スタイリストになるには? 仕事内容やキャリアの築き方を解説! 2ページ目
スタイリストになるのに決まった方法があるわけではありません。
特に資格が必要な仕事ではありませんし、ファッション関連の専門学校を出ていなければなれない、というわけでもありません。極論を言えば、名刺にスタイリストと記載すればすぐにスタイリストになれます。
筆者の付き合いのあるスタイリストさん数人に聞いてみたところ、「最初は事務所に所属して『アシスタント』から始める」というのが最もポピュラーなようです。
ブランドのショップともつながりがないと、洋服や小物を借りることはできません。アシスタントをしながらこつこつ人脈を広げていく、というのが最短の道なのですね。
ただし、スタイリストのアシスタントというのはけっこう激務。例えば雑誌の撮影のためには、洋服ブランドなどに交渉して何着も服を借り、それをスタジオに運び撮影の順番どおりに用意し……といった作業を忙しくこなさなければなりません。
返すときには損耗のないように、きれいにして、借りたものが全てあるかどうかチェックした上で返却します。非常に気を使う、地道ながらもセンスが問われる重労働です。このようなアシスタントとしての修業を積み、やがて独立する日を目指すというのが一人前のスタイリストへの道です。
スタイリストになるにはどうすればいいか解説しました。タレント・モデルをより魅力的に見せるためには、スタイリストの存在が欠かせません。雑誌やテレビなどメディアの動向が変化しても、センスあるスタイリストが常に求められているのは確かなのです。
(高橋モータース@dcp)