【理系研究室訪問】千葉大学園芸学部植物細胞工学研究室に潜入! 教授と学生に研究・ゼミについて聞いてみた【学生記者】 5ページ目

わこ

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目次
  1. 千葉大学園芸学部に到着! いよいよ研究室へ!
  2. 植物がいっぱい並んだ研究室へ潜入!
  3. 植物に囲まれたキャンパス内も探検!
  4. 所属学生の研究室での過ごし方とは?
  5. 中村教授に研究への思いを聞いてみた

植物細胞工学研究室中村教授に研究・学生への思いを聞いてみた

最後に、この研究室で長年学生たちをサポートしアドバイスをしながら、ご自身の研究も続けていらっしゃる中村教授に話をお聞きしました!

わこ:現在の研究テーマについて教えてください。

中村教授:私は、稲などを用いながら遺伝子組み換えによって病気や虫などに抵抗性がある植物を作る研究をしています。他にもこの研究室では、植物の個体を大きくする研究だったり、植物の生殖システムの解明にも取り組んでいます。

わこ:この研究の難しさはどこにありますか?

中村教授:遺伝子組み換えができる植物、つまり実験のために外部から遺伝子を入れられる植物はまだまだ限られていることですね。いまは主にシロイヌナズナという小さな花が付く植物を使用することが多いのですが、これは花自体が小さいことと遺伝子的に扱いやすいという理由から使用しています。もっと他の植物も使えれば幅が広がりますよね。


▲教授室にあったまだ育成途中のシロイヌナズナ

わこ:たしかに先程井川助教からも同じことをお聞きしました!

中村教授:あとは、やはり日本では「遺伝子組み換え」ということ自体が受け入れられていない現状があります。

わこ:たしかに遺伝子組み換えがされている食べ物とかはあまり手に取りたくないと思ってしまいます。

中村教授:そうなんです。一般の人たちには怖いと思われてしまうんですよね。

わこ:なるほど。では、研究についてこれからの目標は何ですか。

中村教授:やはり遺伝子操作に対する「怖い」というイメージを変えていきたいです。そして、より安心な植物を作っていきたいですね。あとは、植物の進化を解明したいと思っています。ある植物の遺伝子配列についてはわかっていても、その進化の過程まではまだわからないことも多いんですよ。

わこ:まだまだ研究途中のことがいっぱいあるんですね。では、最後に学生にメッセージをお願いします。

中村教授:学生のみなさんにはもっと「野心」を持ってほしいです。最近は、「こうしてやろう」と志して入学してくる大学生は少ないような気がします。有名な原理を発見して、世界を驚かせたい! というような野心を持った学生と一緒に研究をしたいですね。博士課程まで研究してくれる学生がもっと増えてくれればと思っています。

わこ:本日はありがとうございました!

千葉大学園芸学部園芸学研究科植物細胞工学研究室のみなさん貴重なお話ありがとうございました! 理系研究室には珍しい機械がたくさんありとても楽しかったです。研究には、失敗を恐れずに挑戦する心や日々のコツコツとした積み重ねが大切であるということを学びました。先生方や学生の方の研究に対する熱意がとてもかっこよかったです! 私も目の前にある学習に全力で取り組んでいきたいと思います。

文・わこ

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