【2017】早稲田大学の理工展に潜入! 元理工展実行員が教える魅力とは?【学生記者】 2ページ目

よしだ

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■科学は身近なものから生み出せる

大学の授業で習うような実験も、意外と身の回りのもので簡単に再現できるんです。粉じん爆発を見せたり、ペットボトルでロケットを作ったり、スライムや入浴剤を作ったり……科学を身近に感じてもらえるように見せていく企画が理工展には数多く存在します。

・Life Science Lab. ~生命を科学する~!

先進理工学部の学科のひとつ、生命医科学科の学生からなる生命医科学委員会の展示です。入学したばかりの1年生が使う実験室で、生物の体の中で起きている現象を使った実験を見せていました。

ここではニンジンを使ってオキシドール(消毒用に用いられる薬品です)を分解し、小さい容器の中を酸素で満たしてフタを飛ばす実験をしていました。フタは大体3mくらい飛んでいましたよ。

生命系の学科であれば確実に習う酵素カタラーゼは、過酸化水素水を分解して酸素を生じる反応を触媒します。今回はニンジンの分解で生じた酸素を使ってフタを飛ばすことで、あまり生命系の知識がない人にもわかりやすく伝えていました。また、ニンジンもオキシドールも市販のものでできるので、誰でもできることが魅力的ですよね。

■早大理工の頭脳が生み出すエンターテインメント

ここまで「科学」を前面に押し出してきた理工展ですが、実はそれ以外にもエンターテインメントを提供してくれる企画も見られました。私学の雄とも讃えられる早稲田の学生が作るエンターテインメントは上質なものでした。

・The Auction

オークションをテーマにした会場探索型の謎解き(脱出ゲーム)です。オークションを主催する屋敷の主人に騙された参加者は、1時間以内にオークション会場から脱出しないと売り物にされてしまうという設定。脱出を目指す参加者は教室の中にヒントを探し、見つけたヒントを元に次々に出てくる謎を解いていきます。

筆者はこれでも友人や先輩と謎解きゲームに行くことがあり、「ゆーて、ちょろいでしょ! プロが作ったわけじゃないし(笑)」というなんとも軽い気持ちで参加したのですが……完全にやられました。結果は脱出失敗です……残念!

しかも、脱出する方法だけでなく屋敷の主人をこらしめる方法まであったそうで、オチがふたつあることに圧倒されてしまいました。繰り返しますが、これを作ったのは学生ですからね? しかも参加費も無料ですからね? ちなみに、The AuctionはTwitterのアカウントも開設されているので、少しでも謎を楽しみたい方はこちらもチェックしてください。

Twitter:@TheAuction64

本当はまだまだ素晴らしい企画がたくさんあったのですが、僕が多くを語るよりもみなさんの目で直接見ていただきたいので、ここでペンを置きます。早稲田祭の影に隠れてフォーカスされにくい所沢キャンパス祭と理工展ですが、実際に行ってみると学生の僕でも十分に楽しめるものでした。いずれも足を運べば今まで知らなかった魅力を感じることができる学園祭なので、ぜひ足を運んでみてください。

<開催概要>

開催日程:2017年11月4日(土)、5日(日)
開催場所:早稲田大学西早稲田キャンパス(副都心線 西早稲田駅直結)
テーマ:Universe
公式HP:https://www.rikoten.com
公式Twitter:@rikoten_waseda

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