自分のやりたいことわからないまま妥協してでも就職するべきなのでしょうか。それとも自分の本当にやりたことを探し続けるべきなのでしょうか。(大学3年生/男性/大阪府)
暮らすために働くと割り切ってもいい
おじさんになってもやりたいことが見つからない人だっているんだから、暮らすために働くって割り切ってもいいんじゃないかな。働かなくても暮らせる方法があるなら、働かなくてもいいし。でも生活していくのにお金は必要だよね。
自分が生活していく上で、どうしたら幸せに暮らせるかを考えてみたらいいと思う。
自分からアクションを起こさないとやりたいことは見つからない
やりたいことを本気で見つけたいなら、自分から探しに行かないと見つからないよ。日常生活の中で自然とやりたいことが降ってきたら、みんなやりたいことが見つかって熱意に溢れてるはずでしょ。
やりたいことを探し続けても、割り切って暮らすために働いてもいいと思う。自分にとってつらくないほうを選ぶのがいいかな。
どんな自分になりたいかを考える
僕は就活の軸が全く定まっておらず、いろんな業界に目移りしてしまいます。 ノアちゃんは本当に迷った時どう情報収集してどう決断しますか。(大学3年生/男性/大阪府)
理想の5年後の姿から職業を選ぶ
どんな仕事をしたいかではなく、どんな自分になりたいかを考えてみよう。
例えば私だったら、人に好かれたい気持ちが1番でした。「人に好かれる仕事ってなんだろう」って考えたときに、一般的な会社員として就職したら会社の中のコミュニティだけだけど、私は”超”好かれたいと思ったから、たくさんの人に関われる芸能にしようと決めたんです。実際私はたくさんの人に好かれてるほうだと思うし。
だから正直、私はモデルとしてすごく活躍したいとか、パリコレのランウェイで歩きたいという目標はないんです。仕事をしっかりとこなして後輩に慕われたいのだったら、IT企業でバリバリに働くのもいいと思うし、目立ちたいなら目立つ仕事から選べばいいと思う。
5年後にどうなっていたいかを考えて、なりたい自分の姿から職業を選ぶのも一つの手だよ。なりたい自分が決まったら、そんなに目移りせずに選べるはず。
実際に踏み出してみないとなにもわからない
私はエンターテインメント業界を志望し、就職活動を行っています。しかし、どうしてもエンタメ業界というこだわりがあるわけではなく、有名になろうと努力する人々の手助けをしたいと思い、志望しています。就職活動をするにあたり、エンタメ業界では具体的にどのようなことをするのか、今自分がすべきことは何なのかは心得たつもりですが、必ずこの業界に行きたいという決め手に欠けている状態です。相談をお願いしたいです。(大学3年生/男性/愛知県)
何をすべきか、きっと自分でもわかっているはず
職業の選び方は私と似ているね。「エンタメ業界というこだわりがあるわけではなく、有名になろうと努力する人々の手助けをしたい」という職業の選び方はすごくステキだと思います。
でもどれだけエンタメ業界のことを調べても、実際のことは会社や先輩などの環境によっても全然変わってくるし、業界に入ってみないとわからないよね。どれだけ英語を勉強しても、実際に海外に行ってみないと英語が話せないのと同じ。必ずしもエンタメ業界がこうってことはないから、まずは入ってみるしかないよね。
「決め手に欠けている」って言っているけど、誰かに決めてもらうんじゃなくて、自分で踏み出すものだから。ここまで明確に考えられてるんだったら、なにをすべきかきっともうわかってるはず。自分の中で答えは決まってるんじゃない?
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執筆:伊藤美咲@misaki2018jp
撮影:藤城貴則@TAKANORIFUJI