【2017】武蔵野美術大学芸術祭「ビ×ビット」に潜入! 美大生じゃなくても絶対楽しめる見どころは?
11月は学園祭シーズン! 自分の大学の学園祭に向けていろいろと準備を頑張ったという大学生のみなさんもいるのではないでしょうか。学園祭には各大学の特色が色濃く出るものですが、一際オリジナリティが高いのが「美術大学」、いわゆる美大の学園祭。芸術を学んでいる学生ならではの感性を生かした作品や企画が盛りだくさんの学園祭は、他大学の学生や社会人などが訪れても、エンターテイメントとして充分に楽しめる内容です。
今回は武蔵野美術大学の学園祭である「芸術祭」に注目。武蔵野美術大学の芸術祭は美術大学の中では国内最大規模であり、今年で開催40周年を迎えました。今回は10月27日(金)-29日(日)に開催された2017年度の芸術祭「ビ×ビット」に潜入。初日である27日(金)の様子をレポートします。
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■武蔵野美術大学の芸術祭とは? 2017年のテーマは「ビ×ビット」
武蔵野美術大学は小平市にメインのキャンパスを置く美術大学です。美術やデザインなどの造形各分野において、幅広い教養を備え、人格的にも優れた専門家を養成することを教育理念として1929年に創立されました。
今回訪れた芸術祭が開催されているのは、小平市小川町に位置するメインキャンパス「鷹の台キャンパス」。西武国分寺線鷹の台駅から、玉川上水が流れる道沿いに約18分歩いたところにあります(JR中央線国分寺駅から西武バスでもアクセス可能)。
▲メインエントランスの門は、芸術祭実行委員会のデザイン部がデザイン・設計から手掛けた力作!
今年度のテーマは「ビ×ビット」。ビビッとくる美を探しに行く、ゲームの世界をイメージしているそうです。「来場者に美しいものを探すゲームをプレイするかのように、ワクワクしながら芸術祭を楽しんでほしい」という思いを込めて付けたものだそう。
キャンパスに足を踏み入れると、あちこちにコンセプトである「ARTPG」(ART×RPG)を体現したRPG風キャラクターや造形物が登場!作り込まれた世界観に、気分が盛り上がります。
▲メインキャラクターの妖精・ビビィ(ビビィ・ビビリット)もお出迎え。
■即興で仕上げる、迫力のライブペイント!
エントランスを進んでいき突き当たった1号館の右手あたりでは、ライブペイントが行われていました。制作者がその場で思いのままに作品を仕上げていくライブペイントは、即興で完成していく作品を見ながら臨場感を楽しめるアートです。
この日作品を描いていたのは、視覚伝達デザイン学科2年の小玉真実さん。午前10時ごろから描き始めたという作品は、夕方16時の時点ではかなり完成に近づいていました。繊細なタッチでダイナミックな作品を仕上げていく姿に惹き込まれます。
■ボディペイントで芸術祭気分UP
まずは芸術祭の雰囲気に溶け込むため、12号館特設ブースで実施されていたボディペイントを体験することに。
数種類ある型紙の中からひとつ選んで、好きな色でペイントしてもらうことができます。今回はゲームの「はい・いいえ」コマンド風のものをセレクトしました。
完成! ドットゲーム風のレトロなデザインがかわいいですね。これで学園祭の世界観にも馴染めるはず。
さっそくキャンパス内を回ってみましょう。
■趣向を凝らした飲食ブースが多数!一丁目ではお酒も飲める?!
回復アイテム風のどら焼きや、パックマンを模したチョコバナナ店など、飲食ブースの装飾やメニューにも、テーマを取り入れたゲーム風のものがちらほらありました。
そして数ある飲食ブースのなかでも見逃せないのが、この「一丁目」エリア。入り口で身分証を提示して「飲酒パス」をGETすれば、いろいろなお酒を楽しむことができます!
入り口をくぐると、そこはユニークな居酒屋が軒を連ねる横丁。ラグビー部員が女装してもてなす個性的なバーや、映画の名前が付いたお酒を楽しむことができる『キネマ・バー』、大正時代に作られたカクテル「電気ブラン」が飲める『菖蒲道』など、一風変わった屋台がたくさん出展していました。
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