一人暮らしでペットを飼うときの注意点は? 飼いやすい小動物は何?

編集部:いとり

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大学進学を機に一人暮らしを始める人が多くいますが、やはり家族から離れて暮らすのは「寂しい」と感じる人が多いかもしれません。そんな一人暮らしの寂しさを紛らわすために、「ペットを飼おうかな」と考える人もいらっしゃるでしょう。では、一人暮らしでペットを飼う場合には、どんなことに注意しないといけないのでしょうか?

一人暮らしでペットを飼うときの注意点

まずはペットの飼育が可能な物件か確認!

一人暮らしでペットを飼う際、最初の問題は「ペット飼育可能な物件なのか」ということです。賃貸契約の際に注意事項として説明されると思いますが、もし飼育不可の物件であれば、基本的にペットを飼うことはできません。ただし、飼育不可の物件でも、動物の種類によっては飼育可能と判断される場合もあるので、まずは管理会社に連絡し、事情を伝え、判断を仰ぐようにします。

連絡や相談をせずに勝手に飼育したり、「飼えない」と返答されたからといって無断で飼育することは絶対にやめましょう。契約違反になり、契約の解除や違約金の支払いが発生することがあります。

また、「ペット飼育は要相談」となっている物件であれば、管理会社に連絡し、飼いたいペットはどんな動物なのか、また飼育することで契約条件が変わるかなどを確認しましょう。最初からペット飼育可能となっている物件を選ぶと面倒はありませんね。

ペットを飼うのは大きな責任を伴う

住んでいる物件でペットを飼育することが可能だとしても、一人暮らしでペットを飼育するにはさまざまな注意点があります。特に大きなものとしては、

1.面倒を全て一人で見ないといけない
2.自由な時間が減る
3.飼育費用が必要
4.途中で「やめた」はできない

などが挙げられます。一人暮らしだと、ペットの面倒を見るのは基本的に自分一人です。誰かに任せることはできないので、面倒くさいと思っても、必ずやらないといけません。また、それに伴い自由な時間が減ります。小まめにケアをする必要のあるペットだと、長期間家を空けることもできませんし、「友人とお泊り」なんてことも難しくなります。

他にも、ペット自体の価格の他に、飼うためのケージをそろえるなどの初期費用が必要だったり、エサ代、動物病院の診察費など、思った以上にお金が必要です。安定した収入が少ないと、飼育費が家計を圧迫するなど、意外な落とし穴となるケースも少なくないのです。

ペットの飼育には、こうした面倒なことや注意しないといけないことが多いのですが、「面倒だから」といって途中で飼うのをやめることはできません。近年、安易にペットを捨てたり、保健所に連れて行く無責任な飼い主が増えていることが問題になっていますが、ペットを飼うのは「大きな責任」を伴います。「寂しいから」と安易な気持ちで飼う前に、まずはそのことを承知しておくべきです。

ワンルームでの飼育は小動物がおすすめ

それでもペットを飼いたいという場合は、ワンルームや1Kといった、一人暮らしに多い部屋の間取りでも飼いやすい「小動物」がおすすめです。一人暮らしでも飼いやすいペットをまとめてみました。

ジャンガリアンハムスター

さまざまな種類がいるハムスターの中でも、人気が高くポピュラーなハムスターです。ハムスターにはおっとりとした性格の種類が多いのですが、ジャンガリアンハムスターは感情が行動に出やすいのが特徴。見ていて飽きないと人気。ただ、デリケートな温度管理が求められるため、それが難しいなら飼育は避けるべきです。

ゴールデンハムスター

ジャンガリアンハムスターと並んで人気が高いのがゴールデンハムスターです。非常におっとりとした性格で、飼い主にも懐きやすいため、ハムスターの中でも特に初心者向きといわれています。温和な性格ですが、縄張り意識が高く多頭飼いが難しいため、単独飼育向けです。また温度管理にも気を使う必要があります。

キンクマハムスター

キンクマハムスターは、ゴールデンハムスターの改良種です。そのため、ゴールデンハムスター同様に性格が穏やかで、人に懐きやすいのが特徴です。縄張り意識が高いことも同じなので、多頭飼いは避け、高温・低温にならない環境で飼育しましょう。ハムスターは総じて温度管理がデリケートなので、そこをどうクリアするかがポイントになります。

ミニウサギ

「ミニウサギ」はウサギの種類ではなく、さまざまな種類のウサギを交配した「雑種のウサギ」の総称です。「ミニ」と名付けられていますが、決して小さな種類ばかりではありません。ミニウサギは、丈夫な個体が多く、温度管理にさえ気を付ければ長く飼うことができます。ウサギの飼育経験がない人が最初に飼うウサギとしていいでしょう。

ネザーランドドワーフ

ペット用のウサギの中で最も人気が高いのが、このネザーランドドワーフです。大人でも25センチメートル前後と小型で、モフモフとした毛並みが特徴です。人懐っこいのも人気の秘密。一人暮らしでも飼いやすいのですが、丈夫でないことと、デリケートな温度管理が求められること、専用の餌が手軽に購入できないことなど、初心者には難しい面もあります。

ミシシッピニオイガメ

ペットとして人気の高いカメですが、一般的なサイズは30センチメートル前後なのでワンルームでは飼いにくいですよね。ミシシッピニオイガメは、成長しても10センチメートルほどと小さいのでワンルームでも飼育しやすいです。水槽のサイズもそこまで大きくないもので大丈夫。ただし、水温管理が重要なので、ヒーターなど初期費用がかさむ可能性があります。

ショートモルモット

ペット用のモルモットとして最もポピュラーな種類です。茶色と白の毛色が特徴で、非常に人懐っこいため飼育しやすいと人気です。慣れると鳴き声で飼い主にアピールしてくれます。ただ、モルモットは体内でビタミンCが生成できないため、食事に気を付ける必要があること、また気温の変化に敏感で、温度管理が難しいことが注意点として挙げられます。

ヨツユビハリネズミ

近年、非常に人気の高いハリネズミですが、日本で主にペットとして飼育されているのは、ヨツユビハリネズミという種類です。危険を感じると背中の針を逆立たせて威嚇しますが、慣れると抱っこすることができます。他の動物と同様に温度管理が重要で、夏や冬でも20-30度に保つための器具が必要です。

サイズが小さく、鳴き声などで近隣に迷惑を掛ける可能性が低い動物なら、ペット不可の物件でも相談すればOKが出る可能性があります。ですので、一人暮らしの間取りでペットを飼う場合は、こうしたサイズの小さな動物がおすすめです。

一人暮らしでペットを飼うときの注意点、またおすすめの動物を挙げてみましたが、いかがだったでしょうか。ペットの愛らしい仕草を見ていると、一人暮らしの寂しさも紛れますが、くれぐれも「一つの命を預かっている」という責任だけは、忘れないようにしてくださいね。

(中田ボンベ@dcp)

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