一人暮らしにおすすめの本棚は? 種類と選び方のポイント
大学生の一人暮らしに欠かせないインテリアアイテムのひとつが「本棚」や「シェルフ」。高さ、幅、素材、色もさまざまですよね。一人暮らしの部屋はスペースも限られているので、しっかり用途や部屋の広さに合った本棚を選ぶことが大切です。意外と知らない本棚の種類や、部屋に合う本棚の選び方、本棚を上手に活用する方法についてお伝えします。
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■知らなかった! 本棚の種類ってこんなにある
一人暮らしを計画すると、始めに考えるのが家具などのアイテムに、カーテンやアクセントなどのインテリア。ライフスタイルを楽しみ、おしゃれ感覚や個性的な部屋をつくるのに必要なものばかりです。大学生であれば、勉強するために一人暮らしを始めたり、大学のそばに引っ越したりしますから、勉学にかかわる本を収納しておくアイテムも必要になります。
でも、本棚を「本の収納場所」と考えてしまうと、つい詰め込みすぎてしまいます。勉強のためとはいえ、せっかくの一人暮らしですから、本棚もインテリアとして楽しむことがおすすめです。本も収納ではなく、「飾る」気分で本棚に入れてみましょう。
Webサイトやネット通販のカタログをチェックすると、いろんな種類の本棚があります。せっかく始める一人暮らしですから、ライフスタイルにぴったりな本棚を見つけたいですよね。まず、どんな種類があるのか取り上げてみましょう。
<「本棚」の種類や特徴>
本棚は英語でBookshelf(ブックシェルフ)。このShelf(シェルフ)とは床から水平に板などを上げていった「ものを置いて使うもの」。日本でシェルフと呼ばれるようになったのは最近ですが、壁に作りつけられたものや、設置するものを含めて、「本」を収納するものが「本棚」。読んで字のごとくといった感じですね。
でも、この本棚にもさまざまな種類があります。
・「棚式本棚」
シンプルでありながら一般的で、一度は使ったことがある、頻繁にみているといわれるタイプのものです。ご家庭でもオフィスでも、どこにでも使用されて棚が2段のものから5-6段あるものもあります。書斎などでは、床付近から天井まで10段以上に及ぶ棚が設置された本棚もあるでしょう。
棚式の本棚の場合、拡張性があるということが特徴です。棚自体を増やすこともできれば、部屋のスペースによって、本棚本体を増やすことができます。一人暮らしのときにも、本が増えたとき、同じタイプのものを追加することもできます。
・「扉付き書棚」
本を棚に並べていると気になるのは、棚や本の上に積もってしまうホコリです。扉付き本棚を使用すると、本をホコリから保護することができるので、本をよい状態で保存することが可能です。また、掃除の手間も省けるかもしれません。
高価な本や専門書などを置いたり、棚の一部に飾り物を置いて飾り棚風に楽しんだりするのに役だちます。ガラス扉が付いた本棚なら、扉を閉めている状態でも本の背表紙を確認することができます。
・「コーナー型本棚」
デッドスペースになる部屋のコーナーに、L型に配置するタイプの本棚です。奥行きは少し大きくなることがありますが、使われていない部屋の隅を有効利用することになります。
L型のため立つ場所や座った位置から見えるのは片面になります。一人暮らしの部屋で使用する場合は、片方に本や文房具などのアイテム、もう片方には飾り物や小物を配置するアイデアもいいかもしれません。
・「回転式本棚」
平面(真上)からみると正方形に見え、前後左右の四方で本の出し入れができて、省スペースの本棚にたくさんの本が収納できるタイプです。収納力が抜群なことで知られ、書店で多く見られますが、本をたくさん持っている学生さんや子ども部屋にもぴったりです。
・「スリム型本棚」
通常の本棚が26~30cmの奥行ですが、「スリム型本棚」は12cm程度の厚みしかありません。床面に近いところでも20~24cmくらいの奥行なので、コンパクトな部屋に設置しても圧迫しないサイズの本棚と言えます。一人暮らしの部屋のサイズにもよりますが、部屋が狭いと感じるときには、廊下など置くことも可能なサイズです。
収納するほうが増えたとき、前後2列に置くことがあります。奥に並んでいる本が取り出しにくく、2列収納だと使いにくいと思う人に最適。ただ、注意したいのは、スリムタイプであれば転倒防止用の金具を利用することです。本棚の厚みが薄く、高さがあっても低い本棚でも、安定感にかけていることもあります。災害時の安全を考えても、事前にチェックしておくのは必要です。
・「折りたたみ式本棚」
一人暮らしでも活用しやすく、転勤族の必須アイテムにもなりやすい「折りたたみ式本棚」。一時的に増えた本を収納しておくのにも使えたり、必要なときにだけ設置することもできたりと便利なアイテムです。
しかし、折りたたみ式の場合は、本棚のサイズが高さ幅ともに、コンパクトで大きくありません。たたんで収納したり、持ち運んだりするタイプなため、本の量によってはメインの本棚にすることは難しいかもしれません。