履修とは? 必修科目と選択科目の違いも解説
※記事全文を読むには会員登録(無料)が必要となります。

「履修」という言葉は、大学に入学したらまずガイダンスなどで耳にすることになる言葉です。高校まではあまり使われないことも多いため新入生は戸惑うかもしれません。
結論から言いますと、大学での履修とは「決められた科目を修めること」を意味します。とはいえ、最初から全ての科目が決められているのではなく、選択の自由があるのが大きな特徴です。大学の科目は「必修科目」「選択科目」に分かれているのです。
今回は履修の意味や、必修科目・選択科目の違いを解説。大学での履修の仕組みについて知りたい!という方は是非参考にしてみて下さい。
▼こちらもチェック!
レポートの書き方まとめ! 基本の書式・構成や高評価をもらえるまとめ方とは?
「履修」とは「決められた科目を修めること」
冒頭でも述べましたが、履修とは一言でいうと「決められた科目を修めること」。
大学ではそれぞれの学部・学科ごとに体系的に科目が決められています。ですがその全てを学ぶわけではありません。つまり用意された科目の中から、学びたい科目をとって、講義を受け学ぶことになります。この「講義を受け学ぶ」ことを『履修』と呼んでいるのです。
注)必ず受けなければならない必修科目もあります。詳しくは後述します。
履修して単位を取れば、卒業できる
さて、科目を履修して、無事に試験等をクリアすれば『単位』がもらえます。
この単位を積み重ねていき卒業に必要な単位数に到達していれば、無事卒業することができる、というのが大まかな仕組みです。
注)単位数のほかに卒業要件が設けられているケースもあります。
先輩の中には「単位が余っているから」なんていって毎日ヒマそうにしている人がいるかもしれません。これは大学から課せられた「卒業までにこれだけ単位を取りなさい」というハードルを、すでに越えて単位を取得している人です。これ以上講義に出て単位を取得する必要がないですから、「あとは卒論だけ」といった場合など、余裕のある生活を送れる人もいます。
逆に「単位がギリギリだ」と焦っている先輩もいるかもしれません。これは、現在履修している科目を落とすと(つまり期末試験に合格できなかった場合)、卒業するのに必要な単位に届かないという人です。身から出たサビともいいますが、新入生のみなさんは、そのような状態にならないように、しっかり単位計算をして履修する科目(講義)を選ぶようにしましょう。
まずは履修登録しよう!
まずは履修登録!これが大学での学びのスタート。履修登録とは、受けたい科目を大学に登録すること。「今年はこの科目とこの科目を受けます!」と申告することです。
ちなみに大学によっては自分の学部の科目だけでなく、他学部の科目も履修できるシステムを採用しているところもあります。もちろん講義を受けるだけでなく単位を取ることも可能。一つの分野だけでなく視野を広げて学んでおくことは、変化の激しい現代社会で生き抜くために、きっと役立つのではないでしょうか。
履修登録の仕方は?
具体的な履修登録の仕方は大学によって異なりますが、スマートフォンやパソコンを使って自分でオンライン登録するスタイルが多いようです。特に新型コロナの影響もあり、オンライン上でしか履修登録できないケースも増えています。
無理な履修登録はNG
「単位を取るために沢山履修しなきゃ!」と登録しすぎるのはNG。無理に多くの科目を履修したとしても、実際にきちんと勉強できなければ成績評価に影響してしまうためです。
仮に単位をギリギリ取れたとしても、成績は5段階評価の5ではなく3ばかりといった場合、GPAと呼ばれる成績評価が悪くなってしまいます。
GPA (Grade Point Average)とは、各科目の成績から特定の方式によって算出された学生の成績評価値のこと、あるいはその成績評価方式のことをいう。
(引用:Wikipedia-GPA)
つまりGPAとは大学での学業全体の成績の平均値、のようなもの。GPAは奨学金免除や就職活動などに影響することもあります。くれぐれも無理な履修登録は避け、適切な科目数を心がけましょう。