バイトの面接は何分前に行くべき? 押さえておきたいマナーを知ろう 2ページ目
■上手な時間のつぶし方
面接会場に早く着きすぎた場合は、会社の関係者の目の届かない場所で時間をつぶすようにしましょう。人目に付きにくい公園で、本を読んで過ごす。または、面接に備えてスマートフォンで調べものをして過ごす。少し離れたコンビニエンスストアや書店などで過ごすのもおすすめです。ぼんやりしていて約束の時間ぎりぎりになっては本末転倒ですので、時間のチェックは怠らないようにしましょう。
■会場に到着して面接までの流れ
<会場に到着して面接まで>
面接会場には5分前に入るようにしてください。玄関で靴を脱ぐようになっている場合は、キレイに靴をそろえて上履きに履き替えます。受付では以下のように話、丁寧に会釈しましょう。
「こんにちは、○○社のバイト面接に伺いました、○○○○(フルネームで)と申します。本日はどうぞよろしくお願い致します」
受付スタッフの案内に従って、面接会場の控室に向かいます。控室では、順番が来るまで静かに待つようにしてください。
面接の順番がきたら、ドアの外でコンコン……と2回ドアをノックします。「どうぞ、お入りください」という言葉を聞いてから、静かにドアを開けて入室。入室したらドアに向いて静かに閉めます。そして面接担当者に向き直り、「失礼致します」と言って丁寧に一礼してからイスへ向かいましょう。
イスのところまで来たら、イスの右か左の立ちやすい場所に立ち、面接担当者に向かって「○○○○(フルネームで)と申します。本日はよろしくお願いいたします」と言って丁寧に一礼。面接担当者が「おかけください」と言うのを待って「はい、失礼いたします」と言って静かにイスに腰かけます。
<面接を終えて退室>
面接を終えたら、「本日はありがとうございました」と言って一礼し、イスから静かに立ち上がります。イスの横で「ありがとうとざいました」と面接官に言い、静かに出口へ向かいましょう。ドアの前で面接官に一礼し、「失礼いたします」と言ってドアを静かに開け、外に出てお辞儀をしながら静かに閉めます。
なお、受付の前を通る際には、受付スタッフに「ありがとうございました」と丁寧に挨拶をして会場を静かに出てください。
会場から出るまでが面接だと思ってください。会場を出ですぐにスマートフォンを操作するようなことも控えましょう。
面接担当者の目には、面接時間ギリギリになってバタバタ会場に到着する人や、早く着きすぎる人は、社会常識がない人だと映ります。きちんと5分前に会場に入り、受付で自己紹介をして丁寧に挨拶ができる人は、その時点ですでに合格点です。面接担当者の記憶や印象に残った方がいいのではないか? と考えている人が意外に多いようですが、それは間違いです。面接担当者は常識のある普通の人を採用したいと考えています。
バイトの面接では、スーツの着用は必要ありませんが、白系統の清潔感のある服装がおすすめです。バイトの業種にかかわらず、一番のポイントは清潔感があるかないか。爪先にも目がよく行きます。爪が伸びているようなら切ってから面接に臨むようにしましょう。