ネット銀行の選び方! 手数料、金利、特典……便利でお得な銀行はどこ?
「ネット銀行」は実店舗を極力置かず、コンビニなどに設置されたATM端末を利用できますが(できない銀行もあります)、ネット銀行は実店舗を持たないことでコストを可能な限り抑えているため、手数料が安く、また都市銀行よりも預金金利が比較的高いといったメリットがあります。今回は、ネット銀行の選び方についてご紹介します。
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■まずはネット銀行の種類を知ろう!
ネット銀行には下のようなものがあります。
●『ジャパンネット銀行』
http://www.japannetbank.co.jp/
日本初のネット銀行で『Yahoo!JAPAN』と『三井住友銀行』が共同で設立しました。ヤフオク! などで利用できるので知名度は高いですね。
●『ソニー銀行』
http://sonybank.net/
『ソニー』と『三井住友銀行』が共同で設立した銀行です。セブン銀行、イオン銀行のATMを利用でき、手数料が原則無料なのが注目ポイントです。
●『楽天銀行』
https://www.rakuten-bank.co.jp/
日本で2番目にできたネット銀行で、ネット通販会社大手『楽天』傘下の銀行です。元々の社名は『イーバンク』だったのですが、楽天に買収され社名変更しました。
●『住信SBIネット銀行』
https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate
『SBIホールディングス』と『三井住友信託銀行』が共同で設立した銀行です。『SBI証券』と連携が密なため、ネットトレーダーが利用することが多いのでも有名です。
●『じぶん銀行』
https://www.jibunbank.co.jp/
『三菱東京UFJ銀行』と『KDDI』が共同で設立した銀行です。KDDIが出資しているので「au」の携帯電話と連携した「モバイルバンキング」が特徴です。
●『オリックス銀行』
http://www.orixbank.co.jp/
金融会社大手『オリックス』傘下の信託銀行です。預金金利が高いことで有名ですが、カードが発行されないためATMでの引き出しができません。
●『大和ネクスト銀行』
http://www.bank-daiwa.co.jp/
『大和証券グループ本社』が設立した銀行です。オリックス銀行と同じでATM利用ができないのですが、その分を金利で顧客に還元するというポリシーです。
●『あおぞら銀行インターネット支店』
http://www.aozorabank.co.jp/netbranch/
『あおぞら銀行』自体は普通銀行ですが、この「インターネット支店」はネット取引に特化しています。
●『しずぎんインターネット支店』
http://shizugin.net/
非常に堅実な経営で知られる『静岡銀行』がネット取引に特化してつくったインターネット上のブランチです。
●『スルガ銀行ANA支店』
http://www.surugabank.co.jp/ana/
『スルガ銀行』(静岡県地方銀行)がANA(全日本空輸)と提携して設立した、インターネット上のブランチです。取引するとマイルがたまる、というおいしい特典があります。
ネット銀行は「新たな形態の銀行」と分類されます。この新たな形態の銀行には、ネット銀行の他に、下のような銀行もあります。時にこれらの銀行も「ネット銀行」に分類されることがあります。
●『セブン銀行』
http://www.sevenbank.co.jp/
セブン&アイ・ホールディングス傘下の銀行です。全国のセブン-イレブンに設置されたATMを利用できるのが強みで、その数は23,520台に達します(2017年6月7日現在)。
●『イオン銀行』
http://www.aeonbank.co.jp/
イオングループ傘下の銀行です。グループ内の店舗にATMを設置し顧客の利便性を高めています。また「イオンカードセレクト」との連携で金利が上乗せされるなどのメリットがあります。
最後に紹介した2つのネット銀行は、店舗に設定されたATMを基盤としている点に特徴があります。コンビニで先行しているのは『セブン銀行』ですが、ローソンも銀行を設立する予定です(2016年10月24日の発表によると、銀行事業の準備会社の設立が取締役会で決議されています)。またファミマのATMでは、ゆうちょ銀行のATM手数料が原則無料になるサービスがあり、コンビニ関連のお金の取り扱いについては、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの三強それぞれがしのぎを削っている状況です。