バイトの面接は何分前に行くべき? 押さえておきたいマナーを知ろう 3ページ目
面接会場には少し早めに着くようにして、外で待ち、5分前になったら会場に入ります。面接会場の控え室では、静かに落ち着いて順番を待つようにしましょう。面接の前は誰でも緊張するものです。面接担当者だって慣れているとはいっても緊張しています。自然体で実力が発揮できるように緊張をほぐすコツを伝授しましょう。
<緊張をほぐすための深呼吸>
これはインドのヨガや禅宗などで用いられている呼吸法です。おへその少し下のあたりを丹田と言いますが、この部分に意識を集中して、息を吸い、ゆっくり吐き出すようにします。この呼吸を10回ほど、静かに繰り返すと、精神が安定して緊張がほぐれます。息を吐く時には、お腹の中の空気を全部吐き出すようにしましょう。
<筋弛緩法でリラックス>
緊張をほぐす方法として、肩などに力を入れて緊張させてから、がくんと力を抜く筋弛緩法があります。両肩を上にあげて10秒間、緊張状態にした後、一気に力を抜いてがくん肩を落とします。これを3回から5回ほど繰り返すと、自然に緊張感がほぐれます。
<イメージトレーニング法>
緊張感をほぐす方法として、イメージトレーニングも効果的です。面接を待つ控室などで面接のことを一旦忘れて、「週末はどんなことをして過ごそうか」「今度の休日には少し遠出でもしてみよう」「週末には彼氏(彼女)とドライブに行こうか」など、楽しいことを次々にイメージしてみましょう。気持ちも明るくなって、明るい気分で面接に臨めます。
面接を受ける人が緊張していたら、面接をする側にも伝わってきます。しかし、緊張している人を見て不愉快だと感じることはありません。それだけ、緊張感を持って面接に臨んでくれているのだと感じるものです。むしろ、落着きはらって余裕のある人の方が気になります。
■何度も言いますが、時間厳守は社会人としてのルール
くどいかもしれませんが、時間に遅れる、ルーズな人は社会人として信用されません。やむを得ない場合を除いて遅刻だけは、絶対に避けたいものです。
面接を担当していた経験から、面接時間に遅れて来た時点で、その人は不合格です。もちろん理由はあるのでしょうが、理由もなく遅刻する人もたまに見受けられます。そういう人はバイトでも遅刻が多くて、上司や周りのスタッフに迷惑をかけるのだろうなと想像してしまいます。面接時間にはくれぐれも遅刻はしないようにしましょう。
■まとめ
面接の担当者を経験した立場から、「バイトは面接時間何分前に行くべき?」というタイトルでまとめてみました。面接をしていると、印象に残ろうと奇抜な行動をとる人もいましたが、本当に面接官が採用したい人材は普通の人だということが、わかっていただけたのではないでしょうか。遅刻は問題外ですが、早く着きすぎて面接会場にそのまま入るのも、悪い印象を与えがちです。これから面接に臨む人は今回の記事を参考にして、対策を練ってください。
執筆:山下正之助(ナレッジ・リンクス)
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