【新幹線の学割】料金やお得な買い方まとめ! 安く帰省する方法とは?
日本が世界に誇る新幹線は、日本列島を移動する際の大動脈。大学生のみなさんの多くが帰省、サークルの旅行などの機会に新幹線を使うでしょう。速くて時間どおりに発着するのがうれしい新幹線ですが、少し気になるのはその料金。何とか新幹線の料金が安くならないか……と誰もが思うでしょう。そんな新幹線ですが、大学生は学割が適応するため、少し安く利用できることを知っていますか? 今回はそんな新幹線のお得な学割料金について解説します。
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移動手段に新幹線を使うメリット・デメリットは?
■新幹線の学割は特急券(特急料金)は安くならないが……
新幹線に乗る際には、
・乗車券
・特急券
が必要になります。このうち乗車券の購入には「学割」を使うことができます。この学割は、新幹線に限らず乗車距離によって適用されますが、
・片道の営業キロが100kmを超えると「運賃が2割引き」
になります。また新幹線には「往復乗車券」というのがあって、これが片道の営業キロが600kmを超える場合には「往復割引」と「学割」の両方を料金に適応することが可能です。「往復割引では『ゆき』と『かえり』の乗車運賃がそれぞれ1割引き」になり、さらに学割で2割引きになります。つまりトータルで28%の割引になるわけです。
例えば、東京・岡山は営業キロが732.9kmで、乗車券は片道1万480円です。これが学割で「片道7,540円」になりますので、片道で2,940円・往復で5,880円お得です。
JRの学生割引を利用するためには、学生証の提示だけではだめで、あらかじめ学校で「学生・生徒旅客運賃割引証(学割証)」の発行を受けなければなりません。この学割証に必要事項を記載したら、駅や旅行代理店の窓口で提示し、チケットを購入します。新幹線に使える学割証は学生課などで対応してくれますので、自分の大学で確認してみてください。
上記のように乗車券には学割(営業キロ100km超)が適用されますし、遠距離であれば往復割引(営業キロ600km超)も使うことができます。
しかし、特急券にはそれらがありませんので、東京・岡山の例で比較すると、
●東京・岡山を新幹線(のぞみ号・普通車指定席)で往復した場合の料金
・乗車券:片道1万480円 × 2 = 2万960円
・特急券:片道6,860円 × 2 = 1万3,720円
小計:3万4,680円
●「学割」「往復割引」を利用して東京・岡山を新幹線(のぞみ号・普通車指定席)で往復した場合の料金
・乗車券:片道7,540円 × 2 = 1万5,080円
・特急券:片道6,860円 × 2 = 1万3,720円
小計:片道1万4,400円・往復2万8,800円
です。「のぞみ号」ではなく、「ひかり号」を使った場合の正規料金は片道「1万6,820円」ですが、同様に「学割」「往復割引」を用いると「1万3,880円」(乗車券7,540円 + 特急券6,340円)で、のぞみよりも「520円」料金が安くなります。もし、のぞみ号じゃなくてもいい、というのであれば「ひかり号」を選択するのもいいですね。