【東急エージェンシーの先輩社員】営業:町野香織さん 2ページ目
町野さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?
▲学生時代の町野さん
大学へ進学してから周りの友達がメイクしているのを見て、「私も!」と思ったのですが、雑誌などを見てメイクしてもどうも自分の顔には合わず、なかなかうまくできない。どうしようかと悩んでいたときに「私もこんなに悩んでいるのであれば、他の子も同じ悩みを持っているはず。せっかくなら、みんなで悩みが解決できないのか?」と思いました。
そこで、国内の大手化粧品メーカーの問い合わせフォーム経由で、大学で女子大生向けのメイクレッスンを実施してもらえないかと依頼。すぐに快諾のお返事をいただきました。そこで教室を借りる手続きを行ったり、友人にチラシを作ってもらったりするなどして準備を進めてイベントを開催し、同じ悩みを抱えた女の子が参加してくれて「とても役に立った」とたくさんの笑顔を見ることができました。その後、薬膳の先生によるお料理教室や正しいウオーキングなど、いくつか女子向けイベントを実施するうちに、賛同してくれる仲間が増え、最終的にはイベントの運営メンバーは10人になり、イベントがきっかけで大学以外での活動も広がっていきました。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
目標を立てて、達成のためには何が必要かをイメージし、行動に移していく「計画性」と「行動力」が役に立っています。今の仕事でもどんなことをするのか目標を立てて、何が必要なのかを逆算して、計画に必要なTo doを決めてから動いています。仕事でも、学生時代のイベントでもクライアントの有無や予算など、異なることはありますが、案件を進めるうえでプロセスは似ているところもあります。それに周りのメンバーを巻き込みながら、プロジェクトをうまく進めていく力はイベントで培われた経験が活きていると感じています。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
どんなことでもいいんです。とにかく好きだと思えることに熱中することが大事です。私の場合、魚のさば好きが高じて、さばを研究していました。もともともしめさばが好きだったのですが、あるとき、福井県の名産である「へしこ」をいただくと、これまでの食べていたさばのイメージとは全く違うもので衝撃を受けました。それからネットでさば缶を買い集め、実際に食べて価格帯ごとに味を評価したレポートをまとめるなど、とことん追求していきました。
こんな風になんでも気になったことにチャレンジするうち、自分には短期スパンで目標に向かって走っていくことが好きだとわかりました。働き方や仕事のスパンなど、具体的にどんな仕事かを調べて、自分の性格と照らし合わせたことで、今の自分に向いている仕事を見つけることができたのではと思っています。
少しでも興味を持ったものはとにかくやってみる。それが町野さんのモットー。「どんなことでもまずはチャレンジしてみないと自分に向いているかどうかも分かりませんから」と笑顔で話す姿が印象的でした。現在、プロモーション活動の企画立案から実施まで全てに携わる町野さん。入社2年目のときに、大きな失敗をしたこともあったといいますが、それがあったからこそ、今の自分があると語る姿はなんとも頼もしく見えました。どんなことも新しいことを始めるのはドキドキするのは当たり前。でもやらずに後悔するのではなく、まずは試しに何でもやってみれば、町野さんのように新たな人生が拓けるのかもしれません。
趣味:北海道探索、ロードバイクでサイクリング、さばの研究
特技:計画を立てること(旅行や自分がやりたいことを計画~実行するまでのスピードが速いです)
就活で受けた企業数:20~30社くらい
志望していた業界:広告業界、人材業界
今の会社の魅力:入社2~3年目で責任ある仕事を任せてくれ、先輩社員もサポートしてくれるところ
文:松葉紀子(スパイラルワークス)
写真:中川良輔(Über)
取材協力:株式会社東急エージェンシー