ベネチアのおすすめ観光地20選! 旅行前に知っておきたい最新情報もチェック 3ページ目
昼間は活気にあふれ、露天商やストリート ミュージシャンが橋を彩ります。お洒落に欄干にもたれながら、橋下の運河を流れるゴンドラを眺めることもできるでしょう。どこまでも続く大運河は、写真に収めたくなる美しさです。夜になると打って変わり橋の上は静けさに包まれます。周辺はライトアップされ、運河に映りこんだ光が水面の微かな揺れとともにきらきら輝き、とても幻想的な風景です。
ベネチアのおすすめ観光地7.フェニーチェ劇場
18 世紀に建てられたこのフェニーチェ劇場は、新しいオペラを上演する欧州随一の劇場です。かの有名な音楽家ヴェルディやロッシーニも作曲家人生の中でこの劇場での公演を何度も行いました。その名前は「不死鳥」を意味し、3度の火災に遭いながらも灰の中から蘇り、美しく華やかな壮観を保ち続けています。
オペラの開演前ならば内部の見学も可能です。座席から見える華やかな眺めだけでもとても心が癒されます。豪華絢爛な天井には大きなシャンデリアと天使の彫刻が施され、観客席全体も金箔での装飾がなされています。時間によっては劇場内のガイドツアーに参加することもでき楽屋やロイヤルボックスなど普段は見て回れないような場所も案内してもらえます。
ベネチアのおすすめ観光地8.ため息橋
ドゥカーレ宮殿へと向かうこの橋は、サン マルコ広場すぐの場所にあります。17 世紀にドゥカーレ宮殿の尋問室と刑務所をつなぐために建造されたもので、成り立ちは暗いものではあるもののカップル達に人気のスポットとして知られています。「ため息」橋という名前の由来としては、囚人達が窓から美しい街を見ながら後悔のため息をついたという言い伝えからきているそうです。また、運河からもこの橋を見学することができ、ゴンドラに乗って橋の下をくぐり抜けると幸せや悲しみの表情を浮かべる顔の彫刻を見ることができます。
日没にゴンドラに乗ったカップルが橋の下でキスをすると、永遠を約束された愛と喜びが与えられるという噂もあります。パートナーと観光に来た場合はぜひ訪れるべき観光地でしょう。
ベネチアのおすすめ観光地9.サン・マルコ広場
サン・マルコ広場は、大運河に面したベネチアで最も有名な広場です。ベネチアの人々の生活の中心としておおよそ10世紀以上栄え続けてきた広場であり、人々の賑わいの中に一際輝く豪勢なサン マルコ寺院や空高くまでそびえ立つ鐘楼などたくさんのものに目を奪われることでしょう。広場に連なるアーケードではカフェでカプチーノを頂くのもよし、テラス席で景色を一望しながら食事をするのもよしと楽しみ方はさまざま。夕暮れ時、人が段々と少なくなってきた頃にはカフェでバンドの生演奏を聞くこともできます。愉悦に浸りながらワイングラスを傾けるのもおすすめです。
ベネチアのおすすめ観光地10.ゲットー
現在では誰でも自由に訪れることができるようになったゲットー。四角く大きなパステル カラーの建物が小さく閑静な広場の周りを囲んでいます。当時の悲劇を今に伝えるこの地。街を散策する中で、あなたはきっとこのゲットーの持つ歴史に思いを馳せることができるでしょう。
16 世紀、当時のベネチアは差別的な社会でした。ベネチア共和国にいたユダヤ人たちはみなこの小さな島に隔離されてしまいます。シェイクスピアのベニスの商人での描写を思い返してみれば、その壮絶さは理解できることでしょう。
しかしその中でも独自の文化が花開き、ルネサンス期にはさまざまな文化背景を持つユダヤ人の祈りの場が建設されました。それらは現在も見学が可能です。また、ユダヤ人博物館に行くこともおすすめします。ベネチアにおけるユダヤ人の歴史について学ぶこともできるでしょう。