かまちょとは?意味と使い方を解説
「かまちょ」は若者を中心に使われている言葉です。「かまちょ」の一言だけがSNSに投稿されているのを見たことがある人もいらっしゃるかもしれません。このかまちょの意味とは? また使い方の例をあげて解説していきます。
かまちょの意味って?
かまちょは「かまってちょうだい」の略。誰か人と話したいときや遊んでほしいとき、自分に注目したいときなど、気にかけてほしい気持ちを表現しています。
「誰かかまって!」「暇だから話し相手になって」よりも「かまちょ」のほうが、よりフランクな印象がありますよね。気持ちを短い言葉でわかりやすく表した若者言葉です。
また、かまって欲しがる人や、注目を集めたがる人のことを「かまちょ」と呼ぶなど、名詞として使うこともあります。男女区別なく使われますが、時折「かまちょ女」「かまちょ男」と性別をくっつけて表されることもあります。
ただし、かまちょは寂しがりや人懐っこくてかわいいレベルから、アピールがすごくてウザい、わざとトラブルを起こして注目を集めたがる問題っ子レベルのイメージまで幅広く使われます。そのため、人によってもかまちょという言葉に対して抱いているイメージが異なる場合があります。
このかまちょという言葉は、学生を中心とした若い世代で広まり、特に2012年頃に流行しはじめました。現在ではSNSの書き込みなどでも使われるなど認知度が上がり、「かまちょ」の言葉が名前に入ったマッチングアプリなども登場しています。
かまちょの使い方
かまちょは自身に対して使うときと、人に対して使うときがあります。それぞれの使い方を見てみましょう。
自身に使うとき
・「誰かかまちょ」
これは、誰かかまってちょうだい!の意味。もっとも基本的な使い方と言えるでしょう。SNSなどで、誰か話し相手がほしいときや、誰からも反応がなくて寂しいアピールをするときなどに使います。
・「私ってかまちょだから」
「私ってかまちょだから彼氏はマメな人がいいな」など、かまってもらいたがりな性格を表現するときの使い方です。SNSのプロフィール欄に「かまちょです」と書いて、さみしがり、どんどんかまってほしい、リアクションを求める投稿が多いです、など自身の性格や投稿内容を表す紹介として使われることもあります。
人に使うとき
・「あの子かまちょだよね」
あの子ってかまってもらいたがりだよね、と人の性格を表すときの使い方です。ただし、人に使う時は文句や陰口ととらえられてしまう可能性も……。悪気ない場合でも、周りに勘違いさせてしまわないように、使うシーンや相手には気をつけたいですね。
まとめ
このように「かまちょ」は、かまってほしいを表現した若者言葉です。SNSではかまちょの一言がユーザー同士の繋がりのきっかけになることもあります。ただし、あまり自分でかまちょかまちょとアピールしすぎると、自己中っぽいと思われてしまうこともあるので、使いすぎには気をつけたいですね。
執筆:ヤマシタ
ライター。学生時代に医療福祉や情報処理・経理について学ぶ。卒業後は銀行に就職し、のちに転職。転職先では採用・研修・労務管理等を務めたが転居をきっかけに退職を決め、ライターの道へ。フリーランスとして活動中。