【ユニ・チャームの先輩社員】FC商品開発部:秋山紗恵子さん
生理用品やベビー・大人向けおむつ、ペットケア商品など、私たちの暮らしを快適に、より豊かにするための製品を数多く手掛けるユニ・チャーム。1961年創業と会社の歴史は長く、早い時期から日本市場が成熟化すると見込み、アジアをはじめとするグローバルマーケットへと進出。現在はベビーケアやフェミニンケア、ヘルスケアの分野で、アジア地域のトップシェアを誇っている注目企業です。
今回は、女性向けのケア商品を開発する秋山紗恵子さんにインタビュー。学生時代に力を入れたことや、会社を選んだ理由、世界を舞台に仕事をする難しさとやりがいについてお話を伺いました。
▼ユニ・チャーム株式会社の先輩社員をもっと見る!
ユニ・チャーム株式会社の先輩一覧
今のお仕事はどんな内容?
私は現在、女性向け(フェミニン)ケア商品の商品開発に携わっています。今、担当しているのは国内向けの新商品の開発です。大まかな販売予定時期は決まっていて、それに向けて開発を進めています。
商品開発の仕事は、マーケティングの部署から上がってきたリサーチデータを参考にしながら、どうすれば売れる商品を作れるのか、どんな素材、形が求められているのかを考えて試作をしていきます。試作品ができたらモニターの方に協力してもらい、使い心地などについてフィードバックしてもらいます。そして、その意見を参考に改良を加えていきます。今は国内向け商品の仕事が中心ですが、これまでにはインドに訪問調査に出かけた経験も。現地では試作品調査をしたのですが、消費者インタビューの中で「長時間使っていてもモレがなく、かぶれなかった」と喜ぶ消費者の生の声が聞けたとき、いろいろな国の人の役に立っているんだという実感が持てて、この仕事を選んでよかったと改めて思いました。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
私たち商品開発の担当として、手作りで試作した商品が工場で量産体制に入る前に、現地工場に出向き、試作品と同じ品質の仕上がりになっているか確認することは重要な仕事の一つです。
あるとき、商品のリニューアルのため、インドネシアの工場に出向いて仕上がりをチェックする機会がありました。技術部の方と一緒に出向いたのですが、通訳はいませんでした。現地スタッフと身振り手振りや簡単な英語で話しながら確認作業を進めていったのですが、どうも仕上がりがよくありません。細かい機械の調整には、的確に英語で指示をしたいけれど、それもままならない……。自分の力不足を思い知り、悔し涙が出たのを覚えています。最終的にはなんとか現地スタッフの力を借りて、期限内には納得する仕上がりのものができるようになりました。工場の視察以外にも大変なことはたくさんありますが、消費者の喜ぶ笑顔を思い出せば、また頑張ろうと思えます。
今の会社を選んだ理由は?
ユニ・チャームのことは合同説明会で初めて知りました。当時の私は大学院在学中で、学会のためスペインのバルセロナに行きが決まっており、海外に興味を持ち始めたころ。そんなときにユニ・チャームという会社に出会い、海外展開をしている企業で、身近な商品をたくさん扱っているところに魅力を感じました。
ちなみに選考過程では、先輩社員と直接、話をする機会がたくさんありました。就活では普通、企業の多くは自社のいいところをアピールすることが大半で、弱みなどについてはあまり語りたがりませんよね。ですが、ユニ・チャームで働く先輩社員のみなさんは、仕事内容や会社の雰囲気などを包み隠さずに話してくれました。その話を聞けば聞くほど、「こんな魅力的な人たちと一緒に働きたい」という気持ちがどんどん高まっていったんです。
また、私は理系出身なのですが、B to Bで使われるような原材料の開発の仕事だと、実際どんな製品に使われているかがわかっていたとしても、世の中に貢献できているという実感が持ちづらいのではと思っていました。ですから、ユニ・チャームなら暮らしの身近なところにある商品を作れるということも入社の決め手の一つでした。