【富士通の先輩社員】産業・流通システム事業本部 SE:竹林恵理さん
京都大学農学部卒業。2015年に富士通株式会社に入社し、現在3年目。システムエンジニアとしてAIの企画開発に取り組んでいる。
創業して80年以上の歴史を誇る富士通株式会社。PCやモバイル端末のメーカーとしてあまりにも有名ですが、意外にも、機軸となるのはITや通信インフラなど目に見えないシステムサービスの事業。その他に、社会を支える富士通ソリューションは、いまや日常から切っても切り離せない存在といえるでしょう。そんな変革を続けるシステムソリューションに新たな技術を取り込むべく、日々奮闘している竹林さんにお話を伺いました。
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今のお仕事はどんな内容?
社内業務の効率化・正確化を図るため、AI(人工知能)を使ったシステムの企画部隊を担当しています。今は、少数精鋭で社外の専門家とも相談しながらどんなことができそうかという部分を洗い出している段階です。例えば設計書のレビュー業務をAIに任せることが可能かどうかなど、自動化したときの費用対効果を見極めながら実際に開発に入っていくことになると思います。まだ社内でトライアル的に取り組んでいる企画ではありますが、将来的には社外でも使っていただけるようなシステム基盤を構築できれば、と考えています。
弊社のシステム開発では基本、協力会社のSEの方と一緒になってチーム体制で行うので、入社3年目になると仕事を細かく切り分けて作業量や進捗を管理する役割も任されます。それだけに、業務遂行のためにまずは自分が一番システム全体のことを知っているという自負を持ち、チームのメンバーとコミュニケーションをとって常日頃から信頼関係を築くことが欠かせません。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
一番印象的だった仕事は、1年目のとき、初めてお客様の前でシステムのデモンストレーションを行ったことです。しっかり頭に叩き込んできたはずなのに、お客様を前にすると自分の言葉に責任を持たなければいけないという気持ちが湧き上がってきて、思った以上に緊張してしまいました。わたしの中ではあのときに初めて「新入社員」ではなく「富士通の社員」という自覚を持ったと思います。
失敗から学んだこともあります。「要件定義」といってシステムを作る前のフェーズで、お客様が求める機能をヒアリングするのですが、後になって「あれもほしい」という要件がポロポロと出てきてしまい……。そのときは、最初から聞き出せなかった自分に不甲斐なさを感じましたが、その後の要件定義ではきちんと確認工程を設けるなど、運用面の改善で同じ失敗を防ぐことができました。
今の会社を選んだ理由は?
大学が研究系の学部だったこともあって、当初は大学院に進学しようと思っていました。そんな中、就職を決めたのはこの会社の先輩方の姿を見たことがきっかけです。富士通に入社している研究室の先輩に話を聞く機会があったのですが、自分の仕事のことをすごく楽しそうに、誇らしげに話してくれて。そんな姿を見て、大学院で過ごす時間以上に、こんな素敵な人たちと一緒に仕事をする時間の方が有意義なんじゃないかと考えるようになりました。
わたしの場合、ITに関してはまったくの未経験。この会社はモチベーション重視で採用してくれるので、入社後も頑張り次第でいろんな職種で活躍できる場所があると思います。わたし自身、SEとしてはまだまだ技術不足を感じる点もありますが、常に新しいことに取り組めることがやりがいにもつながっているので、これからも信頼できるSEと言ってもらえるように頑張りたいです!